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視聴天性  作者: おらた
大山蛙退治編
63/167

第63話 転移者たちは鬼のボスと戦う!

「お姫様はどこに隠した!!」

 キングデーモンと転移者の剣が交じり合う中で話しかける転移者。

━━━何の話をしているのかな〜!!

 答え出すと同時に鬼は剣に重みを増していった。押し負けそうになる転移者は妖刀術のスキルで一度離れる。

「お前たちが拐ったことは解っているんだ!嫌でも言いたく無いのなら無理やりにでも聞き出してやる!!」

 転移者の必死な言動にキングデーモンもやる気を出していく。

 二人の殺気に周囲の空気が凍る。

━━━ッハ!!

 両者とも遠距離から猛スピードで走り出していき、勢いを剣に乗せて振っていく。

 振り下ろした剣の威力は近くにいた鬼たちをふっ飛ばすほどに強い。

 バチバチと音を鳴らしながらも両者とも引く様子はない。

━━━なかなかやるようだが今度はどうかな!!

 キングデーモンは持っている魔剣に自身の魔力を注いでいく。

 注いでいくほどに魔剣の形は変形し、纏うオーラも黒に近づいていく。禍々しい魔剣は持つだけで周囲の魔力を吸っていき、近くの鬼たちは突然と気絶し始める。

「何をした!?」

 転移者は自分自身も魔力を吸われていることに気が付くも、抵抗手段が分からず、次々と吸われていく。

━━━力が抜けていく······。この状態でキングデーモンを倒さないといけないとは、キチィボス戦じゃねぇか!

「ちょっと!私たちまで吸われていくの!?あの魔剣どんだけ範囲が広いのよ!!」

━━━我が魔剣は我が命令を解くか死なぬ限り永遠と魔力を吸い続ける。吸魔の魔剣なのだ!

 自慢気に振り下ろしてくるその魔剣は先ほどとは格段に威力が上がっていて、転移者の剣では対抗できないほどに硬くなっていた。

「おい!?なんだこの威力、早く片付けないといけないのに······。あっ······」

 キングデーモンの魔剣は吸いとった膨大の魔力を糧に魔剣の性能を高め、転移者の胴体に目掛けて振り下ろした。

 転移者の胴体を目掛けた攻撃は転移者の力いっぱいの避けによって胴体への攻撃は避けられたものの、片腕と片足を持ってかれる。

「あぁ······あぁ······あぁー!!」

 ━━━痛い···痛い···痛い。俺の腕が···俺の足が···。あぁー!!

 転移者の顔が徐々に引きずる。

 転移者は今の攻撃によって錯乱していき、冷静を保てなくなっていく。

「誰か···誰か助けてー!!」

「おい!しっかりしてよ私たちのリーダー!?」

「そうですよ!?気を確かに!!」

「無理だ!無理だ!こんな奴らに勝てるわけない!」

 リーダーである転移者は無意識の内に身体が逃げることを選択していた。

━━━こうも滑稽な姿に変貌するとは思いもしなかった!わっはっは!!お前ら!こいつはもう駄目だ。残りの二人を潰せ!!

 キングデーモンの指揮により、大勢の鬼たちが二人の転移者をやりにかかる。

 絶対絶命と言えるこの状況は意外にもあっさりと終わる。

━━━今何が起きた!?なぜ一秒前まで沢山の鬼で二人の人間を囲っていたのに、今は我以外の鬼が一匹もいないのだ······。

 理解不能なほどに一瞬な出来事だったため、転移者の二人でさえ何が起きたのか解らなかった。

 そこにいた全ての者が起きた出来事を理解出来ずに立ち尽くしていた。

━━━あぁ!!

 数秒間の静止の後、いつの間にかキングデーモンは粉々に斬られていた。

「こうも簡単にやられるとは、弱すぎる!あなたたちには失望しましたよ!井藤叶、鷲馬一!」

「なぜ···僕の名前を知っている······!?」

「私の名前も···何で!?」

 答えを言わないまま突然その者はパッと消えてしまった。

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