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読書感想文"羅生門"  作者: 賀来麻奥
新/真・羅生門
13/40

真・羅生門=Who is a traveler=(誰もみな旅人)

  「ここにいたかガキが。生意気な業を使い上がって」男が持っていた武器は片手で打てる自動小銃に変わっている。男が作り出した電子空間であるから普通に可能だ。


 俺は頭が真っ白になりそうだった。読書感想文という宿題を終わらせようとして、ワープしたらなぞの男がいた。そして友人を連れてきたらこの有様である。


「何故こんなことをするんですか。てかなにをするんですか」武田が男に向かい言った。男は世界が認める無表情でこういった。

 「俺は人が死から逃れる必死さを見てるとおもしろくてたまらねー」

俺は大粒の冷や汗が額を流れるのが分かった。とりあえず今の状況で言えることは、この男が狂ってるということだ。

 

 オレンジ色の線が武田に延びていった。赤い液体が飛沫した。

 「ぁう…っ」声を出し静かに倒れた。

 これは何かの夢だろ。そうだきっと夢だ…。俺の視界は真っ暗になった。


 αー1

 「ふー…らー」「ふじーはら」誰だ?「藤原!」ん?「起きんか!!」ガン!!

 「イてァァ」俺は飛び起きた。周りから笑い声が聞こえた。

 「痛いのがいやなら最初から起きてろ。こうやって起こってる時間がもったいない!そもそもお前は――――」教員がごちゃごちゃと説教を始めた。


 ここは教室。授業中?学校。あれ武田は?音椰と本田あの男は?

「聞いてるのか?夢にいつまでも浸ってるんじゃない」

あれは夢だったというのか?「すいません」とりあえず混乱した頭で俺は教員に謝るという動作をすべきという判断をして発言した。

 「フッ分かればいんだ」

 チャイムが鳴った。

「はい今日はここまで。武田宿題の範囲藤原に教えてやれ」そうそう俺の名前は藤原だ。いままで言ってなかったな。


 武田はいつもどおりの顔で俺の近くに来た。

「熟睡だったね。ハハッ宿題の範囲はね」俺の顔に何か付いてるのだろうか?笑うほどのものか。

 ん?黒板を俺は見た。9月2日。そういえば昨日始業式をしたような。

 「武田俺は読書感想文を出したのか?」「何言ってるの?読書感想文をださずに短変小説を変わりに提出したじゃん」うちの学校は読書感想文を書いて何になるんだという生徒に対抗すべく、じゃあ短編小説を書くかのどちらかということになってる。もっとも何の解決にもならないが毎回5人くらいが出している。


 「題名は"誰も旅人"だったよ。大丈夫?」


 その言葉を聴いた瞬間、瞬間俺の意識はいったん消失した。


 βー1

 武田が倒れたのを見て俺は走り出した男の所へ。

 次回 更新予定日11月16日

 題名「死に喜びを」

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