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精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
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第二十七話 自己紹介

無事に王家の聖域を出発して2日後(1日はキャンプで時間稼ぎ)町に帰って来た


「リュウキ様、お疲れ様です!!」


町の門をくぐった直後、入口で見張りをしていた衛兵に敬礼された


「お疲れ、そんなに堅くならなくても良いから・・・楽にして」

「はっ!ありがとうございます!!」


だめだ・・・こりゃ

門番の衛兵とそんなやり取りをしながら歩いていると食料品店の前にいるマリスに気がついた


「マリス!」

「キャッ!?な、なんだリュウキじゃない脅かさないでよ・・・いつ帰って来たの?」

「ついさっき町に着いた。で歩いてたらマリスを見かけて声をかけたんだ」

「そういえばリュウキはもうお屋敷は見たの?」

「いや・・・まだだけど?」

「じゃこっち来て」


そう言いながらマリスが腕を引っ張って何処かに連れて行こうとする


「マリス!?」

「ここよ!此処がわたし達が住む屋敷!」


マリスに言われ見てみる一見、豪邸のような建物が目に入った


「この・・・屋敷!?」

「凄いでしょ!」


マリスに案内してもらった屋敷は2階建てで部屋数は20程もある・・・

ここは2人で住むには大き過ぎないか?


「ちょっと広すぎない?」

「確かに案内してもらった時は私も吃驚びっくりしたけど・・・まぁいいかなって」


マリスと会話を続けていたがマリスは買い物の続きをしたいという事なので屋敷の前で別れ、俺は陛下に王家の聖域に行った事を報告に向かった


「陛下、ただいま戻りました・・・」

「おお戻ったか・・・どうだった?」

「はい無事に風の精霊に出会う事ができました」

「噂どおり精霊は実在したのだな・・・分かった、下がってよいぞ」

「はっ!」


玉座の間から廊下に出て歩いていると決勝戦の相手だったマロイズが話しかけてきた


「おお、リュウキ戻っていたのか」

「ついさっきな・・・どうしたんだ?」

「隊長達から戻ったら知らせてくれと頼まれていたものでな」

「隊長? 近衛の?」

「ああそうだ・・・こっちだ着いてきてくれ」


マロイズに連れられて1つ下の階にある部屋へ入っていった


「隊長、連れてきましたぜ」

「ああご苦労だったマロイズ!」

「えっと・・・はじめましてリュウキ=カイドウです」

「敬語など使わなくとも良い、さて此処に呼んだ訳だが自己紹介をしようと思ってな」


近衛騎士隊の部屋だというのにピリピリした空気な訳ではなかった


「まず俺からだな、俺の名はハリア=バラスロイドだ。 

役職は聞いての通り、騎士隊隊長だがさっきみたいに固くならなくても良いからな」

「次は俺だ、俺の名はカイン=シュナイゼルだ。

役職は副隊長だ。 副隊長と呼んでも良いしカインと呼び捨てでも構わない」

「で俺の番だが決勝戦で戦ったから知ってるよな。

マロイズ=リュックベルトだ。役職はなし、ただの近衛騎士だよろしくな」

「私の番ね。 私はアリィ=ライオネス、近衛魔術師よ。 よろしくねリュウキ」

「では俺も・・・つい先日まではただのBランク傭兵だったリュウキ=カイドウです。よろしく」


こうして自己紹介は終わり、世間話をしながら時間は過ぎていった


27話更新です


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