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行列!異世界の動物園~魔王が園長です。  作者: 立鳥 跡
第四章 熾烈!! 異世界のクーデター~鍵は竜王の卵!?
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最終話 行列!! 異世界の動物園 魔王が園長です。


 戦争が終わり、一週間経った。

 アスファルト帝国に皇帝、皇后、ケルム宰相が戻り、帝国側が謝罪する形で改めて和平条約が結ばれた。

 戦争に加担した貴族達は位の剥奪、または降格が言い渡され、主犯のスルト皇太子はアスファルト帝国から追放の刑に処され、魔界の動物園で働くことになった。

 これは冬太の願いを聞き入れた魔王と皇帝の温情である。

 それと、人質をとられて戦うしかなかった竜王と竜達は人間界にはもう住めないと魔界の山奥に新たな巣を作った。

 生まれた子竜がやたら冬太になついているので、竜王もたまに冬太達に会いに来ている。

 一番大きく変わった事と言えば、魔王の交代である。

 驚く事にマリアンローゼが魔王に指名したのは冬太だった。

 冬太も驚きはしたが、その指名を受けて人間で初の魔王になった。マリアンローゼは動物園の園長の座も冬太に任せ、副園長はアリサになった。

 なんでもデッカ、シリウスと三人でしばらく人間界を見て回るらしい。

 動物園は相も変わらず賑わっており、ベヒーモスが一番人気なのも相変わらずだ。

 水族館もリヴァイアサンと園長のオリアナを筆頭にお客さん達を盛り上げている。

 この世界の中心地にあるエルドラドの中心にある世界樹も以前よりもさらに育ち、果実を多く実らせてお客さん達の頬を緩ませている。

 竜王達が新たな住処にした山はデッカが封印された山で、山村の民とも仲良くやっているらしい。

 そして、新たな魔王になった冬太が最初に取り組んだのは、魔界と人間界にそれぞれ魔人と人間を混同した村や町を作る事。

 文化の違いは険しい壁になると覚悟しながらも冬太は、生涯この取り組みに力をいれた。

 その傍らには、エスナやリリス、カリオン、キョウカ、ランガなどの頼りになる仲間がいて、時折動物園の園長としてみゆきやベヒーモスなどの魔獣達と戯れていた。

 未来の歴史評論家はこう言っている。


「第十三代目魔王――トウタ·カシワギ程短い人生で世界を揺るがした魔王はいない。だが現在の魔界と人間界の隔たりをなくし、一つにまとめた偉業があったのは、十三代目の頑張りがあったからだ」と。

 

 冬太の最期には多くの魔獣、人間、魔人、竜が集まりその死を見守った。

 その様子を見て冬太は笑顔で永眠した。その後、多くの者が泣き嘆いた最期だった。

 冬太の送別式は動物園が相応しいと皆が言い、魔王で園長だった冬太は天に昇った。

 その日の動物園は過去最多の行列だった。

 

  

                          「了」

今まで読んで頂きありがとうございました。

もしかしたらその後だったりを書くかもしれませんが、とりあえずの最終回です。

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