第六話 伝説の聖剣
2人で武器屋に入ると突然、凄い叫び声が聞こえてきた
「こんな鈍な剣、売りつけやがって!!」
「なんだ?」
「時々、自分の剣技が下手なくせに武器の所為にする奴がいるのよ」
「そんな時はどうするの?」
「大丈夫よ、武器屋の親方の方が強いから・・・」
そんな事を会話しているうちに武器屋の親方が一撃でのした剣士を警備兵に突き出していた。
「なるほど・・・でも今から、あの店に武器を買いに行くんだよね・・・」
「そうなんだけど、これはしょうがないわよ・・・ロックタイタンに切りかかったんだもん」
「そっか・・・じゃ覚悟を決めて店に入ろうか・・・」
「もっと怖くなるから止めてよ」
「じゃ一緒に入ろう」
「うん・・・・・・」
「おおっ・・・マリス!」
「ひっ・・・!?」
「なんで怖がってるんだ?」
「たぶん・・・さっきの乱闘劇を見ているからではないかと・・・」
「んっ・・・? お前は?」
「あ、マリスの仲間のリュウキといいます。よろしくお願いします。」
「おお、礼儀正しい好青年じゃねえか・・・。 ?どうしたマリス?」
「・・・・・・・・・」
親方を前にして固まっている
「しょうがない俺が代弁します。
実は魔物の討伐で剣を根元から折ってしまって親方に合わす顔が無いと・・・」
「魔物? 何を相手にしたんだ?」
「Bランクのロックタイタンです」
「それは、しょうがねぇよ・・・それでロックタイタンはどうしたんだ? 魔法か?」
「いえ・・・俺の剣で真っ二つにしました」
「!!・・・ロックタイタンは普通の剣では傷一つ付かない筈だ・・・」
「それが後でマリスに見てもらったところ魔力を帯びた剣らしかったので」
「その剣、見せてくれねえか?」
「どうぞ」
と言って腰にぶら下げていた剣を握って見せる
「こ、これは・・・!! 聖剣じゃねぇか!!」
やっぱりセイに聞いてた通り、魔剣ではなく聖剣だったのか・・・
「この剣にまつわる伝説を知ってますか?」
「ああ聞いた話では、およそ1000年前に世界を破壊した魔王を倒した剣だと。 ・・・こうも聞いたことがある、選ばれた人間でなければ持つ事すら許されない事と」
「そうなんですか? では試しに持ってみます?」
そういうと地面に突き刺して親方やマリスに引き抜いてもらおうと思ったのだが自分で軽く地面に突き立てただけなのに、誰にも引き抜くことはできなかった。
「やっぱり無理だ・・・」
「なんで抜けないの? リュウキは軽々と剣を振るっていたのに・・・」
やはり自分でしか扱えないようだ
「自分では普通に引き抜けるのにね」
そういって引き抜き腰の鞘に戻す
「いやぁ~伝説の剣を見せてもらえるとは・・・何かお礼がしたいな・・・そうだ!! マリスは剣が折れていたんだっけな。店の品物の中から好きな剣を1本、持っていけ。」
「いいんですか!?」
「マリスどうする?」
「じゃ折角だから1本いただくわ」
こうして武器屋で剣を貰った後、普通に隣にある防具屋で軽鎧を銅貨80枚で買いギルドに戻った。
新年あけましておめでとうございます今年もよろしく
第六話更新です
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