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視聴天性  作者: おらた
大山蛙退治編
68/167

第68話 勇者!ランクの高いパーティーと出会う2

━━━数分前······。

「こりゃ、酷いな···」

 オーバーロードの面々は村の成り果てた姿に息をするのをやめてしまう。

 オーバーロードは一度簡易な村へ戻り、準備を整える。

「あの人数じゃ俺らだけで村の外壁と中の一部くらいしか片付けられないぞ。どうするつもりだ勇継」

 額を掻きながらどう伝えようか困ってしまう。

「神黒という者にコインを渡して緊急依頼を出させに行かしたから後から追加の侍がくるだろう···」

 簡易な村に残っていた勇継の仲間はコインを神黒に渡したことにとても驚いた様子を浮かべた。

「おい!?なぜ見知らぬ者に大事なコインを渡した!別に渡さなくてもよかったのではないのか!?」

「確実に侍たちの増援が不可欠なんだ立場などどうでもよかろう!」

「あなたの存在は誰よりも偉大なのですよ!その意識を持ってください!!」

「分かってるよ雷鳴のいかづち!」

「私をそのような名で呼ばないでください、勇継様!!私には稜志の名がありますから」

「まぁ、そう気を重くするなよ。神黒からは一つも悪感情を感じなかったから安心してくれ!」

「勇継様が言うのなら···」

 稜志は勇継の言葉を信じ、反論をやめるのであった。

「もう話は終わったか······」

 勇継たちの近くで刀を手入れしながら話を聞いていた者が呟く。

「終わったよ〜!それじゃ、行こうか!!」

 勇継たちオーバーロードは占領された村へ行くのであった。

━━━現在······。

「呼んできましたけれど、必要無かったでしょうか?」

「いや、これから中枢部にいる下級妖怪を束ねる妖怪を倒しに行くところだったから丁度良いタイミングだよ!」

「そうでしたか···」

「そろそろ行かねぇか?倒したくてウズウズしているぜ!!」

 緊急依頼の増援で来た侍たちはものすごい活気を放っている。

「それじゃあ行こうか!!」

 増援の侍たちが行く中で勇継だけは立ち止まり、神黒の下へ戻ってくる。

「どうしました?」

「君たちには僕のパーティーのメンバーの一人と村の人々を守ってくれない?」

 行きたい気持ちはあるけれど、楓たちの両親の件が終わったばかりだし、今回はオーバーロードさんの案に乗ろう······。

「分かりました。お任せください!!」

 神黒たちと勇継の仲間は簡易的な村へと向かっていた。

「今日はよろしくね神黒くん!私の名前は恵里。簡素な仕事だけど、気を抜かずにね!」

「よろしくお願いします!!」

「よろしく~」


 神黒たちが村に着くとそこには先ほどまで倒れていたはずの妖怪が村を襲っていた。


 何が起きている······。オーバーロードが村へ行ってから俺らが来るまでの短時間で妖怪たちがこちらへ来たというのか······?


 神黒たちは急いで村を襲っていた妖怪たちを倒しに行った。

 恵里さんの助けもあり、村を襲っていた妖怪たちは全て弱体化することに成功したものの村にいた人々の三分の一が妖怪によって亡きものにされてしまったのだった。


「これはどういうことなのでしょう?」

 恵里さんは村の村長に経緯を聞く。

「なんと申せばいいのやら···。オーバーロード様が妖怪を討ちに行くと共にこちらに妖怪が襲ってきたのです······」

「全滅する前に間に合って良かったです。これからは私たちが守りますから安心して下さい!とりあえず怪我をした人を治しますので集めてくださりませんか?」

 怪我をした人が集まりきると恵里さんは速やかに回復魔法を唱え、あっという間に集まった人たちを回復してしまう。

「ありがとうございます!恵里様!」

 神黒たちと村の残った人々は壊されたテントを建て直していった。元通りにならない場所もあったが生活できるほどにまで立て直したのだった。

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