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精霊に選ばれし勇者  作者: T_Y
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第十二話 盗賊疑惑

話を投稿した後、読み直しをして誤字・脱字のチェックをして一部直していますがそれでも漢字間違いなどありましたら御指摘ください

昼頃に無事に関所の町ルピカに辿り着いたが何故か隣国側の門が閉められていた


「夜間は通行できないって言ってたけど今は昼時なのにどうして門が閉まっているんだろう」

「門の近くに居る騎士に聞いてみましょう」


眠いのか目を擦りながら答えてくれた


「騎士?」

「今から行くエルスムという町には城があって王様がいるの。

その王様に仕えてるのが近衛騎士でその部下に騎士がいて町の警護や見張りに就いているの」

「なるほど・・・」

「すいませ~ん、どうしてこの門は閉められているんですか~?」

「君達は・・・傭兵か?」

「はい。 エルスムの町に行くところです」

「2人のギルドランクを教えてくれ」

「2人ともBランクですが、何故門を通るのにランクを聞くんですか?」

「この町からエルスムの町までは街道があるんだが、最近盗賊の被害が増えているんだ。Dランク以下の傭兵や商人のみの場合は通行を制限している」

「俺達は2人ともBランクなので問題ないですよね」

「ああ構わない。 通っていい・・「待ってください!!」な、なんだ!?」


振り返って見て見ると3人の傭兵が話しかけてきた


「僕らも門を通りたいんですが、3人ともDランクなんです」

「Dランクだと通れないんだったね」

「はい・・・なので一緒にエルスムの町まで連れて行ってくれませんか?」


3人の傭兵に待つように言い小声でマリスに話しかける


「どうするマリス?」

「本当なら置いていきたい所なんだけど・・・」

「え!?・・・どうして」

「この町にはギルドが無いし本当に彼らが傭兵なのかも怪しいし・・・」

「どういうこと?」

「傭兵に成りすました盗賊が護衛を襲うという事もあるのよ」

「見分け方っていうのは?」

「誰を見ても怪しいんだけど・・・そんな事を言ってたろキリがないしね」

「じゃ・・・何があっても良い様にマリスは常に剣に手を置いていて、俺はいつでも魔法を撃てるようにするから」

「わかったわ」

「じゃ君達、一緒にエルスムまで行こう。 ただし一気に駆け抜けるよ」

「わかりました。遅れないように付いて行きます」


で、門のところに居た騎士に5人で通る事を伝え街道に出た。

マリスが警戒していた『彼らが盗賊』説は間違っており、無事に盗賊にも魔物にも会わずエルスムの町に辿り着いた


「「「ありがとうございました!!」」」


3人同時に礼を言われ、エルスムの入口で別れた 


「考えすぎだったのかな・・・」

「まぁ警戒するに越した事は無いけど、みんなを疑っているとキリがないよ・・・」

「そうね・・・もっと人を信じる事にするわ」


門番である2人の騎士に軽く挨拶してエルスムの町に入っていった


第12話更新


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