表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
視聴天性  作者: おらた
大山蛙退治編
101/168

第101話 勇者、悪魔と決着を着ける。

「グハッ!」

 エルドランは地上に落ち、地面に突きつけられる。

「やったか!?」

 エルドランは地上に倒れこみ、何も発しなくなった。

「ようやく倒せたのか?」

「ありがとう神黒!神黒が助けに来てくれて良かった!」

 勇継が神黒を褒め称えていると背後から何とも気持ち悪い音を響かせながら、おぞましいオーラを出し始める。

「何だ、今の嫌な音は······!耳から脳を引っ張られているように痛い!」

 嫌な音に苦しめられる一行はその発音元の方向を向く。そこには先ほどいた悪魔の原型など残していないスライム状の液体だけが残っていた。

「あれがこの奇妙な音を発しているのか···?」

 スライム状の液体は徐々に人形に変形していき、元の悪魔の姿へ戻ろうとしていた。

 神黒たちは嫌な予感が浮かんだため、急ぎ人形になろうとする液体に刀を振り下ろす。しかし、刀は人形へと戻ろうとする液体を止めることはなかった。

 液体は悪魔の姿を取り戻し、再びオーバーロードたちの顔に向けて黒い球を撃ち放つ。

 これは避けられない!?

 オーバーロードたちは急いで左右に避けようと動くものの目の前の黒い球の速さに間に合わず、すべての侍が灰に変わろうとした時だった。

 一瞬の隙にオーバーロードたちと神黒は洞窟の壁際に横たわっていた。

「今の一瞬で何が起きたんだ···?」

「黒い球に当たったはずだが、なぜ生きているんだ?」

 そこにいた全員が何が起きたか分からず、この場の空気が凍った。

 謎の現象に救われた神黒たちはこの好機を見逃さずに全ての力を悪魔に撃ち込んだ。

 強烈な攻撃を受けた悪魔は先ほどのスライム状の姿にならずに砂のようにさらさらと粉々になって消えていったのだった。

「今度こそやったのか···?」

 少しの時間経ってもエルドランの姿は現れなかった。

「やったようだな···。やっと、終わった~!!」

 勇継は腕を広げて背中から倒れ込んだ。それぞれが体力を回復させたり、息を整える。

 こうしてクエストを完了させたオーバーローたちはドラン国へ帰還しに行ったのだった。

 その時、神黒たちはというと······。

「私たち、また俊足草採るの~!?」

「しょうがないじゃないか、さっきと戦闘で散々使っちまったんだから······」

 愚痴を吐きながら俊足草を採取する楓たちを説得する神黒は黙々と洞窟付近を移動しながら俊足草を採取するのであった。

 神黒たちはどうにか日が沈む前までに依頼達成数である30個を採取することができ、報酬を受け取りにドラン国にある侍処へ向かったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ