表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/63

44.ドキドキクイズ大会


 特区祭十日目。


 今日は問題のクイズの日。


 場所は、昨日戦闘が起こった魔塔を背にした二区の広場。


 昨日のほとんどの時間を費やして準備したが、結局はイベルの気分によって変わってしまう。


 予定通り進むと良いんだが……。



「ただいまより、ドッキドキクイズ大会を開催しまーす。司会進行は、特区ナンバーワンアイドルの私、テンカ・ムアが務めまーっす。レムレイ様、頑張ってください」



 ハーフツインの髪型、黒に緑のポイントカラーの少女が、星やハートなどの派手な効果演出とともにステージに登場した。


 これはテンカの能力によるものだ。



「司会進行が選手一人に肩入れするのはどうかと思うぞ」



 その言葉に、魔法戦一回戦で対戦したヒョロメガネが歯ぎしりしていた。


 テンカのファンなのだろうか。



「えへへっ。では仕切り直して第一問。てれんっ。異能力に対しては気が強く、気に対しては魔法が強い。そして魔法に対しては異能力が強い。この相性の相互関係のことを何と言うでしょうかぁ?」



 これに対して、解答用のフリップにそれぞれが問題を記入する。



「僕はテンカたんのために優勝するんだ……」



 ボソボソと、そんなことをつぶやくヒョロメガネ。


 そして、一斉にフリップを公開する。


 ヒョロメガネの解答は、恋の三角形。


 クイズ大会は、総合点数を競うため途中脱落はないが、ヒョロメガネに関しては脱落させてもいいのではなかろうか。


 他の解答者も、この問題は全員正解していた。



「第二問。てーれっ。特区随一の名所であり、魔法研究機関として知られる建物は?」



「こんなの簡単ですよ。テンカたんっ」



 みんなが注目するヒョロメガネの解答は、愛のワンルーム。


 テンカの曲だろうか?


 一人だけ問題を間違えているのかもしれない。


 ヒョロメガネは、なぜか得意気な顔をしていた。



「第三問。二年前、突如現れた魔塔。この時に起きた騒乱を何と言いますか?」



「これは、恋と愛の大戦争ですな」



 これは、百年事変。


 どうやら俺が関わった出来事のようだが、名前すらあやふやだ。


 他回答者も間違えてる者が多かった。


 

「第四問。魔法を射出した時、他者の気が混じり魔法が膨張し、破裂する現象を何と言う?」



「僕の胸の鼓動ドッキドキ」



 気楽なのはヒョロメガネだけというくらいに、いよいよ難しい問題が出題され始めた。


 俺も答えが分からなければ、間違えていただろう。


 そして、その後も難題が続き、俺の点数が二位と大きく差を広げ、残り一問を残し優勝が決まっている状態だった。



「最終問題。空虚魔力エネルギーをゼロとし、全ての魔力を粒子としたら、質量は最も軽い粒子の質量とされる。この理論を解いた学者の名前は?」



 こんな問題は聞いていない。


 これはイベルの仕業で間違いないだろう。


 優勝は決まっているから良いものの、もし決まっていなかったならまずかったかもしれない。


 しかし優勝出来た。


 これもまた、イベルのおかげに違いはなかった。


 授賞式で称賛を受けながら、感謝をしつつそんなことを考えた。


 だが安心はしてられない。


 午後からは魔法戦があるので、再度気を引き締めた。

「面白い!」「続き読みたい!」など思っていただけた方は、ブックマークや、広告下の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価等、応援よろしくお願いいたします。


作者のモチベーションも上がり、とても喜びます!


よろしくお願いします!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ