異世界に転生した男の話
読みづらかったらごめんなさい。
これは、ある一般人が拾った一冊の自由帳に書かれてた出来事である。
―どうやら、俺は転生してしまったらしい
気がつけば辺りは草原に囲まれていて、目の前にはスライムが跳ねていた。そのスライムは「私がお前の相棒だ」とでも言いたげな顔を浮かべていた―
―どうやら、この草原はとても広いらしい。
どれだけ歩いても草と土しか見当たらないのだ。
さっきのスライムはどうしたって?
美味しかったよ。
まぁそんなことはおいといて、この状況をどうするか
考えなければ―
―どうやら、村を見つけたらしい。やったぁ。
それは中ぐらいの村で、住人はとてもいい人たちだ。
家まで貸していただいて、さらにスープまでくれた。うまい。
家の中で自分にチート能力は有るのかを考えた。
いろいろ試して、自分にある能力が付与されてる事に気付いた
((!!常に歯がキレイ!!))
眠いので寝ます―
―どうやら、俺は騙されてたらしい。
ふと目を覚ますと、さっきの住人が竹串を持って俺を囲んでいた。どうやら俺を殺そうとしてたようだ。竹串は一本ずつ丁重にへし折らせていただいた。その後走りに走って村から逃げた。あの村の住人は人間ではなく、人型の魔物だったらしい。それにしてもなぜ竹串なのだろうか。やっぱりここは"異世界"だ―
―どうやら、俺は絶体絶命らしい。
気がつくと、俺はドラゴンに囲まれていた。俺は転生者だけど戦える訳じゃない。歯がキレイな事しか長所がない俺にとっては絶体絶命だ。ドラゴンが炎を吐き、俺が焦げかけた時、誰かが黒い液体をドラゴンに投げつけた。ドラゴンはどっか行った。
―どうやら、俺はこの世界の人間に会ったらしい。
また魔物じゃないかと思ったが、竹串は持っていなかった。
ファンタズィな格好をしていて、さっきの黒い液体が入ったスプレーを持っている。試しに舐めさせてもらったが、一時間は咳が止まらなかった。そいつはこの辺では有名なやつらしく、今から魔王を倒しに行くそうだ。"能力"のお陰で旅に同行することができた。これから俺の冒険は始まるのか。―
―どうやら、俺らは魔王に返り討ちに会ったらしい―
たったこれだけの物語だった。
あ、そろそろ行かないと遅刻しちゃう。
読んでくれてありがとう。