Day1-3 コロニー建築開始
思ったより内容を詰め込めなかった......
さて、先ずは睡眠をとるための個室と共有スペース、食料貯蓄庫を作らなきゃいけないんだが......
俺はあいにく設計はできないんだよなぁ。
エルが設計できたはずだ。
「どっちか設計できるか? 個室は2mx3mで、共有スペースは7m四方、食料貯蓄庫は5m四方でお願いしたい」
「ああ、設計なら儂ができるぞ」
「おお、じゃあ頼めるか?」
その会話の後のエルヴァンの設計の手際は素晴らしいとしか言いようのないものだった。
ものの数分で書き上げるとは。
「昔建築関係の仕事でもしていたのか?」
「ああ、ちょっとな。 ホテルの設計に携わってた」
通りで早いわけだ。
良いクルーに恵まれてるなぁ。
まあ、それはいい。
「んじゃ、作業するぞ」
「「了解」」
「あれ? ゼルさんは作業しないんですか?」
「ああ、発電設備と暖房設備作る序にちょっとしたレーダーを作っておく。 もし敵対生物が居たら大変だろ?」
―――
ふむ、太陽の動きを読んでみたところ、大体この星は昼晩それぞれ12時間ずつの1日24時間か。
となると、このままでは2人がそれぞれ1部屋ずつ建ててるけど、間に合わなくて野宿になりそうだな。
夜の気温は恐らく今を太陽(仮)の高度から夏としても凍えるくらいだろう。
どうしようか。
2人で1部屋を建ててもらって寒さを凌ぐのが最善策か?
木はあるから焚火は出来るだろうし。
「ゼルさん。 提案があるのですが......」
「エスティアか、何か問題でもあったか?」
「はい、このままでは夜までに1部屋も完成しないと予想されるのでエルヴァンさんと一緒に先に1部屋立ててもいいですか?」
なんだ、そういう事か。
「ああ、ちょうど言おうと思っていたところだ。 何とかして1部屋だけでも建ててくれ」
「了解しました」
これ俺がいる意味あるのか......?
―――
お、そろそろ1部屋目が完成しそうだな。
焚火の為の木を集めておくか。
あぁ、そうだ。
ベッド作るか。
幾らか布あったから木と組み合わせて作れるだろう。
睡眠は大事ってどっかの本に書いてあった気がするし、実際そうだろう。
―――
「お~い、ゼル。 建築終わったぞ......ってなにしてるんだ?」
「ああ、レーダーを作ってるんだが、まあそれはいい。 ベッドと焚火に出来そうな木をそこに集めておいたぞ」
「ありがたい。 では設置してくる。 レーダーに関しては後で聞くからな」
「よろしく頼む」
一応、レーダーは完成したんだが、起動して暫くたったらよくわからない反応をし始めたんだよなぁ。
レーダーに生体反応があるわけじゃなく、信号が送られてきている、と言った方が良いのか?
まさか救難信号とか......ないだろ?
しかたない。
今夜は一応武器用意しておくか。
本編にはレーダーなんてものは欠片も出てこないんですよね......
でも、途中のランダムイベントにある入植希望者からのメッセージはどうやって届いているのか、また、敵対種族からの襲撃はどう察知しているのかを最低限説明できるようにしておかなきゃ、と思い作りました。