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好きな詩

「いつかまた」って手を振って

作者: 水梨イツ


  雪の降る

  ある日にできた 詩を集め

  君へと送る 深雪晴かな

              ── 水梨イツ



 『創作』


 創ったものは壊した所で壊れない

 創った事実がある限り

 その唯一の素敵さは

 僕の遺伝子へと刻まれる

 それこそが創作なのだと思う






 

 

 『曖昧見舞い』


 君が死んでも僕は死なないし

 君なしでも僕は生きていける

 輝ける約束なんていらないし

 美しい思い出にもしないから

 きっと僕にだって君を愛せる

 






 

 『希望ヶ丘』


 次に目を覚ましたら

 窓が一面真っ白になっている

 そんなことを想像して眠るのです

 

 






 『水性世界Ⅱ』


 水性世界に馴染めない

 僕らは今日も泣いている

 海原に数多浮かぶ遊星を

 性欲以外の全てのものを

 ただひたすらに想望して







 

 『例えば、あまりにも綺麗なものに出会い』


 大気に群泳する

 回雪が傘の中へ

 僕は顔を上げる

 


 





 『そぞろゆく』


 知らない人と一緒に街を巡って

 互いの経緯について語り合って

 もう会わないことは知っているけど

 「いつかまた」って手を振って

 「いつかまた」って振りかえす

 そんな無意味ことに意味を注ぎたい

 かけがえのないものにして逝きたい

 

 



 


ありがとうございました。


どうも、語り手です。いや、汐月です。いやいや、水梨イツです。ユーザー名を変更致しました、ご承知下さい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。 お名前、またまた素敵ですね。語り手さんの歴史が次には水梨イツさんに語り継がれるようで、不思議な感覚ですね。(o^^o) >  『希望ヶ丘』  次に目を覚ましたら  窓…
[良い点] >『創作』 歳を取ると、かつて作ったものを、また作ってしまうことがあります。 我ながらポンコツだなぁと思うのですが「力を出しきれてないものだった」のかなとも。 「作ること」をじっくり考えた…
[良い点] おお、誰かと思ったら。 リズムが良くて読んでいて気持ちがいいです
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