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異世界探求伝  作者: 勘乃覚
練兵育成篇
71/172

異世界探求伝 第七十話 Mr.K内緒の特訓

ピンクの世界に入り込んだ自称エロリストMr.Kだったが

果たしてうまい具合に行きますかどうか。

娼婦たちを集めて指導する事になったかづきは、翌日に現在営業中の三軒の娼館から、それぞれ娼婦を集める事になった。


娼館は三軒あったが、そのうち娼婦は二十五名ほどしかおらず、祭りの時に臨時でズナンの街に来る娼婦は十五名程度らしい。 夕暮れ間近、ズナンの街のとある娼館の一角に、その娼婦たちをクラークとダッグに集めて貰ったのだった。


「クロサワ殿、その仮面は何ですか?」

「うーん、昨夜考えたんだが、顔バレは後々トラブルの元になりそうだしな」

「ふむ、ジュリナたちが怖いのですな」


「帰っていいか?」

「おお、申し訳ありませんクロサワ様」

「クロサワじゃない。 ミスターKと呼べ」


「ハハハ、こいつは傑作だぜ。 さすがのクロサワ殿でも怖いものがあるんだな」

「おい、ダッグ、本当に帰るぞ」

「ハハハ、失礼しましたミスターK、宜しくご指導のほどを」


「しかし、変わった造りですな、ダッグ」

「だな、中心に半円の部屋で、外側にさらに部屋をひい,ふう,みい・・・ふむ八部屋あるな」


クラークには昨夜のうちに、建築の得意な木工職人を五名ほど集めてもらい、現在宿屋に使っている娼館の半分ほどをぶち抜いて、新たな部屋を作らせたのだった。


「ダッグさん、女たちが集まりやしたぜ」

「おう、今行く」

「よし、一階へ降りよう」


「みんな今日は良く集まってくれた。 俺はミスターKというものだが、少し都合があってこんな怪しげな格好をしているが許してほしい。 今回集まって貰ったのは、収穫祭の期間中の営業についてだ」


「ふーん、確かに怪しいね。 あたい達のボスは、そこにいるクラーク様なんだが、ボス以外のいう事を聞く権利はあたい達には、無いはずだがね」

「うーん、済まないが名前を言って貰えると助かる。 それから先走った発言を許して欲しい」


「えっとミスターK、彼女はケリーと言うのだ。 彼女は現役最古参で、女たちのボス的立場の者だ。 ケリー紹介が前後して済まない、彼はミスターk、事情があって名前を明かせないが、俺が尊敬している者だ。 今回は収穫祭で負担がかかっている、お前達の手助けをして貰いに来た」


「わーったよボス、で? こいつが客どものお相手をする訳じゃないんだろ。 ハハッ」

「ああ、実は魔法で女に化けて、分身の術で増やせるんだ」

「うっそ!」


「ハハハ、うっそだよーんケリー」

「ハハッ、気に入ったよMr.kだっけ、何をすればいい?」

気風(きっぷ)がいいなケリー、まず最初に言っておくが、俺はお前たちのアドバイザーだ」


「うん? あどばいざ?」

「仕事の助言と助力をするって感じだな」

「うーん、よくわかんないけど、わかったわ」


「はーいMr.K、私ベルモっていいます。 去年の収穫祭は、回復師が少なかったから、あそこが擦り切れそうだったわ」

「うーん、ベルモ、で、何人相手したんだい」

「えっと、毎日二五人くらいだったわ」


「そりゃ凄いな。 ひとり三十分でも十二時間で二十四人か、大変だな」

「祭りの最中は二十分よ。 休憩も食事も必要だわ」

「ふむ、なるほどな。 で、普段はどれくらいの客なんだいケリー」


「皆、贔屓の客持ってるからさ、三、四人ってとこかしら」

「祭りの時は、かなりの人が集まるんだな」

「そうですな、町の人口の三倍ってとこでしょうか。 人数は約一万五千ほどかと」


「そっかぁ、そうすると成人男子が五分の一としても、かなりの人数だな」

「あたいらにゃ、稼ぎ時だけどさ。 人手は増やして貰いたいね」

「うん、よくわかった。 皆に負担が無いようにやって貰おう」


「でもさMr.K、売り上げが減るのも嬉しくないよ。 この娘たち仕送りやってる子ばっかりだからね」

「うん、祭りの一日の売り上げが減らないように考えてるよ」

「でもさ、負担が少なくて、売り上げがそれなりにって、そんなうまい事できんのかよ」

「そうだな、まずは皆二階に上がって見て貰おうか。 そこで説明するよ」

――――

「あれっ? ここの二階ってこんなだっけ?」

「ケリーねぇさん、部屋を作り変えてるんですよ」

「まぁ、取り合えず全員部屋を見てくれ、八つあるが皆作りは同じだ」


「あれっ、この部屋の中にまだ部屋がある」

「こっちも同じだわ、でもかなり狭いわね。 立ったままやっちゃうわけ?」

「こっちもよ、それに何? この丸い穴」


「ちょっと突貫工事だったからな、本番じゃもっと綺麗な部屋にするよ」

「あっちのおっきな部屋行ってもいいの? MrK」

「ああ、一旦出てこっちからだ」


「うーん、少し遠回りね通路細いし」

「ああ、ケリーゆっくり、一列で入ってくれ」

「あーん、広ーいねぇ。 半円の部屋だね。 あれっ」


「ハハッ、ベルモ、さっきの部屋にみな繋がってるじゃん」

「ほんとだ、これ全員一度に相手しろって事なのかしら」

「うーん、そうねぇ時間は確かに短縮できるわね」


「そうなんですか? Mr.K]

「ハハハ、なわけないだろ。 部屋では見るだけだ、のぞき部屋ってところだな」

「なるほど、のぞきかぁ、いいなMr.K殿」


「Mr.Kさん、この半円のベッド、なんか低いよね。 固いし寝心地わるそ」

「ああ、そこは舞台なんだ」

「舞台? 踊るのあたしら?」


「うーん、踊るというよりも、色っぽく脱いでもらえればいい」

「なるほど、それを各小部屋で客たちが覗くのですな」

「覗きって、誘い文句でなんか、ドキドキするなMr.K殿」


「そんなもんなのかい? 男ってさ、いきなりがばっと襲い掛かって来てさ、用が終わったらすぐ帰っちゃうよ」

「ケリーは、経験豊富そうだが、男をそんな風にしか見えてないのか」

「そりゃ、中には上手な奴もいるさ。 でも大概あたいたちは欲求のはけ口くらいにしか見なされてないよ」


「男にサービスしてるのか?」

「サービスってなにさ」

「男を満足させてるかって事だぞ」


「そりゃ、させてるだろ。 果てりゃ満足だろうさ、男って奴は」

「そっか、他の皆も同じ感想なのかな?」

「・・・みたいですよ、MrKさん」


「話は大体わかったから、まずはこの仕組みから解説しよう。 基本的にこの部屋でやる事は、着替えをするんだ。 周囲にある部屋で、客たちはそれを覗くというわけだが、君たちは踊り子という役を演じてくれ」


「踊りなんか、祭りの踊りくらいしか出来ないわよ」

「踊り方は後で、説明するから大丈夫だぞ」

「わかったわ、続けて頂戴、Mr.K」


「じゃ、店の基本システムから説明しておく。 まず客は一階でチケットを買ってもらう」

「チケット?」

「この店でお金の代わりに使える金券の事だよ。 銀貨一枚で十枚つづりで販売するから、この金券を使って客はこの店で遊んでもらう事になる」


「ふむふむ」

「まず客は金券三枚を支払って、二階の部屋の鍵を預かり中へ入るわけだが、ドリンクと軽いつまみのサービスを付けてくれ」

「はい、Mr.K殿」


「客がある程度始まったらショーの始まりだが、客は基本的に部屋からのガラス窓で見る事になる。 女性側からは見えないようになっているから、視線を気にせずリラックスしてやってくれ」

『ほーい』


「客の部屋の隙間から、金券が差し出されるようになっているから、それがチップになって踊り子はそれを受け取ったら、チップを貰った客の部屋の前で、しばらく間近で見られるように踊ってくれ」

「そのチップは?」

「女の取り分だ。 店に渡す必要はない」


「えっ、いいの? ボス」

「ふむ、Mr.K様の仰るままだ」

「ダンスショーは二十分行うが、ショーの踊りは五分おきの三種類に分けて行って貰うぞ。 チップは最初の十五分までが受付だ」


「んと、最初の十五分しかチップが出せないわけね、了解したわ」

「残りの五分になる頃までには、下着姿になってくれ。 後はじらす様な妖艶な踊りでしめるんだが」

「しめるの?」


「ここから、客には丸い穴を利用してもらう」

「ああ、あの丸い穴ですな。 何に使うのですか」

「客がチップの入口に金券を入れると、穴のふたを開けるんだ。 客にはその穴にナニを入れて貰うんだ」


「ふむふむ」

「踊り子は最後まで踊っているだけでいいが、ここからが本番だ。 各部屋にいるお客たちは、チップによってサービスが行われる」

「この穴でサービスが行われるというのでしょうか」


「そうだな、この特製のローションで行って貰うが、客から見えない位置だから、このサービスは引退した者でも行えると言うわけだ。 勿論、手が空いているものが行っても構わない」

「なるほど、その方法で満足させれば、数をこなせますな」


「ふむ、最後にどうしても踊り子のサービスを受けたい客は、オークションを行って貰うんだ」

「一番高い値を出したものが、踊り子と年ごろになれるのですか」

「そうだが、踊り子は誰が選ぶのかは自由だぞ。 客からは他の客が見えないからな」


かづきは一通り、説明を続けた。 一つのショーが終わったら、次は踊り子が替わって再びショーが行われる。 ショーはあらかじめ、誰が行うかを一階でわかるようにしておけ。 客はお目当ての踊り子でない場合は、待ってるだろうし、ショーとサービスだけで満足する客もいるだろう。


「女性陣は、ダンスの特訓だ。 艶っぽく演技できるように、俺が指導してやろう」

「ぱっと脱いで、見せるだけでいいんだろう?」

「駄目だ、そんな事じゃ男の心を射抜く事は出来んぞ。 まずは、仕事着を支給する」

 

「あは、なにこれスケスケの小さい布? このカップのあるものは胸に付けるのかな」

「ああ、パンティーとブラジャーというもんだ、ある場所で特別に作らせているから、王都でも無いはずだぞ」

「あー、可愛いぃ、着てもいいの?」


「そうだな、レッスン次いでに、ケリーやってみるか?」

「あ、はい、アドバイス頼むわね」

「クラークとダッグは、適当に他の男を集めて、部屋へ入ってくれ」


客が使う部屋は、部屋がようやく見渡せるほどの薄暗い採光しか施していない。 明るい踊り子の部屋は適度な明るさがあるために、こちら側からは良く見渡せるようになっている。 逆に踊り子側からは、注意しないと見えない位なので、恥ずかしさも半減するという工夫である。


踊り子部屋の照明は、ピンク色の照明に変えておいた。 これは肌が美しく見えるほか、一層女性を妖艶に見せる効果があるからだ。 ケリーには取り敢えず、渡した下着に着替えて貰い、それを男どもには見物して貰うという手はずだ。


他の女性陣には、なるべく見えない位置に陣取って貰い、俺も見えない位置でケリーにアドバイスを送る。 準備もできたようだから、ショーの始まりだ。


彼女には、なるべくゆっくりと踊ってくれるように指示しておいた。 舞台となる場所には、背もたれ付きの椅子を置いておき、それにゆっくりと着ているドレスを脱いでもらう。 風魔法でケリーの耳元でささやきながら、指先や足先を妖しく見せるようにアドバイスし、次第にあらわになっていく肌は、大きめのバスタオルでなるべく隠す様な仕草にするように魅せるように指示した。


『そうだケリー、片手でタオルで隠しながら下着を脱いでいけ、そうそう頭は下げるな、周囲の男たちに顔が見えるように、そう、下から上を見るような視線だ』


ケリーは上手に、そして指示通りに身につけた下着を脱いでいった。 持っているバスタオルで、大事な部分は隠れているが、太ももや腰の部分はよく見えている。 そのまま色目遣いを送りながら、各部屋の目の前をを通りギリギリ見えるか見えないくらいに、手を持ち替えながら踊りを続けていく。


次は与えた下着に肌を通して行くが、これもゆっくりと色っぽく履いて行く。 絹の特製の薄布は、それだけでかなりの部分で色っぽいものだ。 彼女に渡したものは前回、ミルンに頼まれて手に入れた、『ブルモスワーム』から取れた絹糸で作られているものだ。


本来の目的は、商品用で開発されたものだが、実用化に向けての良いサンプルにもなる。 サンプルとして、ネグリジェも何点かこしらえておいたので、これをケリーに身につけてもらう事になる。 ブラジャーは、フロントで結べるようにしているので、初めてでも大丈夫なようだった。


そのまま今度は、舞台の椅子をどかして大胆に踊って貰う。 踊りというよりはエロティックなスローダンスと、彼女には伝えておいた。 体のいたる部分をさすって貰い、男にどうすれば興奮させるかを覚え込ませるのだ。


「よし、男たち、全員穴から逸物を出せ。 これは業務命令だぞ」

「えっ、クロ、ミ、ミスターK」

「いいか、これは大事な仕事だ。 踊り子に集中していろ」


各自バケツにお湯も用意させており、特製ローションの準備も万全だ。 これは魔物の皮膚から出る粘液だが、かづきはそれを見て、その利用法をすでに考えていたのだった。 待機している彼女たちは、おもちゃを与えられた子供のように、面白そうにその行為に及んでいた。 これは、特に教える必要も無さそうだったのは幸いだった。




ガタイの良いK氏:ふむ、あのチラリズムこそ究極ですな

Mr.k:まぁな、何でもズバズバ見せるのは良くないさ

エロ冒険者:(*´Д`)兄貴に付いていきますぜ!

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