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読書感想文"羅生門"  作者: 賀来麻奥
真・羅生門Ⅱ 黎明編
17/40

真・羅生門=Who is a traveler2=

 7月20日 貧血になるような時間校長やら教頭やらが中学校じゃあるまいに長々と話をしている。行く予定は無いが大学もこんなのか?まあ大学はこんなんじゃないよな。大型連休なんて望むべくも無い。時折「静かにしろ」という先生の声が聞こえる。誰が喋ってんだか?暑いんだから喋らず早く終わろうぜ。

 30分後…そしてようやく終わった。そう終了式が終了して通知表を3日前に3者面談で貰い「これといってすごいのが無いね」という5段階評価で4と5で構成された通知表を見て親はそう呟いた。5がすごくなかったら何がすごいんだ?1とか2か?あえて3か?まあ80点以上が5になるのだが、俺の通知表の5は80点ぴったりで5なのでそのことを言ったのかもしれない。


 俺は勝手にwindowsがバックアップを行っているような時のいわゆる「ハァー・なしかのー」みたいな顔をしていた。ん?どんな顔か分からない?豆鉄砲を食らって人間の行動に疑問を感じるハトのような顔をしていた。それでも分からない?中間考査のテストで(※期末は認めません。あくまでも中間に限定します)携帯がなったやつに先生が近づいていくときの顔だ。それでも分からないならしょうがない。

 でまあそんな顔をして先生の話をまともに聞かずただただ視線をそらそうと虚空を見つめていた。


 それで終了した1学期。夏休みの始まり!


 その日は宿題の2割を終わらせて11時に寝た。(簡単すぎるぜ数学。何これ中学校の問題?)


 8月21日 音椰が家に来た。時間午前10時

 「速っ」と俺の宿題を見て音椰がそういった。お前が来るのが速いよ。


 「で、今年は読書感想文何書くの?羅生門?」この野郎。

 「さあね芋粥でもかこうか」「なんで芥川龍之介さん作品シリーズでいくの」という素朴な疑問に俺は2文字で答えた。

 「さあ」それでその後ゲームして昼飯を取りながら俺が昨日2割書いた宿題をもぞすごい速度で書き写して、さらには俺がその後1割終わらせたのだがそれまで写した。こいつにコピー機などいらんな。とどうでも言い事を思いながら俺は宿題を見せていた。



 その時だった。

 ピンポーン ピンポーン 「貧ぼおー」うるせぇよ!!

 家のチャイムを2回押したあとおもしろくないギャグをいって来たのは武田だ。うちがいつ貧乏になったのか100文字以内で言ってくれ。

 

 それで武田は俺の部屋に駆け上がると少しして宿題を音椰に負けず劣らずの速度で写した。


 「さーて頑張ったし気分転換に空間ワープして走り回ろうぜ」お前がいつがんばった?俺は知りたい。


 「まぁワープするか」俺は空間ワープベルトでボタンを押した。ウィィィィ…


 この視界がだんだん暗くなっていくのがワープの特徴だ。あの時間前は無かったが、セキュリティ的なものを増強したらこうなったらしい。分からんな。


 しかし俺がワープしたところには音椰がいなかった。 

  


  


 


 

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