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視聴天性  作者: おらた
大山蛙退治編
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勇者!妖怪と対決する。第四章

 転移者たちは木こりのように木を斬っていく。手に持たれた石の斧は少し不格好で木を倒そうとするたびに石が欠けていく。何本かの石の斧でやっと一本の大樹を切り落とすことに成功する。切り落とした大樹を切り分け、数本の木刀と木杖を作れる分にまで分ける。この頃には転移者たちのスキル一覧には木工技術と木こり玄人のスキルが載っていた。

「疲れる作業を何度すれば良いんだよ!」

「今ので木刀と木杖分は取れたけど、弓矢を作るのと矢を大量に生産するために必要な分と………」

「もう十分だ!まとめて何本、切り落とせば良い?」

「う~ん…後、5本くらい…?」

「よし!やるぞ~!」

 転移者たちは無我夢中に大樹を切り落とす。

「おりゃー!!」

「最後の一本っと!」

 最後の一本を切り倒した転移者たちは流れ作業のように切り落とした大樹を加工していく。加工された大樹は木刀や木杖、弓や矢に加工していく。

 転移者たちは作ったばかりの木刀や木杖を持ち始める。持つと同時にスキル一覧に一つの項目が追加された。

 ━━━【妖刀術】━━━

 妖刀術···妖術を使って自然現象を引き起こしたり、刀や杖に妖術を付与することができる。

 このスキルには一定値のスキル修練値を獲得すると、能力が向上する仕組みらしい。スキル修練値は刀や杖の修練や妖怪からの妖魂から集めることができる。しかし、このようなスキルは転移者たちしか持っていないため、滅多に紹介されたり、使ったりすることがないため、非常に文献が少ない。

 転移者たちは鬼山のある山へ着く。そこには小さな鳥居と真横に看板が置かれていた。

 看板の内容は鬼山には【鬼族】という妖怪が住んでいるという内容が書かれていた。

「ここか……姫様が拐われた場所は…」

 転移者たちの感情は切羽詰まる気持ちが高まる。緊張感を醸し出す鬼族へと続く鳥居。 転移者たちは魔の領域へと踏み入れるのであった………。

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