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読書感想文"羅生門"  作者: 賀来麻奥
真・羅生門Ⅱ 黎明編
18/40

真・羅生門=Who is a traveler3=

 そこは音椰がいなかったばかりかちょと幼くなった武田がいた。俺は自転車にちょうど乗ろうとする前の、いわゆるハンドルと荷台を抑える格好でいた。ん?何でこんなことになってんだ?


「なんかのミスかな」と俺は武田に話しかけた。すると武田は

「何?どうかしたの?頭ドッか打ったの。ってか少し身長伸びた!?」何だ?何を言ってんだこいつみたいな顔をしてきた。俺も同じ気持ちなんだよ。お前は何を言っている、てか音椰はどこにいった?


 はっ…俺はこの感覚を知っている…。そう俺は自転車に乗ってて転んだんだ。そうここは!!俺例の事件に巻き込まれたときみた幻想(?)いや何だ幻想ではない。パラレルワールド?


 何故こうなったか分からないが俺がとる行動は一つだ。

「いやなんでもない」武田に中学時代接していた態度でそういった。声がいまだ高いため若干感じが違うだけで別段変に思われなかった。

 あの時はいろいろ記憶が混雑していたが今回はそうはならないそうだ。まあ今回もなったらまた例の男が撃たれるとこに戻らなくてはいけない。そんな事をしていては俺は正気ではいられないだろう。


 ごちゃごちゃ考えていると

「ねえ"誰も皆旅人"ってどんな話だっけ?」武田が俺が聞きたい問いを俺に言ってきた。そんな事を言われても分かったものではない。

「なんつーか。こうあのアレだな」何が言いたいのか俺には分からない。俺がわからないのだから武田がわかるわけが無い。今言ったのが分かったというのなら間違った事を教えたことになる。


 が、武田は笑いながら

「藤原は昔から説明が下手だからね、クハハ」馬鹿にしてるのだろうか。だが馬鹿にしてくれてありがとう助かった。馬鹿にされて礼をいっている俺はMなのだろうか?まあ馬鹿を連発していてもいい気分になれたものではないからもうこの変な考えをやめよう。


 それから幾分たち武田は家に帰り着いた。俺はその後自転車で巡速10キロでダラダラと民家が少なくなる道ををとおり家へ帰宅した。どうすればいいかわからず、どうにもならないから何もしない事にした。


 

 俺はふと机の引き出しを見る。ワープ用のベルトが無い。どうやらこの世界には無いようだ。

 ただ変わりにへんなノートが見つかった。いや手帳と言ったほうが正しいか。


 俺はそれを開き殴り書きされている文字を見た。自分の字だがこんなのを書いた記憶は微塵も無い。


 …成るほど。これは大体のストーリが書かれている。下書きかな?


 そしてタイトルらしきものがデカデカと書かれていた。


「これか…」俺は今までわからなかったものが遂にわかるときがきた。題名は"誰も皆旅人"だった。端に"英語にする"と書いているところ見ると間違いはなさそうだ。


 俺は1文字1文字読み出した。

 


 

 毎日見てくれる人がいてアクセスが0になることがありません。ありがとうございます。新/真・羅生門シリーズは恐らく次回で終わりかな?

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