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視聴天性  作者: おらた
国立魔法学院編 ━━第二部|魔物退治訓練━━
14/131

勇者!初めてのクエストに挑む!

······3日後

「今日は魔物退治訓練の日だ!お前ら準備は出来たか!!今日はBランク冒険者の紅蓮の牙狼さん達が来てくれた。ちゃんと冒険者さん達の話を聞いて学ぶように!」

生徒達が高々と返事を返す。

「はい!!」

「Bランク冒険者の紅蓮の牙狼のリーダーをしているライアー・ボルグだ。これから行うクエストはゴブリン退治とウルフ退治だ!どちらもEランクのクエストなため、十分君らDクラスとEクラスでも通用する。だが危なかったり危険だと判断した時は大人を頼るようにね!」

「はい!」

冒険者さん達の話曰く、一班5人の組を計12組作り、一班ごとに指導役1人を着けた方が安全と言うことになり、俺はフェトとサイアのいる班に入った。

サイア達の班には2人知らない生徒がいて、その中の1人が話し始める。

「はじめましての人もいると思うので、まずは自己紹介から始めませんか。私はユーラン・メリッサ、見ての通り魔術師です!たよりないところもあるかもしれませんが今日はよろしくお願いいたします!」

ドでかいとんがり帽子に首もとにドでかいリボン、第一印象が濃い女子生徒だった。

「俺はラビット・ブレイン!一様Dクラスの委員長やってる!昔からサイアとは幼馴染みなんだ!」

「まぁそういうことだ!アレスとフェトも自己紹介お願い!」

サイアに言われるがままに俺とフェトはブレインとメリッサに自己紹介をした。


「俺らの先生は誰なんだろうな?」

サイアが呟く。

確かにBランク冒険者のパーティーは6人、DクラスとEクラスの担任、副担任合わせて4名、つまり後2人足りない。先生達は残り2人の枠を誰にしたのだろう…。

アレスが残りの2人が誰なのかを考えていると運営テント側から先生でも冒険者でもない生徒の服を着た誰かがこちらへ近づいてきた。

「げっ…!?」

「やぁ!今日は私、フォーチュン・アリスが見守り役をする。よろしく頼む!」

···なぜアリス先輩が居るんだ?

俺が不思議に思っていると、ブレインも同じことを思っていたらしくアリス先輩に問いかける。

「アリス生徒会長!なぜあなたが私達DクラスとEクラスの訓練に同伴しているのでしょうか?本来なら生徒会長はDクラス以下、つまり貴族ではないものの授業に関わらないもの!」

「先生に頼まれたのよ。生徒会長は学院の手伝いをする事が仕事ですから!」

···おかしい…。今の時期勇者選抜や卒業後のことで忙しいはずの先輩がなぜ平民コースの一年生の訓練に参加しているんだ?

アレスは些か腑に落ちないところもありつつもグループ一丸となって、迷いの草原へと足を踏み入れた。

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