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夏色観覧車  作者:
8/10

母の言葉


大智はその日ケータイを取りに行った後、さつきに会いづらくて別の道から帰った。


さつき、泣きそうだった………。

明日、やっぱり行こうって誘おう。


そう思いながらいつもと違う道で時間をかけて帰った。




「ただいまー………」

扉を開けぼそりとつぶやく。

「大智!!!!」

大智の母が凄い形相で近づいてくる。

何かあったのだろう。いつもは優しく取り乱すことが少ない母はゴキブリが出た時は凄い形相で俺に駆除を頼む。

「またゴキブリ?もう立て直そうぜこの家。」

そういいながら靴を脱いで母を見れば泣いていた。

「え?そんなにいるの?」

母は崩れ落ち声を上げて泣いた。

大智は顔を覗き込んで何があったのか尋ねた。


聞こえてきたのは大智に対しての問いだった。



"なんで、さつきちゃんと一緒じゃなかったの大智………"



それはケータイを取りに行ったと言うしかなかった。

なぜ、母からさつきの話をされなければいけないのか大智はさっぱりわからなかった。

「何でそんなこと聞くんだよ」

眉を寄せながら不機嫌そうに母に言葉を投げる。



「さつきちゃんが、交差点で……………」


交差点で?


「交差点で信号を待ってたらスピードが出た車が突っ込んできたって…………」




大智の頭の中は真っ白になった。

ただ、一つの言葉が頭の中にあった。





"さつきは死んだ"

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