1.晴れの日
小説って書くの難しいですね…!
誤字脱字ありましたら報告していただけると幸いです!
【アルマーー】
【アルマーーー】
……あなた、だれ?
【アルマーー私の愛し子ーーー】
……わたし、あなたのこと知らないわ
【アルマーーーもうすぐ。もうすぐよーーーー】
【もうすぐーーーー会えるわーーーーーーーー】
「ーー!ーーマ!ールマ!!…ちょっとアルマ!!いつまで寝てるの!!もう父さんも母さんも準備しに行くわよー?!」
「んぁぁ〜〜…今何時ぃ〜…?」
「9時もとっくに過ぎてるわよ!!」
「………え゛ぇ゛ーーーー!!!??なんでもっと早く起こしてくれなかったのーー!!!」
「何度も起こしたわよ!!その度に『今起きる〜』って返事してたのアルマよ??」
「んわーー!!やらかしたーー!!」
「本当お前たちは相変わらず朝からやかましいな…」
私たちの朝は早い。
暖炉に薪をくべて火を起こしたり、井戸から水を汲んだり、家畜小屋のコケの卵を集めたあと掃除したり…朝からやる事がたーーくさん!!
「ほんと昔からアルマは大事な日に寝坊するなぁ」
「うっ…それは言わないでよ父さん!私だって寝坊したくてしてるわけじゃないのよ!」
「わかったわかった。ほら、朝の仕事は父さんがやっておいてやったから、テーブルにつきなさい」
ああ!神様ステラル様!こんな素敵な父の元に生まれたことを感謝します!!
「父さんありがとう!!やっぱ父さん大好き!!」
新聞を読みながらそう言う父さんに抱きつくと、大きな手で頭を撫でてくれた。
私は父さんのこのゴツゴツした手が大好き。いつもこの手から優しさが伝わってくる。
「あなた、そうやって甘やかすからアルマがまた寝坊するんですよ!まったくもう…」
なんて言いながらも母さんはお手製のパンと木の実のジャム、コケの卵とピグーのベーコンを使ったベーコンエッグ、ウォクのミルクを食卓に並べる。
「うわー!今日は朝からご馳走だー!!私母さんのご飯大好き!!」
「ふふ、調子が良いんだから!ほら、みんな揃ったし食べちゃいましょう!」
全員が定位置に座ったことを確認し、父さんに倣うように私と母さんも手を胸の前でクロスする。
「では、これらの食事が頂けることに女神ステラルへ感謝を。」
「「感謝を」」
「よし、それじゃあ食おう。いただきます。」
「わーい!いただきまーす!!」
「はい、召し上がれ〜」
今日の朝ごはんは普段よりとっても豪華!
いつもならベーコンもジャムも朝食になんて出てこないもの!
「あ〜、こんな豪華な朝ごはんが毎日食べられたらなぁ〜」
美味しいご飯に私が舌鼓をうちながらぼやくと
「そんなの無理に決まってるでしょ〜!今日はアルマ、貴女の特別な日だから奮発して朝からご馳走を作ったんだから〜」
母さんがカラカラと笑いながら答える。
そう!今日若葉の月の15の日は私にとってとってもとっても特別な日!
「そう!今日は私、アルマ・ブランの晴れの日なのです!!」
お気づきだとは思いますが
コケ→鶏
ピグー→豚
ウォク→woc→cow→牛
です笑
あとこの世界では1〜12月に相当する言葉があり、ひと月がこちらで言う2ヶ月分となっています。
種の月→1月2月
芽吹の月→3月4月
若葉の月→5月6月
花の月→7月8月
紅葉の月→9月10月
落ち葉の月→11月12月
です!たまに出てくるのでなんとなーく把握しておくとスムーズかもです笑
こういうネーミングってめちゃくちゃ難しいですね笑
お読みいただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!!