第二十四話 近衛騎士叙勲式
読者の方より展開が急とのご意見を頂きました・・・
言い訳にしかなりませんが自分自身文才がないためです
小さい頃より作文や読書感想文が苦手でした
城の客室にて決勝の疲れを癒した翌日、表彰準備が整ったという事で玉座の間へ
「闘技大会優勝者リュウキ=カイドウ!」
「はい!!」
「優勝賞金として金貨10枚、ならびに白金の鎧を与える」
上半身だけの鎧かと思われたがマロイズが着ていたような全身鎧が渡された
鎧自体は銀色に近い白だが脇や関節部分は金の装飾が付けられているし赤いマントまで・・・
「ありがとうございます」
「更にリュウキ=カイドウには最優秀特典として近衛騎士の称号を与え、屋敷も与える」
「え・・・・!? 近衛・・・騎士? 普通の騎士ではなく?」
「検討した結果、近衛騎士マロイズを相手に手傷一つ負わずに勝利したという事で騎士ではなく近衛にする事が決定した」
「わかりました。 何処まで期待にそえるか分かりませんが力の続く限り頑張らせていただきます」
「してリュウキ・・・ギルドから聞いた話によれば精霊を探す旅をしているとの事だが?」
「はい・・・先日、火山にて火の精霊には会えましたが他の精霊の居場所に見当が付かず・・・」
「それなら確か・・・宰相! 聞いた事はないか!?」
「はい、この城から徒歩で2日行った所にある王家の聖域に風の精霊が居るとの噂を耳にした記憶が御座いますが・・・本当かどうか・・・誰も見たものがいないので」
「陛下、近衛騎士の称号を頂きましたが早速聖域に行かせて貰っても良いでしょうか?」
「うむ。実際に近衛として活動してもらうのは10日後にしておるから、それまでに帰ってきてくれれば構わんぞ」
「それでは失礼します」
踵をかえし振り返った時、何故か準決勝で相手をしたシュバイクの姿が・・・
「何故、シュバイクがここに!?」
「リュウキ、近衛騎士になったんだって!?」
「シルシュレイク!部屋に居ろと言ったのに!!!」
「シルシュレイク?」
「ああ・・・その者は我が娘、第一皇女のシルシュレイクだ・・・・・・」
「え、えぇぇぇぇ・・・・!!!?」
「お転婆な性格でな・・・此度も変装して闘技大会に出ようとは・・・はぁ」
某ゲームの姫様の性格にそっくりだな・・・
「話は聞かせてもらったぞリュウキ、屋敷の手入れは終わっているマリスと一緒に住めば良い」
「え・・・どうしてマリスのことを?」
「客室の前を通りかけた時に聞こえてきたものでな・・・」
「わかりました。ありがとうございますシルシュレイク皇女殿下」
「そんな他人行儀な呼び方をしなくともシュバイクで良い」
「では・・・シュバイク様と」
「様も要らない。呼び捨てで構わぬ」
「いえ、いくらなんでも王家の方を呼び捨てには・・・」
そう会話をしていると陛下からも・・・
「リュウキ構わぬぞ・・・シルシュレイクの好きにさせてやれ」
「陛下まで・・・」
「ほら!言ってみろシュバイクって」
「じゃあ・・・・・・・・・シュ、シュバイク?」
「おうリュウキ!これからもよろしくな」
心臓が飛び出るほどに緊張した
それにしても・・・騎士だという予想を遥かに超えて近衛騎士か
・・・・・・俺に務まるのだろうか・・・・・・
第24話、完成しました
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