表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
27/39

第二十六話 風の精霊

本日2話目の更新です

町を出発して2日後、王家の聖域と称される森林に到着した


「ここが聖域・・・森の中から魔物の気配が感じられないな・・・」


この森は清々しい神秘の森で他の森とは違い魔物のいる独特な気配すら感じられない程だった

周りの風景を楽しみながら森を奥へ奥へと歩いていくと水が枯れかけている湖に到着した


「ここは湖?水溜り?」

『何を失礼な!!』

『!? 風の精霊様ですか?』

『いかにもボクは風の精霊シルフだけど・・・君がリュウキ?』

『神に言われ魔法を授けてもらおうと此処まで来ました』

『神から話は聞いてるよ。頼みごとを聞いてくれる?』

『はい、できることならば・・・』

『この湖を見てよ・・・最近、雨が降らないから水不足で・・・


しかも、動物の飲み水にもなってるから枯れかけててさ・・・どうにかして水を増やせないかな?』


『それならば水魔法で増やしましょうか?』

『お願い』

『わかりました、少しお待ち下さい』


100m四方の大きさもある湖に水を溢れる寸前まで増やすため魔力を練っていく・・・


「アクア!」


魔力が練り終えたところで魔法を唱えると巨大な水球が湖の中に現れた

津波をイメージし水球を割り湖が水で満たされていく・・・


「こんなものかな・・・」

『リュウキ殿、こんな量の魔力を使ったにも関わらず魔力の消費が殆んどありませぬ』

『ああ、俺も全然疲れてはいない・・・』

『リュウキありがとう! これだけ水があれば十分じゅうぶんだよ。じゃあ魔法を授けるよ、ちょっと待っててね』


水や火の時と同じ様に気を落ち着かせて待っていると・・・


『リュウキ終わったよ。 トルネードとウイングの魔法をあげる』

『トルネード、ウイング?』

『両方とも風を操る魔法でトルネードは強、ウイングは弱ね。 ウイングを魔物にぶつければ追い払う事ができるよ、トルネードを使えば辺りを一掃する事が出来る』

『ありがとうございます風の精霊様』


風の精霊にお礼を言い森の湖を後にした

森から出て平原に着いたところで風の魔法を試してみる事にした


「とりあえず・・・ウインドを試すか」


近くに獣人らしき影があったのでウインドを使ってみると風が獣人を吹き飛ばし姿形が見えなくなった


「まてよ・・・敵に撃たずに足元に向けて撃つと空を飛べないかな?」


某アニメの様に空を飛べないか試してみる・・・足元にウイングを撃って空に浮かんだところで風の膜を身体の周りに形成することで宙に浮いていられるようになった


「このまま横にウイングを撃てば・・・移動できるはず・・・」


いざ実行してみると思ったとおり空を飛ぶ事ができた・・・空を飛んでいて気がつくと出発した町が見えてきたので大騒ぎになる前に地上に降りることにした


「行く時は2日かかって帰る時は半日か・・・」

『リュウキ殿、空を飛べるようになるとは・・・』

『セイどうだった? 空を飛んでいた感想は』

『気持ちがいいものじゃのぅ。リュウキ殿くらい魔力が高ければウインドくらいの初級魔法なら心に思っただけで撃つ方向さえ考えれば実行できると思うのじゃが?』

『今度、試してみるよ』


言い訳のために1日、キャンプで時間を潰してから町に戻った

だが、空に浮かんでいるところを見られていたとは思いもよらなかった・・・


第26話完成しました


ご感想・ご意見・ご批評をお待ちしております

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ