心の、糧 ~キボウノヒカリ~
イツカ。イツカ……と。
天井に夢を描いた。
自分だって頑張ってきたのに、どうして、と
叶わぬ願いに目を向けすぎたり、
はたまた、誰かと比べ嘆いていても、
そこには冥い淵が待ち受けるだけだと理解しているから。
まだ見ぬ未来に期待するんだ。
涙で枕を濡らした夜
明けない夜はない、なんて言うけれど、
ここは一年の半分は夜の極地なのか?と思うほど
夜が中々空けない、立て続けに色々起きてしまうことだってあるーーそれでも、
ならば冥いなかに灯火を見出だそう
冷たい風にさらされて、
何度吹き消えても、
また点ければいい。
どんな空でも、太陽が、なかなか顔を出してくれなかったとしても。
立ち上がり、ちょっとだけ目線をあげて
歩いてゆける気がするんだ。
どんな小さな希望でも、それは心の糧となる。
心がかなしみに塗りつぶされそうな日も、どこかひとかけらでもいい。
ちいさな、夢を忘れずにいたい。