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精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
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第十八話 準決勝第1試合

主人公も魔力を使いこなすうちに最強の存在になってきました

開会式の翌日、第2日目の朝に準決勝戦が始まった

残る準決勝の2戦と決勝戦はA会場にて行われる事となっている

ふと選手控え室から観客席最上部を見ると赤いマントを身に纏う体格の良いオジさんが見える

その横には王妃だろうか・・・淑女のような方と年代的にマリスのような女性が王様の両脇に座っている

なぜかシュバイクは観客席最上部を凝視しているようだ


「シュバイク? どうした・・・」

「あ、いや・・・なんでもない」

「これより準決勝第1試合を執り行います」


お、どうやら始まるようだ・・・


「それでは・・・此処まで勝ち進んできた王国騎士ライン=クルセイド・・・

対するは近衛騎士マロイズ=リュックベルト・・・では準決勝第1試合始めてください!!」


開始の合図とともに2人の騎士が舞台中央でぶつかり合う・・・

剣と剣のつばり合いが両者互角のまま張り合ってるように見えたのだが、若干ではあるがマロイズの方が有利に見える

どうやら剣のみで勝負しているようで魔法を使う素振そぶりは全く見えない・・・

そういえば昨夜、マリスに注意されたな・・・


「いいリュウキ!普通は騎士でも傭兵でも魔法も剣も使えるのはほとんど存在しないの!

なのに・・・リュウキは大剣を装備しているにもかかわらず高威力の水魔法を使える。

本来、水魔法は他の属性と比べると威力が弱い方なのに予選で見せたあの高威力高魔力・・・」


確かに目の前で戦っている騎士を見ていても剣だけで戦っている様子・・・

こうも言ってたな・・・・・・・・・・・・


「明日の準決勝と決勝戦、勝っても負けてもリュウキは傭兵でいることが難しくなると思うから負けて怪我をする覚悟よりも自分の身の上の覚悟をしていなさい・・・観客席で応援してるから頑張って!!」


そう考えているうちに2人の騎士の勝負にそろそろ決着がつきそうだ

見ると王国騎士ラインが手を押さえてしゃがみこんでいる・・・剣を持つ右手首から血が流れているようだ


「それまで!!この勝負、近衛騎士マロイズ=リュックベルトの勝利です!!」


どうやらラインの状態から見るにドクターストップをかけられたようだ

急いで救護隊らしき魔術師が治癒の呪文をラインの傷口にかけ傷を治していく・・・

ラインとマロイズが退場すればいよいよ俺の出番だ・・・戦う前にセイと作戦会議を開く


『セイ、調子はどうだ?』

『問題ないぞリュウキ殿、相手を剣ごと一刀両断してみせよう』

『一刀両断って・・・殺したくはないし、出来れば傷つけたくもない・・・それに殺したら俺の負けだ』

『じゃが・・・・・・』

『セイ、魔力を通常の3割位に抑えたら剣と鎧を砕くだけにならないかな?』

『リュウキ殿だと2割でも大きいと思うが・・・分かった加減してみよう』


どうやらセイと話をしている間に舞台の片づけが終わったみたいだ。

対戦相手であるシュバイクが話しかけてきた


「よろしくリュウキ、手加減せずにありったけの力で戦おう」


相変わらず、目だけが見えているマスクを着けているので声だけでは男か女かは分からない

それに・・・たぶん手加減なしで戦ったらシュバイク死ぬよ・・・


「よろしくシュバイク、精一杯頑張るよ」


戦いにくいが相手に怪我をさせないように頑張ってみよう


第18話、完成しました


久しぶりに1日に2話投稿する事ができました


ご感想・ご意見・批評をお待ちしています

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