8 ダークゴーレム
「───────ッなんで攻撃が効かねぇんだよ」
(初めてだが、これでも神の一撃だぞ!?)
そうして【身体強化】をしながら、岩地の剣で攻撃していたのだが、効かずその上、殴ってきた。咄嗟に岩地の盾を使用したが攻撃は貫通し、少しのダメージを食らった。
(少しとはいえこちらは一撃すらも入れられていないから、ジリ貧だな…………。)
そう考えながら相手の攻撃を避け今の状況を打破することを考えていたら、岩地の盾が
耐久限界に来たようでヒビが入り割れてしまった。
(まずいな…………………あっ、そうだ世界の本世界の本でダークゴーレムの弱点を調べるしかねぇな。)
「世界の本これはできるか?」
そういいながら念話で言った。
〚出来ますが、相手の素材または情報の解析が必要です。〛
「わかった。【焔迅】」
そう言って相手を燃やし、切断するスキル【焔迅】を使ってダークゴーレムを切断するとき、金属同士がぶつかる音とも違う、重い音が鳴り響き少し衝撃波が飛んだが、【焔迅】の効力が切れる寸前で何とか切断できた。
(何とか切れた、あとは落ちた素材を拾うだけだな。)
そうして【身体強化】【強固化】を常時発動し、ダークゴーレムがパンチしている間に拾った。
その後すぐに世界の本世界の本に吸収させて解析を開始させた。
〚吸収中………完了
解析に10秒かかると推定…………〛
(それくらいは避けれるか──できれば速くして欲しいが。)
〚解析中……………………………完了
表示…完了
弱点
作成されたときに腕の付け根にヒビが入っている〛
「それだけ分かったことだけでも十分だ!」
そう言って助走をつけできる限りの力でゴーレムの腕の付け根を思いっきり切った。そうしたらさっきまでこの世界の魔鉱石の上位鉱石でできていたところとは違い、簡単に切れた。
「ギイイィィィィーーーー」
金切り声のような音が聞こえ断面からはとても濃い魔力が漏れ出ていた。
また殴ってきたが、先ほどよりかは鈍くなっており直ぐに対応できた。そして切ったとき、先程とは違い容易く切れた。やはりエルテイルは上位魔鉱石だが、魔力を通さないと
硬くはならないようだ。 なので魔力が漏れたことから、さっきよりかは硬く無くなっていると分かった。
「【水迅】このまま持久戦に持ち込んでも勝てるだろうが、それよりも先に攻撃を仕掛けてもよさそうだな。」
持久戦から攻めに変えて岩地の剣に【強固化】を付与し、とてつもない勢いで切り刻んだ。
ダークゴーレムはボロボロになっり目が黒く光った。
そうしたら最後の力と言わんばかりの魔力を放出してきた。
「ギエエェェェェーーーー」
「これは………!?。」
相手のパンチなどその巨体に合わずすごいスピードで殴って来て、防衛一方になってしまった。そして50秒位防いでいると岩地の剣は壊れてしまい。生身で戦うことになった。
(【万物創造】は時間がかかるから使えないしどうすればいい?世界の本)
〚最適解………完了
最適解
避ける。〛
その内容は避けるそれだけだった。
(避けろって今も避けてんだよ!)
そう怒りながら避けていたら、急にダークゴーレムが遅くなり、機械が停止する音がし、ダークゴーレムの目から光が無くなり止まった。
(そういうことか!この力はゴーレムの【守護要塞化】で魔力を全て使い、攻撃したのとこのゴーレムは完全に魔力に頼り切っているから、倒せたのか。世界の本ごめん!)
その後ダークゴーレムの素材を本に吸収して、ガラスに近づき触れようとしたが、この遺跡に入る時の結界が張ってあった。
〚結界の解析と削除……………完了〛
それが開いたとき、古代物は2つありどちらも金属の塊みたいな形をしていて、よく見ると、タッチ式のパネルがあった。
「よしっ、これで2つめの古代物だ。」
ふと【時空把握】の《権能:時計》を見ると、もう少しで4時に近く、帰らなければいけない時間だった。
「まずい、取り敢えずこの古代物は後で見ることにするから、本に収納しておこう。」
〚解析開始…………〛
遺跡から出る用の通路があったので速くそこから地上を抜け、前に【万物創造】で作った、結界を張りながら音を置いていく位の速さで屋敷の自分の部屋に帰った。
今回出てきたスキルの権能は、
【守護要塞化】《権能:強固化 異再生 身体強化 攻めの陣 魔力吸収》
【時空把握】《権能:空間掌握 時計 時間加速 》
【身体強化】《権能:聴力強化 視力強化 臓器強化 剛力 》です。
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