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第一訓 その万屋 生意気
突如起きた天変地異により
その箱庭王国の周りの生物は衰退してしまった。
いつしか、新種が生まれてゆき今では"人間"という存在に変わる
"屍"
が誕生した。
屍は驚異的な筋力に超人的な身体能力。
そして、異世界級の再生能力があった。
*
ここは箱庭王国 日の丸
そこの中心都市 東京には荒くれ者が集まる街が存在した。
その名も"歌舞伎町"。そんな歌舞伎町には金さえあればなんでもやってくれる"よろず屋"が存在しているという。
「あのぉ、金さえあれば依頼をやってくれると聞いたんですけど・・・」
「あ?幾ら?」
「あ、う、うち・・・1文無しで」
「あーじゃあ帰った帰った。せめてビックリマンシールでももってこいよ」
「え」
その万屋当主は生意気な様子でした。