第三十四話 情報収集1日目
久しぶりに1日2話更新できました
翌朝、兵舎から出ると後から俺を呼ぶ声が聞こえた
「もしかしてリュウキさんじゃないですか?」
「ん?え~と・・・」
「やっぱりリュウキさんだ!覚えてませんか?ほら、ここからエルスムまで一緒に行った・・・」
「ああ盗賊騒ぎの時の3人の傭兵か!」
「そうです。お久しぶりです」
「あれ?どうしたのリュウキ?知り合い?」
「あれリュウキさん・・・マリスさんは?」
「マリスはエルスムの町に居るよ」
「リュウキ、紹介してくれない?」
「昨日言ってたろ盗賊騒ぎの事・・・あの騒ぎの時Cランク以上の傭兵しか関所からエルスムまでは行けない事に成ってたんだけど、俺とマリスがBランクでこの3人がDランクだったから一緒にエルスムに行ったんだ」
「なるほど・・・」
「おかげさまでエルスムに着けて今はボクがBランクで2人はCランクになりました」
「そういえば・・・名前を聞いてなかったな」
「そういえばそうですね・・・ボクはロウ=ロレイカルといいます。改めてよろしくです」
「私はメルド=クライアスです。 ランクはCの成り立てです」
「ボクはリル=メルクハンド。 魔術師の卵で、ランクはCです」
「よろしくね、私はアリィ、アリィ=ライオネス。 魔術師よ」
「それで・・・ロウ、こんなところでどうしたんだ?」
「あ、はい ガルドまで荷車の護衛の仕事を請けて商人と待ち合わせしているんです」
荷車の護衛だと!? まさか・・・武器じゃあるまいな!!
そう思いアリィを見ると同じ事を考えているようだ
「なぁロウ・・・俺達もこれからガルドに行くんだが一緒に行かないか?」
「それは心強いのですが・・・」
「報酬はいらない」
「それなら・・・わかりました」
ロウとやり取りをしていると商人と馬2頭が荷車を引きながら近寄ってきた
「君達が私の護衛を引き受けてくれた方々かな?」
「そうですガルドの町まで護衛します」
ロウが商人と話をしている間に騎士に目で合図をする
「そこの荷車を引いた商人、ちょっと待った!!」
「騎士様なにか御用ですか?」
「不法なものが流れていないか確認したいのだが?」
「それなら構いませんよどうぞ・・・」
騎士達と一緒に荷台を確かめると・・・ところ狭しと野菜や果物が樽に入った状態で置かれていた
騎士が1個1個果物や野菜を樽から取り出しては確認していく・・・
「不審なものは無いようだな通っても良いぞ・・・」
「はい・・・お疲れ様です」
騎士から小声で「異常なし」と声を掛けられた
「では護衛をよろしくお願いしますよ」
「はい!お任せ下さい」
荷車とともに関所の町ルピカを出発する・・・
途中、数体の魔物に襲われはしたが難なく乗り切り2日後にはガルドの入口に辿り着いた
「護衛、ありがとうございました。おかげで無事にガルドに着けました」
荷車がロウ達と別れた後、何処に向かうのか目で追ってみると食料品店で荷物を降ろしているようだ
「リュウキさん、ありがとうございました」
そういってロウ達3人と別れた
「さて・・・リュウキ、どうする?」
「まずは町の人に変わった事は無かったか手分けして話を聞いてみよう」
「わかったわ」
「話が聞けても聞けなくても念のために夕方頃にギルドの前に来てくれ」
アリィと別れて商人や傭兵などに話を聞いてみたが有意義な話は聞けなかった・・・
夕方にアリィと落ち合い情報交換したがアリィの方も同じ様な内容だった
「リュウキ、今日はもう遅いし宿に泊まって明日に備えようよ」
「そうしようか」
宿に行き2部屋を借りて明日に備えるべく休んでいるとセイが話しかけてきた
『リュウキ殿、油断なさるな物陰から見られておったぞ』
『ああ数人は気が付いた・・・様子見というところか・・・』
『油断大敵じゃぞ・・・』
『ああ、もしもの時はアリィを担いで飛んで逃げるさ』
剣の精霊であるセイと会話をしながら、その日は何事も無く休めた
人物紹介・・・
エルスム第一皇女:シルシュレイク=ランドバルド
名前をシュバイク=ランドバルドと偽り闘技大会へ参戦
準決勝にてリュウキに剣ごと鎧兜を砕かれ正体が民衆に暴露される
現在もリュウキにはシュバイクと呼ばせて親しんでいる
リュウキに対しては威厳は全くと言って良いほどゼロ
よくリュウキにからかわれている存在
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