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世界を旅する収集家  作者: ノンノーン
必然の世界
12/18

9 神の手伝い

 それは、初めての遺跡攻略から帰って、数ヶ月後の夜のことだった。


「ピコンピコン!」


この世界にうつってきたのと同じように本が光りだした。

〚ミッション:隣国のコクエフ帝国に王国のデータを渡せ!〛

「はぁ?」


つい意味がわからなすぎて声が出てしまったが、そういえばこの世界に入る前に神様が、

戦争をするということを思い出した。


(どうしようか?取り敢えず、計画を立てるか……………)


「【万物創造】」


〚短縮されました…………完了

紙及び計画書を作成…………完了〛


そう言って自分の理想どうりのあらかたの計画書ができたので、明日の夜には、情報を集めることにした。


「起きてくださいカイルト様。」

「あ゙?わかってるよ。さっさと動け!」

「わ、分かりましたカイルト様」


そうしてご飯を食べたり、していると、勉強の時間になった。そして、俺はこの時間に、爺に今の政治などを質問して知ろうと思った。


「爺、今の王政はどんな感じかを、教えろ!」

「────!──はい!分かりました。」


爺は俺が勉強をしようとしていることに、とても感動している感じがしていた。


(初めてこの授業が役に立ったな。)


なんて考えながら、話を聞いていた。


「────ということです。」


少し長かったが、纏めると今の王政は内部分裂が起きてもおかしくないほど不安定だってことだ。何でも、公爵率いる貴族派と国王派に分かれているらしいが、そのことは、他の国には知られていないらしい。

 ちなみに、俺の家は貴族派らしいので、国王派の人には、気をつけろ、と爺に言われた。

(思わぬ収穫だな…………。)



そうこうしているうちに、夜になって皆が寝静まる頃俺は、スキル【隠密】を発動し、外に出た。 

さっき【万物創造】でつくった、王国金貨を

いかにもな袋に入れ。領地の、路地裏に入った。隠密をしているおかげか、そこらのチンピラには、気づかれなかったが、少し歩いていると、この街のチンピラのボスが、出てきた。そして素通りしようと思ったが気づかれた。


「俺様の横を何、素通りしようとしてんだぁ!」


すぐに殴ってきたが、スキルを発動しなくても、防げた。


「黙れ。」

少し【威圧】を発動しただけで座り込んでしまった。 


「お゙い、情報屋を教えてくれたら、見逃してやる。」

「はっ…はい!」


そこからはそのチンピラのボスは従順に教えてくれた。


(本当に、このバーなのか?)


そこには、一般人も普通に入りそうなバーだった


「いらっしゃい。何をご注文しますか?」

(確か、ワイン14本と水6本が暗号だったよな。)

「ワイン14本と水6本を頼む。」

「………はいお客様は、こちらの部屋へどうぞ。」


そうして俺は奥の扉へと、連れて行かれた。

その扉の先には、洞窟のような階段があり、

地下には、闇カジノや闇闘技場などの、

犯罪者の集まる場所があった。


「お客様つきました。それではお気おつけて。」


そのマスターには銀貨一枚を渡した。

そして、チンピラのボスに聞いたとうり、法律から離れた、地下街がありいろんなところから、入れるらしい。


(ここから、情報屋を探さなくてはな………。

あっそうだ。そういやスキル【盗手】を獲得してたし、そこに売っている金貨一枚で買える地下街のマップ盗むか。)


そうして店の前に通りかかった瞬間【盗手】を発動しマップを盗んだ。その店の店主は気づかなかったようだった。


(盗賊ギルドの中に情報屋もあるのか。)


そうして、そのあたりを少し散策していると、盗賊ギルドを見つけた。


(入るか。)


そうして入ってみたが、荒くれ者が酒を飲んでいたり。金持ちが風俗店へ入りに行っていたり、金に物を言わせて、依頼していた。


(カウンターはあっちか。)


そして俺はカウンターに行き、情報屋のいる部屋へ連れて行ってもらった。


「要件は何ですか?」

「少しこの国の戦力や内政を調べてもらいたい。勿論多額のカネを払うよ。」


そうしてその情報屋は少しニヤリと笑った。


「期限はいつまででございますか?」

「明後日の夜またこの時間だ。それとこの金の半分は前払いで置いておくよ。」

「今後とも、ご贔屓に。」


話が終わり、盗賊ギルドを出たのだが、少し時間があったので、闇オークションを少し見学することにした。


(こっちのところに闇オークションがあるのか。)


そこに入ってみたのだが、大金持ちの豚どもが沢山いた。そして周りを見ていると、オークションが始まった。


「皆様こんにちは、闇オークションの司会人エルネドでございます。それでは1人目どうぞ、」


そこには、とてもボロボロなドワーフの男がいた。

「このドワーフは、あの戦利の剣をつくったとされるドラゴンドワーフでございます。」


司会人が、話したあと、値段が表示された。

 

「金貨150枚からでございます。」

「金貨1000枚。」

「!?」


皆がざわざわっとし、俺は思わず、金豚の方をみてしまった。 そうしていると次のオークションが始まった。


「次は今回の目玉商品である。エルフでございます!!」 




ちなみに、隣国の名前は東にエイノウ公国

西にレベニク帝国、北にアルクト王国、南は海という感じで、今主人公が教えようとしている敵国は西のレベニク帝国です。

東は友好国です。


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