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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺の行きつけの里で神隠しをするんじゃない
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チェーンソー+マッチョ=ヤバい

「取り敢えず室内には居ない! 外だ! 外を探そう!」

「あ、私はガソリン入れなおしてくるわね……調子乗ってふかし過ぎたわ」

「ガソリン余裕ないですから、無駄遣いは止してくださいね?」


 ……足音は、離れて……行ったな? 良し。後はゆっくりと……ドス、とか言って降りたら即バレだ。気を付けないと。あ、天井に刺しておいた角も……よっ、ほっ、くそ結構ガッツリ刺さってて、抜け、抜け……たっ!


「――フンス」


 良し、ちょっとずつ、ちょっとずつだぞ……ったく、なんで俺が泥棒みたいな真似をせにゃならんのかと。問いかけたくなるが……全部アイツらが悪いんだよ。全部。


「――ンヌゥ」


 しかし、誰も味方がいない状況……孤軍奮闘で隠れ続けるのはまぁ、そう難しくないとは思うけど。別に向こうさんが拳銃だとか物騒さ百パーセントの凶器を持ち出してきたりした利しない限りはねぇ。そう考えると、この前よりはマシ……?


「――……」


 いや全然そんな事は無いね。良く考えてみれば、逃げ道は全て塞がれた挙句、狭い家の敷地内、全然凶器を使いこなせていない間抜けも居ないと来た。こっちの方がキツいかもしれない。後、一応あんなんでも、一般人ではあるからなぁ……山で会ったのは明らかに不審者だし……?


「――(ポン)」


 さっきまでは逃げるので精一杯だったから連絡できなかったけど、今は相手が見失ってるんだから、俺が連絡すれば良いじゃないか。何と至極当然の事を忘れてたんだろう。まぁいい、兎に角、メールで連絡を……


「……ンンンン」


 信じて貰えるだろうか。微妙な気がする。俺が被害に逢う前に何とかしてしまったのが痛すぎる。この前みたいに、明確に被害が出てる、っていう訳でも無いし……アレ? このまま連絡しても逮捕厳しくない?

 じゃあ凶器を確保してそれを……だ、ダメだっ。そんなもん持ってたら明らかに不審なのはこの恵まれたマッチョボディを持つ俺の方! 見かけからして猟奇殺人貴にしか見えないっ!


「――フゥ」


 となれば……麻痺薬やら、俺達に仕掛けた犯罪の証拠を明確に示してやるしかない? いや門の前のバリケードが明らかに不自然と言えばそうだけど……過剰だと思うんだよなぁ、公務員一人と婆さん一人と少女一人を堰き止めるのに。アレ。


「――……ォォォ?」


 まぁアレは幾らでも言い訳されちゃうだろうからもう気にしない事として……となるとやっぱり麻痺薬かなぁ。探すべきは。一般家庭には必要無いものだろうし。それを見つけられれば言い訳も許されないレベルで逮捕出来る筈。

 まぁ最大の問題はそれが何処にあるかの目星すらついて居ない事だけどな!


「――フゥ、ウゥゥゥ……」


 うーん、何かヒントか何かが……あ、そう言えば有馬さんにこの家を探索してもらってたっけ。なんか見てないか、ちょっと連絡してみようかな。えっと、メールメール、有馬さんの連絡先は……コレだ。えっと。


『家の中で、何か怪しいものを見ていませんか』


 コレで良いかな。変に文章丁寧に書いてる時間も……っと、足音が戻って来たが。やっぱりそんな時間ねぇな。よいしょ、っと。角で位置を固定、足を突っ張って。完了。と。


「――ええい外にも見当たらない、おちょくっているのか!」

「お父様、鍵を取られていたんでしょう、もしかしてあの部屋に……!」

「っ!? まさか……美憂、ここは任せる。日和、急いで向かうぞ」

「分かりました」


 ……行っちゃった。ったく、セーフセーフ。しかし、あの部屋って何だろうね。あの部屋って。この鍵使ってはいる部屋があるのか……もしかしてそこに色々危ないものがあるとか? 気になります!


「全く、じゃあ私は家の中でも見に行こうかしら……」


 ったく、未だに警戒が全く緩んでないのに徹底さ具合を感じてしまうわ……まぁそれは大して気にする必要も無いとは思うけれど。どうせ警戒されても逃げれば逃げ切れるし。ん? 形態が震えてる、これは連絡が来たか?


「――モゥ」


『私が見つけたのは、和室の壁の裏の汚れたお金と、主人の部屋にあった真っ黒なメモ帳位です。というか、あまり無茶しないでくださいね?』


 ほぉ、和室に金、そしてメモ帳か。より気になるのはやっぱりメモ帳の方だな……それでその主人の部屋は何方にあるんですかっと……送信。


「――……」


 とりあえず、返事が帰って来るまでは動けないし、あの部屋っていうのが何なのかを想像してみようかな、なんて。情報欠片も無いけど。ヒント鍵しかないけど。


「――フゥ……」


 この手の中の鍵を使うらしいけど……この鍵も金属製で大分しっかりしてるというか。間違いなく、結構しっかりした扉を開く鍵、じゃないのかななんて。


「ったく、どうすればいいんでしょう……万が一、あの部屋の存在が外に明らかになろうものなら間違いなく我々は……」


 おおっとここで重要証言が耳に聞こえてまいりました。そんなに知られちゃいけない事実が眠った部屋なのか。となれば……俄然、何があるのかは気になってきた。


「とはいえ、まだ時間はある……ジックリと探せば何とかなるわ、多分。うん」


 見つけられたらヤバい物……普通に考えれば犯罪系の証拠か何か、だとは思うけども。でも見られたら終わるっていいきる程のモノとなると……そしてこんなゴツイ鍵で封印して居る。二重で気になるねぇ。良し。


「庭の隅なんてそうそう見破られないとおもうけど……万が一の事を考えて……」


 あ、行っちゃった。ふむ、この鍵は庭の隅にある何かの鍵、か……取り合えず、行かないっていう選択肢は無しだし、手帳見つけた後行ってみようかな。……あ、首、首が凄い辛くなってきた。スマホ見るから腕使えないし……あ、待って待ってこれダメだビキってなってる、切れる、切れちゃいけない物切れちゃう! 助けて! 俺が自分でやってるから助けられない! アァ!


一般市民が持ってるチェーンソー=道具

マッチョ面が持ってるチェーンソー=(場合によっては)凶器。


なお完全な偏見です。

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