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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺のホームパーティを邪魔をするんじゃない
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実質チートみたいなもの

「……この雄叫びなんなんでしょうか? 凄い野太い声が聞こえてますけど」

『うちの爺様がハッスルしている声でござんす。凄まじく全力を発揮している声でござんす。はい。誠身内の恥を晒すが如くで、申し訳ないというか……!』


 うん、もうすぐこの乱痴気騒ぎも終わると思うから。うん、許していただければ幸いです、はい。ったく、あの不死身のヒヒ爺、年甲斐もなく暴れてくれて……! まぁ取り敢えず後で三人がかりで説教だな。


「……何かまた面倒事ですか?」

『えぇえぇ。全く、その通りでござんして。有馬さんは家を出ない様に』

「頷いてるって事は、その通りみたいですね。何時も大変ですねぇ、牛頭さんは」


 好きで俺がこういう面倒に巻き込まれていると? それは流石にちょっと悲しい事実過ぎるというか……そんな事ある訳ないとは思うけども。うん。


「あんまり無茶をしない様にして、皆さん無事に帰ってきてくださいね」


 了解いたした。あんまり無茶をしない様に、ササッと帰るよ。折角のホームパーティフイにする訳にもいかないからね。


「いってらっしゃい。頑張って」

『任せろ』


 秘密兵器……という程のモノでは無いが、まぁ相手を縛り上げる為のブツは確保したから、さっさと終わらせるに限る。っし、行くとするかぁ!




『行くとするか! とか言っておいてこのザマだよ馬鹿野郎が!』


 チクショウ、ロープが! 完全に絡んで……ええい! この、外れろってんだ! もうちょっと、もうちょっとで現場だってのに、こんなアホみたいなミスして! チクショウもうちょっと持ち方を考えるべきだった!


『アホだった……ゾンビを投げ縄で確保してコレがホントのカウボーイ! とかカッコつけようとしたばっかりに、こんな……!』


 この、しっかり、がっつり、木に絡みついてしまって……抜けぬわ、解けぬわ、しっかり繋がってるから全くもって動きも出来ぬ! この己の無能を、何と! するべきか! 愚か者目ガァアアアア!


『ぐ、ぐぬぬぬぬ……仕方ないかぁ……!』


 犯罪者共を確保する為にも、ここは国有林としても、枝の一本をぶった切る位はしないといけないか……覚悟を決めろ俺。始末書の二枚三枚四枚五枚、寧ろ二桁も覚悟するくらいで! やるか!


『よいしょおおおおおお! へし折っちゃおうかなぁ!』


 ぐ、ぐぐぐ、案外、この、粘るじゃねぇか! うぉおおおおおお!


『おっしゃぁああ……ぬごおんん! へし、おれたぞぉお! おっけおっけぇ!』


 よおし外れた! 引っかかったけどまぁまぁそこまで時間も経ってない! 大丈夫母さんも兄貴もこんな短時間でへし折れるほど甘くない! 大丈夫だ! 祈れ俺! もうちょっとで着くから……!


『――見えたっ!』


 木の切れ目! 辿り着いたぜ、地獄の闘技場によう! さぁて待ち望んた奇跡の猛牛のエントリーだ! 震えて眠れクソッたれゾンビ共。全員縛り上げてやる!


『ぬぉおおおおアニキィ母さん待たせたなぁ!』

『行きなぁタウロス山! そこで上手投げじゃあ! どすこいたれぇ!』

『ヌゥウウンン! ゾンビ共、見せてやる! これがギリシャ仕込みの日本相撲じゃ!』

「「「「「ウォッウォッウォッウォッウォッウォッウォッ!」」」」」

「ォオオオオオオオウウウウウ!」


 ――そこには、服を脱ぎ棄て、顔色の悪いゾンビ共と、派手に相撲を取る馬鹿兄貴とクソ婆の姿があったとさ。とっぴんぱらりのぷう。


『いや何やってん!?』

『あぁ済まないね馬鹿息子! ちょいと妙な流れになったよ!』

『妙で説明できるか!? あの殺し合いから日本の国技になる流れが何処にあった!?』


 ……って、なんかプレハブ小屋に居た連中が出て来てるけど、アレ何?


『いやぁ、このままじゃあどっちも手詰まりだって向こうが言ってたんだけど』

『おう、そんで?』

『ここは出来るだけ、穏便な手で解決しようって、それで一番分かりやすい力比べの相撲でもやらないかという事にね。うんうん』


 うんうん、じゃねーんだよなんで向こうが日和ってんのにこっちがそれに乗るんだよ。そこは日和ったならもっとしてお帰り頂くくらいで行けや。


『――彼奴らを縛りあげるのは厳しいだろうけど、あっちの研究者っぽい奴らだったら隙を見て動けばスパッと回収できるだろう?』


 ……はぁ?


『母さん、アンタ……?』

『流石に犯罪者の提案、素で受ける程間抜けじゃないよ。隙を見つけたら即縛りなよ』


 ……兄貴すっごい相撲に熱中している様に見えるけど、そういう意図が合ったのか。凄いな。流石というべきか。ううん。


『兄貴がタウロスが目を引いてる間に、こっそり確保しな……上手くやりなよ』


 すまない。申し訳ない。まさかお膳立てして貰えてるとは思ってもみなかった。よーしそんな援護してもらえたら、俺も全力を見せてやるぜ、とするしかない訳で!


「いけー! ワシらの研究の成果たち! 全力を見せろオオオ!」


 ……向こうさんもやる気になってるから不意打つのが申し訳なくなるけど。


『早くやんなよ』

『分かってるよ……確実に捕まえる為にも完璧なタイミングを狙ってるだけだ』


 ……というかこんな会話を堂々と出来るってのも実質チートみたいなもんだよなぁホント。こっちが完全に有利で、、こっちは会話が普通にできるっていう。



最近は年末に向けて忙しく、自分が定めた時間通りにも投稿できない始末。

先生……時間が、欲しいです……

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