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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺のホームパーティを邪魔をするんじゃない
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みんないいこでいよう(棒読み)

 正直、疑問ではある。何時の間にプレハブ小屋にそんなもん運び込んだんだ、とか。そんなあからさまな事をされて気付かないとか、自分そこまで抜けていないとは思うのだがどうなのだろうと。

 まぁでも、そこを気にしても仕方ないと思う。


「早く! 入ったら閉めろ! 急げ!」

「わ、分かってますって……! こ、こんな掘っ立て小屋で大丈夫なのか……!?」

「いいから! 見てろよ化け物共……眼に物見せてやるからなぁ……!」


 オー入っていった入っていった……さぁて、ここからだな。如何にして中の奴ら諸共に確保するか。撤去の許可もまだ下りていないというのにアレを派手にぶち壊すのは無し。となると……


『やっぱり、抵抗する気が起きなくなるまで迎撃だよな』

『そうだろうねぇ。まぁ何が出てくるかにもよるとは思うけど……』

『気を付けろ。アイツら、前はゾンビ擬きを作って山に放ってたからな』

『ぞ、ゾンビって……そんな非現実的な。クローンと言い、ハチったらSFに嵌ってたりする?』


 まぁ、確かに非現実的だとは思うかもしれん。そうかもしれんがしかし、クローンは兎も角ゾンビは俺は間違いなく見たんだから仕方ないでしょうが。俺はごく普通のミノタウロス、うそつきなんかじゃないってんだ。


『言っておくがこっちはガチだぞ』

『……本当なのかい? 本当の本当に?』

『嘘つく理由あるか? ったく、本当にびっくりしたんだからなあん時は。写真もあるぞ一応、ちゃんとした奴が。それ見せれば信じるか?』

『えぇ!? ちょ、見せてよ!』


 因みにグルグル巻きにされてる写真だけどもさ。まぁ顔とか、明らかにこの世の者じゃない部分はちゃんと撮影できてるから、それで勘弁してくれやす。


『……うわぁ、本当にゾンビだ……居るんだねこんな生物が本当に』

『非常識だとは思ったけど、居るもんは仕方ねぇよ……』

『というか何で縛ってるの? そこまで大したことは無かったの?』


 そうですね。大して強くは無かったよ。此奴が出てくるくらいなら別に問題は無いんだよね。まぁ、軽く捻り潰して終わりでオッケー。


『っと、何か出てくるぞ……!』

『本当にハチとかのクローン作ってた、とか現実味帯びて来たよね……!』


 さぁ、一体何が……?


「……ゥゥゥゥゥゥ」


 あ。


『……写真の奴、だね。細部はちょっと違うけど』

『だな。コレだったら問題ない。ったく、あんまりビビらせて……』

「「「「「……ゥゥゥゥゥゥゥ」」」」」


 おぉっとちょっと待ってくれ話が変わってきたぞこうなると。


『いっぱいいるよ!? どういう事?!』

『知らん! 最善の予想と最悪の予想が混ざり合ったんじゃねぇの!?』

『そんなの要らんわ! うっわー完全に写真通りのがいっぱい……控えめに言ってゲロみたくキモいなぁコレ。相手したくない』


 顔色が悪いのがまぁ……本当に数揃えてくる奴があるか! ったくゲームみたいに常識はずれな事ばっかりしやがって! 流石に一匹とかならいざ知らず、えっとこれは何匹居る? 6ぅ!? ちょ、馬鹿じゃねぇのとんだ乱痴気騒ぎだなぁオイ!


『良かったな。前のチンピラの群れよりは圧倒的に骨があるぜ。やりがいがあるな!』

『……僕は喧嘩とか好きじゃないんだけどなぁ!』

『俺だって好きじゃないんだよなぁ……! でもやるしかないでしょうよ! こんなんが山に住み着いてみろ! 餌はどうすんだよ!』

『ま、まぁ普通に餌与えて満足するような連中じゃないだろうし……』


 そもそも俺らをぶっ潰そうとして……あ、いや、兄貴は元々関係ないな。俺が巻き込んだ関係ない哀れな牛だったわ……うん。取り敢えず俺を潰そうとしてオイマテ、そう考えると此奴ら、こんな無害な牛に6人もこんな屈強な野郎どもを……!?


『段々ムカついてきた。さっきまでのやる気が戻って来たぞ、よしやるぞ兄貴』

『あーもう、一族の中で穏やかなのは僕だけだよ本当に……!』


 その代わり女運の良さ悪さを寄せ集めた地獄みたいな星の巡りしてるけどな。その辺りをいい加減自覚して、自分で対策して欲しいと多分家族全員が思ってる悲願だよ。ホント兄貴の事皆心配してるんだから。


「コォォォオオ!」

「ヲギャアア!」


 っと来た来たぁ! よっしゃ、取り合えず二体、纏めて面倒見てやろうじゃねぇのオラァ来い! ガシィ!(セルフSE)


『っとぉ……! し、親戚の餓鬼ども相手に相撲取った時みたいな……!』

『予想より軽いんだけど、それでも結構腰に来る奴! 自分の方が予想より耐えられない奴なんよマジで。泣きたい! 年を自覚する奴!』


 今度ルービとカロースの奴の相手してやろうかな? ちょっと若い奴らの勢いを一回体験して、年を一旦自覚しておかないと……まぁた無茶しそうだよ。


『とはいえ……踏ん張れない訳じゃないけどちょっと待ってそそくさともう一匹後ろに回ってきてるけど!? 死ぬよ!? ボク!?』

『僕とか言ってんじゃねぇ! 後ろに回り込んでる奴の頭を後ろ脚で蹴っ飛ばせ!』

『片足で目の前の駄々っ子二匹を支え切れるかよぉ! 結構踏ん張ってんだぞ今!』


 駄々っ子ってそっちで親戚思考に流れる必要はねぇだろ落ちつけ! ま、まぁでもそういう事なら確かに後ろにぶっちぎるのはまぁ無理かチクショウが!


『あ、でもちょっと待ってちょ、首に来てる首にぃ!』

『あ、兄貴―! 止めろォ! ちょ、そんな卑怯な真似するんじゃねぇ!』

『ええい喰らえ農作業で自然に鍛えられた背筋バスター!』


 おおおおおおお背筋が! 兄貴の逞しい背筋が張り付いた化け物を引き剥がしていく! しかし背筋バスターとかいうダサい名前が! 問題!


『因みに此奴らは!?』

『当然殺しは無し! それでいいだろう!?』

『ああもう、僕ら一族は良い子で困るなぁ! 本当に!』


 二人で頑張ろう。善人で居る為にな。

ころしたらわるいこになっちゃうからね!(なお相手は化け物)

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