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精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
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第二十八話 舞空術

近衛隊の部屋にて他の近衛騎士と会話しているとアリィから視線を感じる・・・


「アリィ・・・? どうしたの?」

「ねぇリュウキ・・・ちょっと聞きたい事があるんだけど」


アリィと会話していると離れたところで会話していた他の3人の近衛騎士であるマロイズ、カイン、ハリアが声を聞きつけ近寄ってきた


「アリィ、リュウキどうしたんだ?」

「何か知らないけど・・・アリィが聞きたい事があるんだって・・・」

「で、リュウキ・・・本題なんだけど2日前の昼頃なんだけど空飛んでなかった?」

「「「はっ!?」」」


これは俺とアリィ以外の3人の騎士


「げっ!?」


これは俺・・・・・・

「リュウキ言い訳は聞かないわよ!説明して!!」

「「「リュウキどういうことだ説明しろ!!!」」」


なんでその事を?町からは見えない場所に降りたはず・・・・・・


「「「「リュウキ!!!!」」」」


言い逃れは出来ないのかな?


「ア、アリィ? 見間違いじゃないのかな人が空を飛ぶなんて・・・」

「いや絶対見間違いじゃない!!だって・・・私はいつも訓練を始める前に城の屋上で空を見るのだけれど、ふと見ると空にさえぎる物が無いのに影が地面に見えたの・・・魔物が襲ってきたものと思い屋上に設置されている望遠鏡を覗くと白っぽい鎧を身に着けて空に浮かんでいるリュウキが見えたから」


肉眼では見えないところに降りたのに望遠鏡を覗かれたらバレバレじゃないか・・・


「リュウキが飛んでる!?と思いながら見ていると地面に降りて行くのが見えたの・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「ねぇリュウキ・・・何故そのまま帰らないで1日置いて帰還したの?」

「・・・・・・・・・」

「ねぇどうやって空中に浮かんでいたの?」

「・・・・・・」

「「「リュウキ!!!」」」

「・・・」


言い逃れはできないな・・・


「わかった・・・説明するから・・・ただし!ここにいる5人だけの秘密にしてくれる?」

「約束する・・・」

「誰にも言わない」

「騎士の剣にかけて口外しないことを約束する」

「ここにいる5人だけの秘密だ」


まぁ話しても良いかな


「わかった・・・しつこいようだが絶対に秘密だぞ」

「了解!!」

「じつは先日、陛下に了解を得て王家の聖域に行って風の精霊に会ってきたんだけど・・・その時に風の精霊から風属性の魔法を教えてもらっ「ちょ、ちょっとまって!!」なにアリィ?」

「確か・・・リュウキ闘技大会で水属性の魔法使ってたよね・・・」

「えっと・・・大騒ぎになるから隠してたんだけど実は水属性を含め、火属性も使えて・・・」

「じゃ新たに風属性も覚えて3属性を使えるの!?」

「そう・・・」

「そして剣も使えると・・・」

「・・・・・・」

「で、さっきの話の続きなんだけど・・・教えてもらった風を操るウインドという魔法を前に打ち出すのではなく下、足元に向けて撃てば宙に浮かべないかと思って実行したら本当に飛べて・・・空に浮かんだ状態で風の魔力を身体の周囲に張り巡らせたら浮かんだまま安定できたんだけど」


何故か他の4人の視線が自分に向いたまま固まっている・・・


「?みんな・・・どうしたんだ?」

「空を飛ぶことも驚いたけど・・・なんで3属性もの魔法を使えるの!?」

「何故って言われても困るけど・・・実際には他の属性の精霊に逢うことで4属性以上の魔法が使えるよ」

「「「「リュウキって何者!?」」」」


何も4人揃いも揃って同じ事を聞かなくても・・・・・・



28話、完成しました

30話まであと少し・・・・・・


ご感想・ご意見・ご批評をお待ちしています


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