表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ

初投稿ですので大目にみてください


誤字、脱字、アドバイス等ございましたら教えていただけると幸いです

2018年ドイツでヒトラー2世と名乗る人物が現れ政権を握った、ドイツは「ナチス第4帝国」と名前を変えて軍備拡大を始め

それに呼応するようにイタリアもファシスト化した、そしてオーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリーを併合

そして2020年ポーランド、フランスに侵攻し、これに対して国際連合は国連軍を結成して対抗した

だがそれでもナチスの勢いを止めることができず徐々に敗走を重ねついにはヨーロッパが帝国の支配下に置かれた


だが戦線を伸ばしすぎたナチスは勢いが弱まりついには止まった

そして各地で国連軍は反撃を開始、ナチスの敗北はもう目前となった






2022年10月21日 イギリス某所



ブーッブーッブーッブーッ

基地内に警報が鳴り響く


ハンガーの隣にある小屋の扉が勢いよく開き

中からオリーブドラブ色や様々な色の服を着た数人が飛び出ていく


《爆撃機と戦闘機の爆戦連合が接近中、あと30分で到着する!日頃の訓練の成果を見せろ!全機叩き落とせ!!》


それぞれが決められた戦闘機に飛び乗りそこに整備員が駆け寄ってエンジンをスタートさせる

すでにスクランブルに入っていたフィンランド空軍のF–18が滑走路で滑走を始めている


自分のF–22Jも整備員のハンドサインと共にエンジンを始動する

すでにエンジンをスタートさせた機体が次々と飛び立っていく


タキシングの指示に従い滑走路に入る

「国連軍第309連合飛行隊、第5小隊長日本航空自衛隊飛鳥湊出る!!」

そう無線に吹き込むとスロットルを目一杯まで入れる


アフターバーナーに点火したFー22Jは変更ノズルから青白い光を残し空に消えていった







「隊長、いつになったらこの戦争は終わるんですか?」

無線から隣を飛ぶ女性隊員の声が聞こえる

「それは誰にもわからない、だが近ずいているのは事実だ、まあ心配すんなじきこの世界は平和になる」

フランス解放、ポーランド解放に続いてイタリアの降伏、着々と平和へと近づきつつある







ビーっとレーダーに大量のunknownが表示されると飛行隊長機から全機へ通信がきた

《こちらは飛行隊長である、今回の戦いは決して簡単な仕事では無い、だがナチの犬どもを一匹たりとも逃すな!!》

「《《《了解!!!》》》」





ピッピッピッピーと胴体下部の対空ミサイルが目標をロックオンした

そして胴体下部が開くとミサイルが煙を引きながら敵へと飛んでいく、敵もミサイルを発射しコックピット内に警報音が鳴り響く


機体をひねり、チャフ・フレアを射出する

後ろを見ると、敵のミサイルが吸い込まれていき上空に火球を出現させた


周りは回避してるのが大半だが被弾している機もちらほらいる

しかしこちらのミサイルも命中している


「全機ブレイク!ブレイク!」

合図と共に周りの機体は散開し格闘に入った






前方の敵機を機銃で叩き落とした時

「隊長!上空から敵機が!!」

上を見ると太陽を背にこちらに突っ込んでくる敵機がいた

操縦桿を思いっきり倒すが強烈な振動が機体を襲った


ディスプレイは左翼を中心に赤く染まっている

左翼を見ると小さな破口がたくさん開いておりそこから燃料が帯を引いている

側面を過ぎていった敵機の後ろを取り、照準器の真ん中に捉えると

「FOXー3、ファイア!!」

引き金を引くと機体上部の蓋が開き中に入っている銃身が回転を初め毎分7200発の速度で20mm徹甲榴弾が放たれる



放たれた弾は吸い込まれるように命中し、敵機を内部から破壊し

敵機は火に包まれ錐揉みしながら落ちていった



「隊長!大丈夫ですか!?」

隣に並んでくる、キャノピー越しではあるがこちらを心配しているのが分かる

大丈夫.....じゃ無いな、こうしている間にも刻一刻と燃料は無くなっていっている

片翼の燃料タンクだけでどれぐらい保つか、果たして基地までたどり着けるかすら怪しい

「大丈夫と言いたいが、燃料が漏れている基地までたどり着けるか分からない」


「じゃあ私がエスコートします!一緒に帰りましょう」










「だめだ!今からでも戦域に戻れ」



「何故ですか!?それでは隊長が.....」


「これは命令だ、もう一度言う戦域に戻れ!」


「....分かりました、でも先に帰って待っててください、そして帰ってきた私を抱きしめてください、約束ですよ」

最後の方彼女の声は少し涙ぐんでいるように聞こえた


「安心しろ、私がお前たちを残していったりはしない、約束する」

そうだ家族のような存在のあいつらを置いていったりしない、またあの時のようにならない


それで安心したのか彼女が離れていく


そうだ、それでいい

さてここからは自分と機体との戦いだ


「さてとお先に帰って待ってますかね」

そう呟くと雲に入っていく、それが飛鳥湊のこの世界での最後の言葉だった

















爆撃機を全機撃墜し、基地に帰還した309連合飛行隊を待っていたのは基地の職員の歓迎だった

機体から降りた彼女はたくさんの職員から彼を探すも、どこにも姿はなかった




2022年10月26日ベルリン陥落、同日ヒトラー2世自殺


10月27日ーーナチス第4帝国が連合軍に無条件降伏ーーー戦争終結




「抱きしめてくれるって……言ったじゃないですか」

石碑に刻まれた名前の前で彼女は立ち止まる

「隊長の嘘つき…バカ‥バカ……」

彼女の頬を伝って水滴がこぼれ落ち、誰にも見られることなく地面へと染み込んだ





飛鳥湊2等空尉

秋田県生まれ、10歳の時の適性試験で並外れた適性を示し航空自衛隊に入隊する

教育隊時代にはその並外れた技能で度々教官を唸らせた

13歳で実戦部隊入り、メキメキと実力を付け

14歳の時第3次世界大戦開戦、そして国連軍としてイギリスに派遣される

ここでも優れた空戦技術で237機撃墜の記録を残す

敵味方から恐れられナチスでは尾翼に付けられた月のマークから「レットムーン」と呼ばれた

終戦の6日前のナチスの最後の大規模反抗作戦『アシカの朝日作戦』で彼の所属する国連軍第309飛行隊は敵航空機を全機撃墜、彼自身も原子爆弾搭載機を撃墜するなどしたが被弾

僚機からの護衛を断り消息不明となり、救助隊などの必死の捜索でも発見することは出来ず戦死認定された
















「くそっ!!どうなっていやがる」

基地への最短距離を取るために雲の中に入った瞬間、機体のありとあらゆる電子機器が狂い始めた

しかし操縦系統は影響を受けなかったため辛うじて操縦できている状態だ


数分間の間ふらふらと飛び雲を抜けるとそこには






星空が広がっていた


そして雲を抜けた瞬間、今までノイズを発していた電子機器が復旧した

だがGPSの位置情報は以前掴めないまま、画面にはエラーの文字が表示されている


ふとレーダー画面を見るとunknownと表示された基地方面へと飛んでいくのが見える

「撃ち漏らしか、この先には基地が!」

だがミサイルは全て打ち尽くしてしまったため、残りは機銃しかない

スロットルを入れて追いつこうと速度を上げる、幸いまだ燃料は持つ

「基地へ聞こえるか!そちらに所属不明機が向かっている迎撃機を出せ!!」

だが無線からは誰の声も聞こえてこない、もう一度繰り返すが返答はない


そしてそうこうしているうちに距離が狭まり目視で確認できる距離まで近づく

「なんでこんなところにレシプロ機が……」

そこにいたのはレシプロエンジンで飛ぶ旅客機らしきものだった


より詳しく確認するために機体を近づける

そして旅客機の近くを飛ぶ影に気づいた、その影は暗くてよく見えないが人の形をしている

ふと影が上昇して月明かりに照らされる





「あれは………人?人が空を飛んでいる?」




そこには月明かりに照らされて輝く白髪の少女がいた


F-22J戦闘機


乗員: 1名

全長: 18.92m

全高: 5.08m

翼幅: 13.56m

動力: 三菱重工製F–210-PW-400 A/B付きターボファンエンジン× 2 (ライセンス生産品)

最大速度: M2.92, (高々度)

巡航速度: M2.12, (高々度)

航続距離: 3,200km

実用上昇限度: 35,000m


F–22Aを日本の三菱重工がライセンス生産し改良を加えて魔改造した一品

その性能に驚いたアメリカが改造キットを逆輸入している


史実のような生産数削減はなく、日本への輸出も滞りなく進んだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ