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夏色観覧車  作者:
4/10

ねぇ、好きなの?

「おはよーっ!!!!!!」


朝から元気に突撃してくるのは"霧崎涼"。

こいつが来るとさつきは不機嫌な顔を一瞬見せる。

俺にベタベタして来るのがたまに傷だが、ふわっとしたショートにクリクリっとした猫目、綺麗な高い鼻に口角の上がった唇で整った顔立ちの女子だ。


「大智、ごめん!ダッシュで行かなきゃ先生に怒られるんだ。

また学校でね!!!」


霧崎は走って行った。

「嵐のようだな………」

ふふっと、鼻で笑った。

彼奴のことは嫌いじゃないし面白いとさえ思う。


クイッと裾を引っ張られたような感じがして振り向いた。

「ねぇ、大ちゃんはあの子のこと好きなの?」

さつきが裾を引っ張りながら俺を見上げて尋ねる。

好きと言われれば好きだけどどの好きなのだろう。

友達として?女として?

変な汗が出てきそうな感覚に陥った。

ここで選択を間違えればさつきと付き合うことはなくなるだろう。

「友達としては好きだけど?」


「そーなんだ。」


さつきの目は俺から視線を逸らした。


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