『舞姫』を読んで――豊太郎への執着――
国語の授業で書かされました。
授業中にも関らずウハウハして書いてたら、全校生徒に配られる感想文とか集められてる雑誌に載せられてて……乙った……OTZ
相沢健吉、彼は賢くそして計算高い男であった。
豊太郎の親友であると同時に天方伯の秘書官。公私共に豊太郎を支えたといっても過言ではない。そんな彼は、そういう意図を持ってして出世ルートからはずれた親友に職を与え、エリスとの関係を促し雇い主に紹介し、日本――自らの傍――に連れ戻したのか。
相沢の中で豊太郎は親友以上の存在だったと私は考える。相沢は豊太郎の性格を理解していた。分かっていたのではない。解っていたのだ。彼のような人物が異国に留学すれば、周りから疎まれるのは目に見えていただろう。
おそらく、国内でもそうだったのではないのだろうか。豊太郎の中でも、相沢は少ない友のなかで別格だっただろう。お互いに思いあっていると言えるのに、相沢は彼のそんな欠点をしてきしていない。少なくとも、豊太郎の出世に害がでるであろう欠点をだ、改めさせていない。
それは何を意味するのか。私はこう考えた。彼は豊太郎に気軽に友を作ってしまってほしくなかったと。彼は自身以上の存在が異国で、いや国内でもソレが現れるのを恐れたのだ。
しかし、豊太郎はエリスと出会ってしまった。予防策は失敗に終わったが、ここでもう一つの計画が始動された。
彼は豊太郎の性格を理解していたからこそ、余裕があった。豊太郎は外堀を埋められていくのに弱かった。相沢はおそらく、賤しい踊り子のエリスなんて恐るるに足らないと内心思いながらも、せっせと子供用品をつくり豊太郎を看病する幸せそうな彼女を見て怒り羨んで、そして蔑み、これまでかという程様々な感情が相沢の内を走ったことだろう。
そして、その思いが爆発し自ら手を下した。相沢がエリスに何を言ったのかは分からない。もしかしたら、真実だけではなかったのかもしれない。結果、彼女は廃人同然になり、豊太郎は彼女から離れ相沢と共に日本に帰った。
これは、計算高い相沢の独占欲の混じった思いが招いた物語なのだ。エリスは、ただ巻き込まれたにすぎなかった。
私的には、相沢の予防策は無意識ですねw
『俺の親友が異国でのたれ死ぬなんて、ありえない……!!』とか思って職紹介。
エリスとの惚気を聞かされ(豊太郎、どうせ喋ったんだろ?(^w(欧グハ)
そこで相沢自覚。『アイツは俺のモンだ』
的な……
時間がゆるせば、アンソロ的なの書きたいですね♪
感想待ってますノシ