第十話 関所の町へ
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2人でギルドの窓口に立ち寄った
「ねぇナル、ランクアップと換金おねがい」
「ナル?」
「この受付の子の名前よ・・・教えなかったっけ・・・」
「教えてもらってない」
「じゃ改めて紹介しますね
ガルドの町のギルド受付のナル=カリスです。これからもよろしくお願いしますね」
「ああ、よろしくナル」
「で、これお願い」
「えっとCランクのワイルドボアの牙72本・・・36体ですね
牙1本あたり銅貨50枚ですので銅貨3600枚です。 銀貨に換算すると銀貨36枚です」
これは凄い金額なのかとマリスに聞こうとしたところ、マリスが興奮しているようだ・・・
「銀さんじゅうろくーーーー!!!!?」
マリスの表情でかなりの金額である事が分かった
「Cランク36体討伐なのでリュウキさん、マリスさん共にBランクに昇格ですね」
「マリス!戻って来い」
「はっ・・・リュウキ?どうしたの」
「なぁナル・・・ギルドの仕事を此処で受けて別のギルドで換算することはできるか?」
「それは問題ありませんよ
ただ、ギルドの発行する手形と依頼書をお持ちください」
「ところで今から火山のある隣国に行こうと思っているんだが此処から何日くらいかかる?」
「歩いていくとすると関所の町ルピカまで約3日、其処からエルスムの町まで約2日の距離ですね」
「合計で約5日か・・・」
「あ、関所の町は夜間は通り抜けはできませんので到着が夜だと町で宿泊になりますよ」
「横に情報酒場があるが何処の町にもあるのか?」
「町にギルドがあれば情報酒場もありますよ」
関所の町まで3日なら旅の準備は大げさでなくてもいいな。
「マリス、関所の町までは遠くはないが食料だけ買い込んでおこう」
「銀貨36枚もあるんだし、たくさん買おうよ」
「無駄使い禁止!!」
「え~~~けちっ!」
そうして2人で食料品店へ
「えっと干し肉と水と・・・マリス?」
マリスはじーーっとお菓子の方を見ている
「分かった分かったマリス、少しだけなら良いよ」
「え・・・いいの? じゃコレとコレとコレ!!」
結局、お菓子・干し肉・水を買ったにもかかわらず銀貨1枚に収まった
2人で再びギルドの掲示板の前へ
「ねぇこれなら良いんじゃない?」
「えっと・・・『関所の町まで護衛頼む。報酬は銀貨1枚』か、これにしようか?」
「決まりね ナル、これ受けたいんだけど」
「分かりました。 では依頼人に連絡を取りますので少々おまちください」
「君達が私の護衛を引き受けてくれるのかね? よろしく頼むよ」
「分かりました。 お任せください」
そして2日後、魔物の襲撃もなく無事に関所の町に到着したのであった。
第10話、無事に更新できました
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