第十五話 魔法学園の学友と出かけます
みなさん!この作品内ではお久しぶりです!!春咲菜花です!!さて、みなさんは今日が何の日か知っていますか?1月の第2月曜日、そう!今日は成人の日です!昨日成人式の日があったところと、今日成人式があったところがあると思いますが、この世にいる20歳のみなさん!!成人おめでとうございます!!成人式の会場ではさぞ綺麗な振り袖やスーツを着たお姉さんやかっこいい袴やスーツを着たお兄さんがいたことでしょう!!本当に本当におめでたいです!私の知り合いも20歳なので、綺麗な振り袖を着て成人式に行きましたよ!昔はどうってことない日だったのに、知り合いが絡んだ瞬間に「あ、おめでたいな」となるのはなぜなんでしょうか?なにはともあれ、世の20歳の方々本当におめでとうございます!!読者のみなさんの中に20歳の方がいるかはわかりませんが……(笑)ということで、「メッチャツオイ王国の第一王女ですが、名前のせいで威厳ゼロです」の「魔法学園編」第十五話をお楽しみください!!
――数日後
「リディール様!明日のお休み、私達と城下に行きませんか!」
「アルデーヌもぜひ来てくれ!!」
放課後、私達はメルリとオスカー達に遊びの誘いを受けていた。
城下かぁ、最近行ってないなぁ……。
「あなた達はバカなの?リディールがそんなに暇な訳――」
「行きたい!」
「「「えっ!?」」」
私が言うと、アルデーヌ以外が声を上げた。
「最近公務が忙しくて行けてなかったんだよね〜!ね、アルデーヌ」
「そうですね。久しぶりに行きましょう」
私とアルデーヌが即決すると、明らかにメルリもセレーネもオスカーも驚いた顔をしている。
どうしたんだろう。
「一国の王女が簡単に浄化に降りる約束をするな!!」
「えー。でもセレーネも行くんじゃん。ブーメラン刺さってるじゃん」
「うっ……。わ、私は仕方なく言ってあげるのよ!!行きたくて行くんじゃないわ!!」
この態度、本当に可愛いなぁ……。
最初は戸惑っていたメルリ達も、もうすっかりほんわかした雰囲気で見守るようになっている。
「じゃあ、みんな王宮に来れるかな?ギリギリまで公務やろうと思うんだけど……」
「リディール様やばいっすね」
「ママとパパみたい……」
「社畜発言してるの気づいてないのかしら……」
「マジで休んで欲しいんですよね……」
え?
え?
私なんか変なこと言ったかな?
◇◆◇
――翌日
「さてと、そろそろ城下に行く時間だね」
私は背伸びをしながら言った。
クソカスと遊んでいたシルビアが城下という言葉に反応した。
「リディール様、城下に降りるんですか?」
「ええ、学園の友達とね」
あれ?
なんかシルビアがキラキラした目で私を見ているような……。
これは、もしかしてあれか?
「シルビア、一緒に行きたいの?」
「いいんですか!?」
シルビアがぱあっと笑顔になる。
うっ、可愛い!
急に人数増やすのは気が引けるけど、護衛って言えばいいよね。
それに、リュミエールが見てくれるでしょ。
「じゃあ、リュミエールの手を絶対離しちゃダメだよ?」
「はーい!!」
そんなこんなで、私達は王宮の門へ急いだ。
◇◆◇
「へぇ、上位精霊も契約してるって本当だったのね」
「綺麗なお姉さん、俺と結婚しない?」
『遠慮させてもらうわ』
馬車の中でリュミエールに求婚したオスカーは、食い気味で断られてしまっている。
そのかたわら、メルリがシルビアを膝に抱いて頭を撫でている。
「シルビアちゃんは今いくつ?」
「んとねー!十二歳!!」
「可愛い〜!ちゃんと年齢言えるなんて頭いいねぇ〜!」
「えへへ〜!シルビアは偉いんだよー!!」
「リディール様、シルビアちゃんを私にください!」
「メルリ、何を言っているの?国民のために寝る間も惜しんで公務をしている私から癒しを奪うの?」
「うぅ……」
『リディール、嘘はいけないわあなた毎日公務なんてすぐに終わらせて爆睡してるじゃない」
おいおい、リュミエール。
なんで本当のことを言っちゃうのさ。
お父様達が聞いてたら泣くぞ。
あの人達は朝まで公務してることあるから……。
そんな会話をしていたら、馬車が急に止まった。
どうしたんだろう。
しばらくすると馬車の扉が叩かれた。
アルデーヌが立ち上がって、扉を開ける。
「何用だ」
「王宮からきたんですよね?あのっ!私達の娘を知りませんか?」
娘?
見たところこの人達は貴族みたいだけど……。
なんで自分達の足で娘探しなんか……。
「私達、カエルム伯爵家の者なのですが……。数年前から娘が行方不明で……」
カエルム家って他国からこの国に移住してきた貴族だな。
確か私が生まれる六年前にこの国にやってきたんだっけ?
「アストライアという名前の娘なんですが……」
「なぜ我々が貴殿らの行方不明の娘を知っていると思った?」
「この国の中は一通り探しました。まだ探していないのは王宮だけなので、もしかしたらと……」
「アストライア嬢か……」
アストライアってどっかで聞いたことあるな……。
前世で聞いたような聞いてないような……。
「俺達の知っている範囲ではそんなご令嬢はいない。出直せ」
「待って、アルデーヌ」
私は扉を閉めようとしたアルデーヌを止めた。
アルデーヌは少し避けて、私とカエルム夫妻が話せるようにしてくれた。
二人は酷く驚いた顔をした。
「リディール王女殿下!?」
「も、申し訳ありません!!王女殿下が乗っている馬車だとは思わずに……」
「お許しください!!」
「大丈夫です」
王族の馬車を止めたとなれば、多少の罰則は当たり前だからな。
それが怖いのだろう。
「貴方達の娘であるアストライア様は私達が把握している範囲では、本当に王宮にはいません」
「そんな……」
「名前を変えている可能性もあるので。後日直接王宮にいらしてください」
「わかりました。 ありがとうございます、王女殿下」
カエルム夫妻は深々と頭を下げて去っていった。
馬車が再び動き出すと、車内は少し静かになった。
「リディール様、あんなに簡単に王宮に来いって言っちゃって大丈夫ですか?」
アルデーヌが心配そうに訊いてきた。
私は肩をすくめて微笑んだ。
「大丈夫だよ。王宮の警備は厳しいし、ちゃんと申請させて調べればいいだけ。行方不明の娘さんを探してるんだから協力してあげたいじゃない」
「そうですね……」
アストライアねぇ……。
マジでどっかで聞いたような気がするんだけどなぁ……。
「あれ?シルビアちゃん、どうしたの?」




