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俺の山でデスゲームをするんじゃない  作者: 鍵っ子
俺のホームパーティを邪魔をするんじゃない
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お爺ちゃんは今何処

 しかし、実際、どこまでこの足で追いすがれたもんか……! く、とはいえ多少は回復してるんだ、走れもしないって事は……ない! 体は鉛の様に重いけど!


『行くぞ、お袋っ……出来るだけ離されない内に……なんとか!』

『言ってる間にもう森の中に入りかけだよ馬鹿息子! ええい、一匹は未だだけど残りはどうやって追いかけるってんだ……ったく、取り敢えずロープは千切っておこうか』


 それは大変申し訳なく……! それはそれとして力任せにロープを千切るな。結構頑丈な奴なんだぞそれ。まぁ、でも一匹縛るだけじゃどうしようもないからしょうがないのか、じゃなくて!


『ちょ、何てこった……ええい兄貴起きろ! 気合入れて立て! 女性がピンチだぞ!』

『なんだ急にお前!? この……ええいやってやる!』


 おお負傷状態から良いダッシュ! 流石やで兄貴。となれば俺も全力……あっ足が! やっばい、走ると地獄みたいな状態になる!


『というか、なんでそんな風に鼓舞……鼓舞か!? 鼓舞してんの!?』

『いやぁ、毎度毎度女性を引っかけてるから、そうやって言えば元気になるかな、と』


 まぁ狙ってやっての事じゃないからどれくらい効果あるかは、俺的にも正直微妙な所だったんだよ。まぁ噴気させられれば、って感じだったんだけど。


『立ち上がってるじゃんか。何よりも雄弁な証拠示しちゃってるんじゃんか』

『あんな化け物を逃がすのが良くないから、頑張って立ち直ったんだよ!』

『 ホントかなぁ~……なんか、もっと下に忠実にな感じの理由で立ち上がったんじゃないですかぁ? 下半身とか、固くなってらっしゃらない? えぇ?

 ――とか思ってるんじゃないだろうなぁ……やめろよ! 思ってないからなぁ!?』

『いや思っておりませんが? なんなの、ちょっと言い掛かりが過ぎやしないか』


 なんなの、幾らなんでも言い掛かりに過ぎないか? そこまでド失礼な事なんてしないから。止めてね? 風評被害にもほどがあるからね? なんなの? 俺ってセクハラオヤジかなんかなのマジで。止めて? 


『喋ってる間に歩きな! 取り合えず一匹だけでも見失わない様に気を付けるんだよ!』

『散り散りになっちゃったからなぁ……! 確かに、取り合えず一匹でも早く確保して』


 残りを追跡しないと……とか言おうと思ったらもうゾンビはもう散らばってるしああもう、ぐっだぐだ! ひっでえもんだよ!


『――い、いや、まだ大丈夫だ! やっぱり山歩きになれてないようだ! 足元が宜しくない! 全力疾走できてないぞ!』

『希望はアリ……取り合えず先ずは目の前の一匹に集中しても大丈夫そうだ』


 よっしゃ! そうともなれば全力にて回れ我が両足! まるでアニメの様にグルッグルしろ、いっそ風の様になって! 黒い風の様になって! アイアムメロスじゃあああ! 王に物申しに行くんだよ! まぁ立場的に上位種っぽい奴は既にリタイアしてるけど。


『っ行け! そのまま! 全力で! 止まらなかったら追いつけるぞ!』

『任せろ! 俺の体を削り切る勢いで行ってやるのじゃ!』


 ちょっとのじゃロリ混ざったが気にしない! 気持ち的には体を酷使してる老人っぽい感じだからね! そんな感じになっちゃった!


『っし! 捉えたぞアンデッドボーイ! アイキャンフラァアアイ!』

「ウフィィッツ!?」


 渾身の跳躍の先は、栄光の架け橋、その先に居る獲物を確保しそのままタッチダウンじゃああああ! アレ? 案外ゾンビ君、軽いと申しますか待って待って勢いが止まらないコケる、転げる、ギャアアアアッ!?


『は、ハチィイイイイ?!』

『あぁっ!? 息子が凄い勢いで転がり落ちていって地面に叩き付けられたよ!? 凄い痛そうだよ!』


 ……説明口調で言うんじゃねぇや。馬鹿野郎が。ああでも、普通に痛いのは間違いないけども。ダメージ負った体にまさかの酷い追い打ちが……あまりにも……もうちょっと勢いを弱めるべきだった。


『ぶ、無事かいハチ!』

『全身の痛みがぶり返したが、なんとか行けるとおもう……うん、行けると信じよう。お袋! ロープ千切って寄こしてくれ!』

『アイアイちょっと待っておきな……これくらいの長さで、よいしょ!』


 ここまで聞こえるような結構野太い『ブチ』っていう音が聞こえちゃったんだけど。さっきもそうだけど、どうやったらそんなことが出来るのかと。まぁそれはどうでも良い、先ずは一匹確保を……!


『よい……やべぇ、縛るだけでも体に響くぜ……ぐ、ヤバい』

『だから休んでなって言ったんだよ、足手まといになるから! 気遣いとかをするような顔に見えるかい私が!』


 見えねぇ……っ! そ、そりゃあそうだ。結構回復したとはいえ、そんなボロボロの状態の男を連れて歩きたくは無いわなぁ……よ、よし何とか縛り上げたぞ! これで、次は……あ、待って膝。本当に膝辛い。


『支え合って歩いた方が方が良いんじゃないかな……コレ? 僕たち』

『いや、安定性は上がるけど俊敏性は下がると思う、から。ピンで頑張ろう』

『なんか母さんだけじゃなくハチもゲーム的な発言してない? 大丈夫?』


 否定はしない。ソシャゲをやってるとそういう、そういう系の数値に異常に詳しくなるのよね。そう言う数値の合計でさ、、パーティ組まなきゃいけないから。


『そう考えるとこのパーティパワー系しかいないな……バランス悪い』

『なんでもゲームに例えるのは止めようね。パワー系っていうのは否定しないけど』


 パワー系の頂点みたいなお方が目の前に居るからね。まぁここに居ない方にもSSR級のモンスターが居るけどもそれは置いておくとしよう。あの人は、アレだ。スポット参戦するお助けキャラみたいなもんだし。


『無駄話してるんじゃないよ! まだ何匹か居るんだ、着いて来るって言ったんだ、這ってでも来るんだ馬鹿息子共!』

『『お、押忍!』』


だってお爺ちゃん投入しちゃうと本当に全部暴力で解決できちゃうし……自分で設定しておきながら扱い難しいキャラにしちゃったし……

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