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視聴天性  作者: おらた
大山蛙退治編
70/167

第70話 無題(勇者!一時の休息を得た)

「せっかくだし、じっくりと痛みを味合わせてやるよ!」

「少しは手加減してくれるとありがたいんだけど···」

 オーバーロードの面々は竜鬼族のリーダーに武器を向けながら、一定の間隔を取る。

「じゃあ、そろそろ行かせてもらおうか!!」

 竜鬼族のリーダーは手に持っている刀をオーバーロード目掛けて空気さえも切り裂く大振りの横振りをくり出す。

 オーバーロードの面々は同タイミングで垂直にジャンプをする。竜鬼族のくり出した横振りはオーバーロードの完璧なタイミングで避けられた。

「なかなかやるじゃないか!!Aランクパーティーもやるもんだな!」

「最初から殺す気かよ!ジワジワといたぶるんじゃなかいのか···」

「そう急がなくても良いではないか!楽しく殺ろうではないか!!さぁ次はどうだろう······」

 竜鬼族のリーダーは刀に謎のオーラを纏わせ、勇継目掛けて超スピードで刀を振り下ろした。刀から放たれたオーラは勇継のいる場所へ一秒もせずに到達した。

「はやっ!?」

 勇継は急ぎ刀に防御のオーラを纏わせ対抗する。

「この技も受け止めるとは、なかなかやるじゃないか!」

 竜鬼族のリーダーは笑いつつも、余裕のありそうなたたずまいをしている。

「今度は俺らの番だね!」

「良いぞ、来い!!」

 竜鬼族のリーダーはとても自信があるのか、防御態勢にならない。

 勇継たちオーバーロードはそれぞれの得意な攻撃方法を用いて、竜鬼族のリーダーに反撃をしていく。だがしかし、ことごとくはねのけられてしまった。

「マジかよ······」

 この衝撃はオーバーロードにも響くのか、少し自信を無くしてしまう勇継たち。

「これからどうしたらよいのやら······」

 勇継ぐたちは強敵を目の前にして黙り込んでしまった。


············一方、その頃···。

「案外強いのねー!神黒くんは」

「いやいや、僕なんて···先ほどの恵里さんにはかないませんよ」

 避難してきた村人たちのテントでお茶を飲みながら休んでいた。

「そうだ!さっきから気になってたんだけど、その子たちとは兄弟なの?」

「いえいえ、違いますよ!旅の途中に出会った仲間です」

 神黒の回答に楓たちはこくりと頷く。

「そうなんだ~」

「僕たちこのお兄ちゃんに両親を救ってもらったんだよ!!」

「良かったね~!」

 恵里は桜の頭を優しく撫でる。撫でられた桜は満面の笑みを浮かべている。

 焚き火を囲むように座りながらゆったりと恵里と神黒たちが話していると話題は先ほどの不可解な現象の話になった。

「でも、どうして村にいたはずの妖怪たちがこちらを襲えたのかしら?」

 神黒も同様に不思議に思っていた。すると、桜が唐突に変なことを言い出す。

「お兄ちゃん!僕らが最初にここへ来た時、たくさん妖怪さんたちいたね!!」

 どういうことだ?俺には一匹もいなかったと記憶しているんだが、そもそもたまに変なことに気が付くこの子は一体何者なんだ?

 神黒の抱いている桜への疑念は徐々に深まっていく。

「そんなわけないじゃない私には一匹も見えなかったわ!デタラメなこと言わずに良い子は寝ましょうね~」

「私たちもそろそろ寝ましょうか!」

「そうですね」

 仮拠点のテントの中へそれぞれ男女で別れ、寝袋に体を包んだのであった。

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