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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺のホームパーティを邪魔をするんじゃない
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タフマンゾンビ

 ――ええい! 今度は三方向から一斉か! 甘いわ! 一発くらいは貰っても構わないから喰らえダブルエルボグゥ!? い、痛い……予想以上に痛かった。耐えろ俺、さぁ、そろそろダウンしてくれたらありがたい……あ、駄目だ普通に立ち上がってきちゃった。


『ねえ此奴らタフじゃない!? ちょっと、マジでゾンビじゃないか!』

『だから言ったじゃねぇかゾンビだって! 此奴ら、下手なパンチじゃ全然怯まない弱ったりしない! もうそれこそ殺す気で殴らないと!』

『やだよ自分より弱い奴を殺すつもりで殴るのなんて……!』


 お前そんな小動物にするような可愛がりしてる場合と違うぞ!


『結構ヤバいんんだよ兄貴、相手は小動物どころか暴走した家畜位には危ないんだから真面目にやれ! 遊んでたら重傷必須だぞ!』

『と言ってもなぁ……爺ちゃんとかと比較してみると……どうしても』

『比較での油断でやられるのが一番ダサいって自覚しろ馬鹿野郎が!』


 因みに俺はそういうこと幾らでもあります。有馬さんとの対戦プレイとか。最近のスマホゲームでは対戦も出来るんだけども、まぁ実況動画での神プレイとか見てると、まぁ有馬さん初心者だしなぁ……とか考えて。普通に強くて負けたよね。


『ええい、兎に角、マジメにやれスットコドッコイ!』

『分かった分かった……どっっっこぃいしょぉお!』


 おぉ腰の入った良いストレートが……ドボッとかいうエゲツナイ音がしたぞ。コレは死んだんだんじゃねぇのっていう、そんな音がしてもあぁ立ち上がって来てる。


『これでもダメェ!?』

『兎に角殴り続けろ! 何だったら抑えつけて格を教え込んでもいい!』

『抑えつけるってどうやって!? 相撲みたいに!?』

『締め落せ! チョークスリーパーだチョークスリーパー! 一人でも落ちれば大分楽になるはずだ!』


 コンチクショウ、角で突き差してやろうかなホント……いやいや、殺害はアウトだろう流石に。落ち着け、元は人間なんだから。いや獣だってむやみな折衝は流石にアウトだけどもさぁ。


『しかし、こんなにたくさんのゾンビ、どうするの!? 制圧したとして』

『警察に預ける!』

『引き取ってくれるの!?』

『引き取るとかいう問題じゃねぇだろうが! そんな子猫じゃねぇんだぞ!?』


 警察に此奴ら拘束して貰わねぇと不安だから! というか、こういうのを預けるのは大抵警察って相場が決まってんだ! 他に預けても大抵なんか、悪い結果に繋がるだ。研究施設とか。警察が速攻で処分した場合だけフラグはへし折られるんだよ!


『そっか……! 言われてみればそうだね!』

『言われなくても分かるだろ! 飼えんのか!? やれるもんならやってみろ!』

『見た目キモイしやめておくよ! 大体、家で飼えるサイズじゃないし、最悪の場合で山に放すにしても色々問題があるね!』

『そういう問題!? というか山に放すとかふざけてんのか最悪でもやらせねぇよ!』


 生態系ぐっちょんぐっちょんになるわこんなもん山に解き放ったら! お前は俺の管理する山を何だと思ってるんだ!? またか!? またデスゲームか!? 俺の山でデスゲームをするんじゃねぇよこのスットコドッコイが!


『まぁそれは冗談としても……どうすんのさこの数! どれだけ張り飛ばしても前に張り倒した起き上がって来るし、どうしようもないよコレ!』

『……崖から捨てるか!? 流石にもう面倒になってきた!』

『殺すの良くないって言っておきながら掌返し速すぎやしないかい君は!?』


 仕方ないじゃないだろう!? イラっとするわこう、起き上がり小法師みたいな動きされるとよぉ! 二度と起き上がってこれない様に地面に埋めてやりたくなるわ。


『……ええい、この前は一体だけだったのが幸いだったみたいだな!』

『どうやって抑え込んだのさ!』

『あぁ!? 動けない様にしたんだよ! 縛り上げて! ロープでぐるっぐるに縛り上げて暴れる事も出来ないようにしてやったわ! まぁ今は無理だけどな!』


 コレだけの数を縛り上げるロープなんて無いわ! 二、三匹は縛れるだろうけど、残りはまぁ無理……無理、だろうけども。あーでもそれだけ確保できれば、頭数を減らせればギリギリ何とかなるか!?


『……ロープ取ってくる時間作れば、まだ何とかなるかもしれないぞ!』

『どうやって作るの!? どっちかが囮になる!?』

『ロープの場所は俺しか知らないから必然的に兄貴が囮になる事になるけど、やってくれればありがたい訳だけど、行ってくれるか!?』


 そりゃあ首振っても当然だろうね! こんな化け物の数相手に一人残ってマトモに戦うなんてそりゃあイヤでしょうよ!


『じゃあ地道にシバキ倒すしかないか!? 全力で!』

『そうでしょうねぇ! 兎に角殴って殴って殴って! 後は神様にお祈りと来た!』


 ったく、素手で殴り合って手がふさがっているのに、祈るも何も無いだろうに! ああ畜生が、稼いだ時間で何か奇跡でも起きてくれれば上等だ! 頼むから何とかなって下さるとありがたい!


『そういえば、母さんたちは、どうしてる、だろうねっ!』

『他のチンピラを気絶させてるのでは!?』


 あの人がチンピラ相手に苦戦する気がせんのだがね! だとすれば、もう制圧が終わっててるんじゃないかな、多分だけど! 走だったら早く俺達に合流して欲しいくらいだけれども……!


『――呼んだかい馬鹿息子共!』

『――っはぁ! 噂をすれば、かぁ!?』


 時間稼いでたらマジで奇跡が起きたか……!


『母さん! ちょっと代わってくれないか! 此奴らを何とかしたいんだよ!』

『何よそれ!? ゾンビ?! あーもう、そんな奴ら相手にステゴロでケンカでもしろっての!? 無茶言ってくれんじゃない……貸しよ馬鹿息子!』


お爺ちゃんは楽しい鴨撃ちに興じています。

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