表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読書感想文"羅生門"  作者: 賀来麻奥
真・羅生門Ⅱ-2
32/40

真・羅生門=12=

 屋敷とでも言うべき建物に侵入して俺たちが見たものは…まあそれなりに塀にあった建物だった。平安時代か?なんか古いのを連想させておきながらそこには場違いな工場系な建物があった。



 門番を交代するのか門が開き建物から出てきた2体がいままで勤めていた2体と交代した。つまり建物の中にはあれが沢山いるかもしれないということだ。

 戻ろうとしたが入れ替わった2体はじろじろと俺たちが侵入した溝のほうまで警戒している。戻れそうに無い。



 そのとき田中が

「石投げない?あれに」と例のシューバロッドを指さした。何か知らんが庭みたいなところで寝ている。のんきな奴だ。きっと長生きするよ。あ、機械だからそれはそうか。俺はあいつらにちゃんと睡眠欲とかが綿密にプログラミングされていることが驚きだ。



 さてさてそれより田中がなんかちょかいをだ仕掛けていると治虫が止めた。「でも」とか「だけど」とかの他者の言葉を否定する声が双方から聞こえてくる。



「面度だな。いいや投げようぜ」後先考えず発言したのは旭日だ。というかもう投げていた。武田が便乗してもう1人に投げる。こいつらはコントロールがいいから野球部に入れるんじゃないだろうか。そうきれいに直撃した。



 しかし…動かなかった。なんでだろう。


 もう1回投げた。俺も投げた。他の奴も投げた。幾十投げたか知らんし何回当たったか知らない。だがおきない。



 俺らは目が点になりそうになった。



 何かしかけが?と言うわけで俺と旭日と田中がなぜか選抜された。何にだって?あいつらの現状確認だとさ。2人が観察で1人が護衛だとさ。武田、音椰、武田、宮元、治虫の5人は呆然と眺めている。




 見てみた。恐ろしさを象徴するような物体(?)は全く動かない。とりあえず近く似合った岩で頭を殴ってみた。つぶれてしまった。ジャガイモ程度の弾力性しかなかったので驚いた。



 もう1体のほうも動かなかったから壊したらしい。つまりどういうことだろう?




 「お前ら何者だ!!」ぬ?見るとまあ草やら木からあちこちの茂みや影からシューバロッドが沢山除き徐々に接近してきた。


 

 なんで気づかなかった。ふとコンクリの溝を見た。ここからでは良く見えないが5人はいなかった。

 さてさてどうなることやら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ