真・羅生門=Who is a traveler"悪魔の正体"=
なんで体育大会なんてあるんだ。なんで行進の練習で1年生が声を出さないと言う理由で3年生が声を荒げて炎天下の元、休憩時間を削られ行進をしなくちゃならなんだ。
のどが痛いお。もう学校行きたくない。
学校サボる奴の気持ちが分かったよ。こりゃあキツイ。猛暑の中でも卓球していた俺が言います。
全体の流れ
==おもしろくない人生を何とかしようとする少年。そこに悪魔が現れた。悪魔は少年の大事なものをもらう代わりに少年にとって楽しい世界に変えるとい契約をつくり、結ばせようとする。
少年がは次の日から楽園のような日々を送る。そのさなか悪魔が契約の日にちと少年にとって大切な
"普通の世界"を渡すように言う。
なやみ少年は元の世界に戻れるように言う。悪魔は元の世界に戻した。
しかし待っていたのは悪魔に自分の体をのっとられるという悲劇だった。
======================================================悪魔の正体
悪魔にのっとられ体の自由が利かなくなった少年はどうしようもなかった。自分の体が自分の意志にそむくとはなんとも気色悪い。思考能力があるが何も出来ない。これなら気を失ったほうがましかもしれない。
悪魔はどうやら自分の日常生活を知っているらしく、あたかも自分との用に振舞っていた。てっきり血まみれ展開になると思っていた。
さてさてこいつは何がしたいのだろうか。わざわざ運動神経の悪い俺に契約だの何だの言って取り付くとは変な奴だ。まあ俺みたいな人間に吸い寄せられるというのだから仕方ない。
何で俺はこんなに冷静なんだろうか。
そんな生活が続いて数日すると変化があった。それはクラスの奴の態度だった。最初は今までどおりあまり相手にしていなかったやつが、声をかけてくれたり、まるで人を鈍物のように見下すような態度をとっていたがそれを改めたりと前の状況より圧倒的に友好的だ。
そして毎日夜寝る前には独り言を言う。俺にだ。内容は俺をあざ笑うかのような内容である。
なんなんだこいつは?疑問はつのるばかりだ。そして意識が消えない俺は永遠の苦しみの中にいる。
疑問が毎日積もる中遂に俺の疑問が晴れる日が来た。
実に1ヶ月たったころだった。
自分の視界は悪魔が操ってみている視界だ。悪魔が草を見れば当然視界には草が映り、筆箱を見れば筆箱が見える。
その視界に変なものが見え出してきたのだ。
有る下校途中…俺の視界をさえぎるように何かが見えた。数字の羅列?
45294…見えたのが二秒だけだったため5桁しか読み取れなかった。
そしてその数字は頻繁に俺の視界内に入ってくるようになった。
448726… 4233001… 数字の変動が激しいため全部覚えきれないが全部で10桁あるのが分かった。そして俺は数字の数が次第に減っているのに気がついた。
その夜…ベットの上で寝ながら、
「俺の本当の正体を教えてやろうか」悪魔が俺の声帯を操り言葉を発した。
「俺の正体は…おまえがよく知っている人物だった…そう人だった。」何を言っているんだ?静寂が部屋を包んだ。
お前これに覚えは無いか。おれの体はムクリと起き上がり机に向かっていった。