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夏色観覧車  作者:
7/10

大智とさつき


"一条くん、話したいことあるんだけどちょっといいかな……?"

さつきが隼人を呼び出して教室を出て行った。

なんの話なのか俺には皆目検討もつかない。

……………まさか

《さつきは隼人のことが好き?!?!》

もし、これが告白だったらどうしよう。

俺もう終わりじゃん。

薄々隼人が、さつきのこと好きなのは気づいてた。

だからきっとOKしてしまうだろう。

なんということだ、終わった俺の青春…………………………………(((




「大ちゃん帰ろー?」


机につっ伏す大智をさつきは揺さぶる。

「ドラマ始まっちゃうー」

唇を尖らせ大智を立たせる。

元気のない大智の前を歩きながら上機嫌でいつもの交差点まで歩く。

右を見た時お祭りのポスターが目に入った。


「大ちゃん、今年も浴衣来てお祭り行こうよ!」

くるりと振り向き大智に告げる。

帰ってきた言葉は、さつきにとって衝撃的だった。



"隼人と行けよ"



「大………ちゃん?」

いつもと様子が違う相手に眉を寄せながら見つめるさつきは涙が出そうになった。

「隼人のこと好きなんだろ?隼人ならお前のこと任せられるし。」

大智はぶっきらぼうに言葉を投げた。


「あ、ケータイ忘れた。先行ってろ」

大智は走って坂を登る。

「待ってよ、大ちゃん!!!」


大智にはもう何もいらなかった。

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