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魔導蟲~始まりの物語~  作者: 七味とうがらし
5/10

特別訓練略して特訓

 「この世界の魔法について説明していくわねん、」GODさんが言ってきた、ついに魔法が使えるようになるらしい、


 魔導蟲により魔力を強化すると言っても強化する元になるものがないと、何もできない、

 〔俺〕0x〔GODさん〕1000000=0である、


「じゃあ貴方の魔法の適正を調べるわね、スプーン曲げは出来る?あと感はいいほう?体温を任意で変えられる?」


へ? スプーン曲げとはあのユリゲラーのあれですか? 子供の時できたな、まあ感もいい方だと思う っで体温か、気張れば体温上げられるな、


「全適正有りなのね~さすがだわ~」


え?こんなことでいいの?


「あらあら大丈夫なのよ~0.00001でもゼロじゃないのよねうふふ 急激に魔導蟲を活性化させていくからちょっと頭痛が激しくなるけど死にはしないから我慢して頂戴ね~」


頭の芯から激痛がやってきた、数秒間隔でそれが大きくなっていくこれ何て言う拷問ですか?


余りの痛みに思わずステータス画面を開いて痛覚レベルダウンって、初期設定時に最低にしておいたときのままだった、


「じゅんちゃんごめんね~これって精神生命体に直接リンクしてるから肉体的痛みじゃないのよね~、もう少しだけがまんしてくれるかしら」


「普通は時間をかけてゆっくりやっていくから痛みは無いんだけどね、今回は急速成長だから痛みを伴うのよね」


 やっと終わった、時間にして3分位だったのだろうが30分くらいに感じていた、今回の実験でホムンクルスの体でも精神生命体の部分だけは痛みを抑えられないと言う事実が確認できた、


 結果精神エネルギーを魔力に変換することに成功したが、現状 爪の先に火を灯す、コップ一杯分の水を出す、団扇で扇ぐ位の風を出す、一握りの土塊を出す、ん~何の役に立つのだろうか、残念な能力にしか思えない、


「基礎さえできればあとはその力を大きく育てるだけなのよ」


GDOさんはそう言って優しくハグしてきた、ちょっと寒気がしたのは気のせいだろうか、




「ああ~ジュンちゃんキツイきついわ~あたし壊れちゃう~でももっと~激しくしてちょうだい~」


って今思い切り魔導蟲とのリンクを拡大してる所なんですけどね、この作業をやらないと魔導蟲の神経節が焼き切れてしまうらしいんですが、急激な成長には必要不可欠だそうです、って何これ!別に声に出さなくてもいじゃんw


 「あらあらや~ね気持ちの問題よこれは~はぁと、これで心も体も繋がって一心同体少女隊なのよ~」 


またGODさん意味不明な事言ってますよ、なんだかこの手の会話されると寒気がするのは体温調節機能が麻痺するんでしょうか?寒気がするんですよ、恐るべし魔法の力、


翌日リンクを更に拡大していきますまた例の痛みがやってきました、


そして庭に出て魔法のテスト、「ファイア」と呟き炎が出るイメージを爪の先に集める、


「ボッワッ」っといって5m位の火柱が上がる、


「GODさん何ですか今のは、殆ど昨日と同じ感覚でやったんだけど、」


「そうなのよね~、リンクを拡大した結果なのよこれが、これで50%リンクの状態なのよ~」


「100%だとどうなるんですか?」


「この魔法でドラゴンなら一撃で瞬殺なのよ~」


「とんでもないですね、ドラゴンがどれほど強いのかわからないけど、」


「明日最後のリンク拡大するからね、一緒に頑張りましょうね~ はぁと」


何故か又寒気がした、これは何かを予知しているのだろうか、


リンク拡大最終日 激痛が走る、


「ああ~ん じゅんちゃんあたしもうだめ~こわれちゃう~」


いや壊れそうなのはこっちの方だ!凄まじい激痛の中ろくなツッコミも出来ないまま終了、


俺は空に浮くイメージをしてみる、地上から数センチ浮いてます、そのまま雲の上まで飛ぶことをイメージすると豪い速度で上昇していく、急に高い所に来て怖くなった、早く地上に降りなければ、と思った瞬間体は地上に戻ってきていた、


「今のって錯覚??」と思っていると


ミケーネが「飛行魔法と転移魔法が...」と呟いていました


「じゅんちゃん魔法はイメージだからねん、飛行魔法で上昇しすぎて怖くなって一目散に地上に戻りたいと強く念じたのね、だから地上に転移できたのよ~」


「転移魔法はね行きたい場所を明確にイメージ出来ればどこにでも転移出来るのよ、だから行ったことのある場所しか行けないんだけどねん、あと転移は精神力を大量に使うから要注意なのねん」


「えらく体が重く感じるのはそのせいですか、」


「じゅんちゃんのそのボディーは魔力枯渇すると石化するって言われてるからこれやるときは十分気を付けてねん」


「モローに強力な魔法が使えるようになったこと報告」実践して見せたその魔法を見て


「素晴らしい、実に素晴らしい...」感嘆していた


「儂は思っていたのじゃ、弱さ故理不尽な人生を強いられていく者たちを救いたいと、」


「俺もその意志には賛成だな、」


「ジュンおぬしもこの世界の見聞を広めたいであろう、そして」


【儂の念話もききとれるようになったのであろう?】念話で聞いて来た、


【はい、良く聞こえます】と念話で答える


「それではジュン各地を回って理不尽な人生を強いられている者たちに手を差し伸べてきてはくれんか?」


「ホムンクルスの実験は成功をおさめたからのう、また別の実験に移るから必要があれば念話で呼ぶ、だからジュンはミケ-ネを連れて諸国を巡って儂に世界の事も教えてくれ」


翌日旅に出ることになったのでモローが何か良いものをくれると言ってきた、明日のお楽しみだそうな、


あれ程まで強力な魔法が使えるようになるとは、この村の秘密が漏れてしまえばジュンは激怒するじゃろう、バレる前にジュンを旅に出して必要な時だけ念話で呼び出せばいいわい、さてと、変装道具をジュンに渡してやるかいの~ふぉふぉふぉ









続く

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