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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺のホームパーティを邪魔をするんじゃない
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そういう所だぞ(ストレートパンチ)

『お前本当に友人作っとんたっか!? この日本に来て早十年近く、友人らしい友人なんぞあの警察の小僧とあと数人くらいなもんで……!』

『そんな男泣きするような事かよ?! 友人位普通に作って悪いか!』

「お爺さんが物凄い、こう……なんだろう、豪快に泣いている」


 爺ちゃん涙もろいんだよね。だからちょっとした事でも全力で、感情籠って豪快に泣くというか。フランダースの狗見せた時なんか文字通り滝よ。涙。ハンカチじゃ足りずバスタオル必須でやってたもん。


『しかもこんな可愛い娘と……! 全く、ちゃんと人と交流するやり方を覚えたんじゃなやっと……ワシは……ワシは嬉しくて……う、ぅうううううあぁああああ』

『やめろやめろ! こっちが居たたまれなくなったわコンチクショウ!』

「牛頭さんが凄い複雑な顔してるのが手に取るようにわかる……」


 そりゃあそんな、俺がコミュ障でそれを心配していたお爺ちゃんが孫の奮闘に号泣してるとかいう、そんな若干こう、怒り難い事されても複雑に思うしかないだろうよ! 折角心配してくれてるのにブチ切れとか無理だよ!


『ええいもう俺の話は良い! それより、兄貴と一緒じゃなかったのか?』

『ぐ、ぐもぉおおおおおおお……お、ぉお、ふぅ……タ、タウロスの奴は屠龍で逸れてしもうて、今どこに居るのかはサッパリ!』

『馬鹿ぁ!?』


 あ、兄貴一人で放置とか! 止せよ爺ちゃん! もうトラブルの音色しかしねぇ!


『兄貴は島でも一番の天然トラブル野郎だぞ!? 一人で異国の地になんぞ置いてきたらあっと言う間に現地妻の一人でも拵えかねない……しかも相手から押しかけてきてるのを『俺の責任だから』と簡単に一生食わせる覚悟決めるような兄貴だぞ?!』

『分かっとるわい! そう思ってすまほで鬼電したが反応一つ為しじゃい!』


 手遅れ……ッ! 圧倒的な手遅れ……ッ! そんなバカな話あるかッ……! 余りにも早すぎるじゃねぇか……トラブルに巻き込まれてる雰囲気を醸し出すのがっ……!


「牛頭さんが青ざめてる……」

『ええい兎に角こうしちゃおれん。探しに行ってくる!』

『馬鹿モン! 日本がどれくらい広いのが知らんわけでもあるまい! お主が日暮れまで必死濃いて探した所で全くもって無意味じゃぞ!』


 だからって兄貴にとんでもない烙印背負わせるのは違うだろうが! 俺が上手い事間に入って立ち回らんと! 俺だって行きたかないけど!


『必ずこの家には来るんじゃ! その時見覚えのないような娘っ子を隣に連れていたその時は……覚悟を決めろハチ……!』

『そんな虚しい覚悟決めたか無いわ!』


 チクショウ、兄貴。俺は信じてるぞ……変なトラブルに巻き込まれずに、真っすぐこの家に向かってきてくれることなぁ! どんなガキにだって出来る事だろうよそれくらい。


「……どうして外を遠い目で見ているんだろう」




『いやーごめんごめん、遅くなっちゃって』

「ここ、何処なのかしら……というか仲間!?」


 駄目だった……駄目だったかなぁ……もうちょっと、何とかならなかったのかなぁアニキィ……そんな、フラグを立てたかのように、流れるように本当に女性を連れて来てんじゃねぇよぉ……! しかもそんなOL美人をよぉおおおおお!


『アニキィイイイイイイイイ! この、この馬鹿野郎ガァアアアア!』

『タウロスゥウウウウウウウ! お主床に正座せい! もうちょっと色々と節操とかをちゃんと心得ろと、アレだけタウギアに言われておったというのにぃ! 貴様ぁ!』

『な、なにぃ!? どうしたの二人共!?』


 自分の胸に聞いてみろこのタラシミノタウロスが! えぇ!? 隣に美人を侍らせてよぉこのアホがぁ! ええい、フラグ回収をキッチリするな! この色情魔!


『良いか! お主、責任を取るならしっかりと取るんじゃぞ! いいな!』

『せ、責任!? 爺ちゃん何の話してるの!? マジ、マジで分からないよ!?』

『あぁあああん!? 責任取らねぇだとぉ!? その甘いマスクとイケウシな性格で誑し込んでおいてそのセリフは許されねぇんだよぉ!』


 この、絶対に婿入りさせてやる! 俺達の一族初の異種族恋愛させてやる! お隣のホーンさんはアメリカのナイスバディ美女と結婚したんだ! 続かせてやるよこの無自覚タラシ牛野郎がぁ!


「ど、どうしたの!? タウロスさん!? お仲間から物凄い詰めよられてるけど?!」

『分かりません! 本当に何が何だか! 分からないんです!』


 分からないです~首ブンブンじゃねぇんだよ兄貴は黙って責任取れオラッ! この、無害そうな顔しやがって、諦めて祝言を上げるんだよぉ!


『この変態牛野郎が! 有馬さんに近寄んじゃねぇ変態! 有馬さんの情操教育に悪いんだよ! 変態! 変態! 変態! 変態! 変態!』

『言い過ぎじゃないかいハチ!? ボクを何だと何だと思ってるんだ!』


 女を速攻でタブらかす変態。分かる? お前はな、今、俺達一族の評判を毎秒高速で下げているんだよ。すっごい毎秒数百の勢いだぜ? 自覚して? 自慢できる事じゃないのをやっているのよ? 寧ろ犯罪なのよ? 犯罪では無いけど!


「あ、あの牛頭さん! 何を言っていらっしゃるかはサッパリ分かりませんけど! 落ち着いてください牛頭さん!」


 落ち着いては居られん! いいか、どれだけしつこい、うざい、お前何同じ話題ループしてんだよクソが、と言われようと、これは! 兄貴の為に! 兄貴のためにぃいい!


『こ、この話を聞け……馬鹿野郎!』

『アゴォオウ!?』

「ご、牛頭さんにアッパーカットがヒットォオオオオ!?」


 どうして……俺は、兄貴の……ことを……考えて……言葉を……


兄弟喧嘩(尋常のパワーを遥か超えた筋力で)

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