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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺のホームパーティを邪魔をするんじゃない
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因みに彼我の戦力差はお察し

『えっと。ここら辺は大丈夫。って、これあん時のドローンの破片じゃねぇの?』


 拾い損ねてたか。ったく、見つかんなくて良かった。こんなもん見つかったらまたぞろお袋辺りにチクチク言われるんだよ……難しいんだぞ! こういうちっちゃい欠片を発見しようとするとなぁ!


『……まぁ、こういう道から外れた場所も面倒だから嫌だけど……倍近く嫌なのが……』


 ここの辺りだよ! この、この辺り! もう、道のド脇! 道通ってればあっと言う間に目に入ってくる、この、目立つ脇にペイっと捨てられてるこの、このぉ! クソみたいな数のポイ捨てゴミだよ! 雑に捨てやがって!


『何時もの倍くらいねぇかコレ! あーもう幾ら合っても困らないってかゴミがよぉ、そうだなお前らは困らねぇなぁ、困るのは俺だなぁ』


 えぇっと……あーもう! 回収すんのが日課にならないで欲しい! 山を大切にしろ馬鹿野郎! まぁ仕事のし甲斐があります事でこのスットコドッコイ。


『ったく、カップ麺に、こりゃあ板チョコの銀紙? クソか? こまいゴミばっかりよぉ捨てやがって……今日に限ってはまぁ何か食ったゴミが多いのが気に入らん!』


 どうせ山の景色見ながら食ってたんだろうな! まぁチョコは、まあいい! カップ麺の容器にスープ残ってない辺り山に念入りに体に悪いスープ垂れ流してから、容器を投げ捨てたなお前ぇ! 山に暴力振るってんじゃねぇぞ!


『ん? ちょっと待て、コレ……このカップ』


 まだちょっと暖かいか? さては、これ捨てて間もないなコレは。という事は……ポイ捨てした奴が近くに居る可能性が……!? よーし、捨てた奴見つけてちょっとお説教しないといけないかなぁ!


『現行犯見つけるなんざそうそうないからな。山登りのマナーってもんを、一から叩き込んでやろうじゃねぇか!』


 ちょっと、拳を交えてね……! あ、いやダメだ傷害罪になっちゃう。ここは冷静に我慢して、お話をするのが一番だ……?


『って、早速見つかったな。あー、いやでもアレは……』


 ちゃんと軽装だけど登山用の格好してるし……ゴミももってきた袋に包んで……バッグに入れたな。あの人じゃなさそうだ。うん。次行こう。


『ああいう登山客ばっかりなら嬉しいんだけど、そうもいかないのが人生よなぁ』


 ったく。特に目的があって森林官になった訳じゃないよ? なんというか自然に触れる仕事が肌に合ってんじゃないかな、とか思ってついただけだよ? それでもさ、あんまり山を虐めるような奴ばっかりだと、なぁ。


『さぁて……ポイ捨て犯は、何処かな……?』


 こういうポイ捨てをする奴ってのは、大抵がハイキング感覚、気軽に来ている奴……で稀に、ガチで登山を楽しみ過ぎて他の事が疎かになって居る奴。そういう奴はヤバい部分以外は普通だから、見逃さないようにしないと……


『……ってまただよぉ! この野郎、さっき来た時は無かったぞここはぁ!』


 ええい俺がちょっと離れたらこのだよ! なんだ、一瞬目を離した隙に手元に現れるあの謎ゴッキーか貴様等は! そう言う挙動するするならこっちにも考えがあるぞ、お前新聞紙丸ごと使った筒で粉砕してやるからなぁああ!?


『まぁ家まで新聞紙取ってくるのもダルイからやらんけど』


 最悪この角も合わせ、最強のビーフヘッドバッド喰らわせてやれば黙るか。いや、それで黙るのはちょっと……黙るって言うか、眠るって言うか、永眠しちゃうと言うか……危ないよね。うん。


『あーもう、奥にも落ちてるじゃんゴミィ……どうして山を大切に……?』


 待て、どんどん奥まで落ちてるぞこのゴミ。こんな露骨に捨てるとかもうマナー悪いとかそう言う次元を突破して若干あっぱれって言いたくなるレベル。よーし、見つけたらおいちゃんキツーイお仕置しちゃうゾ☆


『grrrrrrrrr!』


 ちょっと言葉忘れてる気もするけど、そんな事もある気がする……お? またか、まだ奥にある……あれ? ちょ、ちょっと待てよこっちの方向って。


『……おかしいな、こっちに向けて続けて落ちてる。登山コースじゃねぇぞこっちは』


 寧ろこっちにあるのなんて……俺の家位なもんだけど。もしかして順路外れたのか? もし俺の家に向かってくるとすれば、母さんに連絡すれば、それっぽい奴が見えるかもしれないけど……


『必ずそっちに向かってる、とは限らないだろうが、一応連絡しておく、か?』


 メール一本位だったらそこまでの労力でも無いだろうし……? 確保できたラッキー位の気持ちで……えー、ゴミポイ捨てしてる奴を見てないか、と。ヨシ、取り敢えずコレだけ。コレで居なかったらまぁそん時はそん時。パトロールとゴミ拾いを終えてから……


「――そっちの方の準備は終わったのか?」

「当然だ。我らのケチは、あの化け物と関わり合いになった事から始まった。アイツに目に物見せてやるために、絶対にしくじる訳にはいかない!」


 ……なんか聞こえたな。こっちの奥か。でこっちは間違いなく家の方角だけど……なんだか物騒な雰囲気だなオイ……居た。結構人数居るじゃねえか。


「見ろォ……あそこだぁ! あのログハウス、今でも忘れん……あの男と、あの娘にしてやられ、警察に捕まった、あの地獄の様な夜! 警察の捕り物に乗じ、見事逃げ出す事に成功……! あの時の借りを返すゥ!」


 今の声、聞き覚えがある。確かドローンを俺の山に投棄しやがった、とんでもない不届き者どもの、確か……リーダー、だったか!? 脱走って、オイ刑務所! 監視甘いよなにやってんの!?


『……逃走した奴が十人居た、ってニュースでやってたけど、もしかして此奴も……?』

「いいか! アイツは殺しても殺したりない、仇敵! 風穴空けて、無様な死体をお天道様の元に晒してやる……! 心身新進の支部から持ち出した最後の物資で、アイツらに目に物見せてやらぁ!」

「「「オォォ―!」」」


 オイ待て。おおー、じゃねえんだわ。なんで俺が仇敵なんじゃ。大体お前が捕まったのは自業自得だろうが! それが、逆切れで兵隊集めて俺の家にカチコミだぁ!? 舐めるのも……!


『大概にしやがれおらぁあああああああああ!』

「「「っギャアアアアアアアアア!? 化け物おおおおお!?」」」


 分かった、あのポイ捨て犯もお前らだな? オーケーオーケーそう言う事なら容赦しないぜ。久しぶりですよ、私をこんなに怒らせたおバカさん達は……! 


「で、出やがったな化け物……! こちとら町のチンピラも雇って人数だけは揃えたんだ、今度こそぶち殺してやる! ってテメェ、何悠長に携帯なんか!」

『それはこっちのセリフだ、今度こそ監獄に叩き込んでやるよ』


 メール送信……狩りの時間だ馬鹿野郎。


デスゲーム潰すだけじゃなくて実質デスゲームの主催みたいな感じも良いかな、って。

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