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ただのファンのひとりです
以前短編でアップしてたものを再録です。
最初は友達に進められて聞いた1枚のCD
何気なく聴いていた歌声に
いつしか嵌っていく自分がいた
友達から彼が同じ年で近所に住んでいると聞いて驚いた
でも友達のように彼と知り合いになりたいとは思わなかった
私はただ
彼の歌声を聴いているだけで幸せな気分になれていたから
そう、彼は液晶画面の向こう側の人
私が一方的に彼の事を知っているだけにすぎない
私はただの彼のファンの一人でしかない
芸能人に夢を見てはダメ
彼にとって私は『ただのファンのひとり』
それでいいの
ファン以上の想いを抱いてはダメ
『偶然』という女神さまが
引き寄せた運命
彼が私の幼馴染で初恋の人だったと知ったのは
休日に担任から呼び出された時だった




