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1 世界で一番きみが好きだよ。

 猫と花。 ねことはな。


 世界で一番きみが好きだよ。


 自分を世界で一番美しいと思っている、咲いている花のところに、ある日、一匹の猫がやってきました。白い猫です。

 その白い猫は、咲いている美しい花を見て、一目惚れの恋をしました。


 きらきらといつも輝いている森の中


 ある緑の森の中にある少しひらけたところに美しい花がぽつんとひとつだけ咲いていました。

 その花は自分が世界で一番、美しい花だと(実際に美しかったし、見えるところには、ほかに花が咲いていなかったから)思っていました。

「ふんふん」と今日もご機嫌な花は森に吹く風にその細い体を揺らして、青色の空に輝いている太陽の光りを全部ひとりで受け止めるみたいにして、花を開かせて、日光浴をしていました。

 そんなある日、花の咲いているところに一匹の猫がやってきました。

 白い毛並みをしている猫でしたが、なにがあったのかはわかりませんが、ひどくやつれているし、毛並みもぼろぼろになっている猫でした。

 猫はそこに咲いている美しい花を見つけて、「なんて美しい花なんだろう」と(青色の瞳を大きくして、驚いて)一目惚れをしていいました。

 咲いている花は自分が世界で一番美しいと思っているので、猫がそう思うのは、当然のことだと思いました。

 その白い猫は咲いている花に、「ぼくと恋人になってほしい」と恋の告白をしました。

 でも咲いている花は「ごめんなさい。あなたはきっといい人だけど、あなたとは恋人にはなれません」と言って、白い猫の恋の告白をことわってしまいました。

 咲いている花にふられてしまって、白い猫はとっても落ち込みました。

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