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壊レタ技師ト壊シタ使用者  作者: 塵無
壊レた時
19/42

「自」ラ「殺」さレタがル「願望」

間が開いたので専門用語は一通りルビを入れています。

次話の開始地点の調節をしたかったので若干話が長いです。

 木製のテーブルと椅子。今の世にしては珍しく店主がこだわったであろうレトロな内装。目の前に置かれたハムサンドとアイスティー。


 遅い昼食をいつもの喫茶店でとり始めたアイリだが、ハムサンドには小さな歯型が一つついたきり、皿に乗せられて大分経つ。アイスティーも結露してコースターを濡らしているが、持ってこられた時から大して量は減っていない。


 いつも選んで座る窓際の席で外を見ながら店でのひと時を楽しむのが日課になっていたが、その顔には疲れにも似たものを感じさせる。


 エルダからシンヤの過去を聞かされ、その内容と先ほどのシンヤとのやり取りがないまぜになったものが頭の中を巡り続けていた。


 両親の酷い裏切り、拠点での扱い。長い間に渡る多くの仕打ちに対しての感情が、とうとうあの時、自分の言葉で弾けてしまった。


 それだけのことをされていれば爆発してしまうのも無理はない。寧ろ話を聞いていく中で、よく今まで保っていられたものだとすら思えてしまう。


 だが心の器にもやはり限界があり、大きさ以上の水を注げば零れるのは必然だ。


 既に水が注がれている所に、自分が水を注いでしまった。その時がちょうど、あとわずかの量で器から溢れ出てしまう時だった。間が悪かったといえばそれまでだが、実際はそれだけではなかった。


 長く多くの人に虐げられ、エルダ以外に心を許せる相手がいなかったシンヤにとって、決して長い時間ではなかったにしろ、自分や自分の仕事を認めてくれる存在となったアイリは大きな存在となっていた。仮とはいえ契約の話を持ち出されたとなれば尚更だ。


 そんな存在に誤解され、言葉を受け入れてもらえず、拒絶されてしまうのは、普通に虐げられることより遥かに大きなダメージを負うことになる。


 形としてはどうあれ、アイリの言動がシンヤを変えてしまうきっかけになったことには変わりない。一端の責任をアイリは感じていたが、シンヤのあまりの変わり様に何をどうすればいいのか考えあぐねてしまう。


 窓の外を歩く人々の流れを目で追いながら頭の中で模索していると、アイスティーに入っている溶け始めの氷が小さくグラスを鳴らす。


 外に目を向けたまま指を濡らしてストローを口に含む。グラスの底の方から薄まっていない部分を吸い出し喉に通すと、甘い香りと微かな渋味に少しだけスッキリした気分になる。


 とりあえずまた後で工房に行って、シンヤが戻るのを待とう。その時まで何をすべきか考えよう。


 ストローを通して味わったアイスティーが薄くなった頃にとりあえずの考えをまとめると、シンヤが戻るであろう頃合いになるまで木の椅子に体を預けていた。




 ◇◇◇◇◇




 町を染めていた赤みが陰りを見せだし窓から明かりが漏れる時間、アイリは工房の前でシンヤを待っていた。


 この時間だと地上交通機関(テレイライド)の本数も少なくなり、一本ごとの間隔が広くなる。月や星が空に見えるような日でも、夜に黒霧(ミスト)が漂う場所で動くというのは危険が大きい。


 それを考えると、遅くとも日没になってから居住地(ベース)に戻ってくるだろうと踏んでのことだ。思った通り、まだ閉じられた戸の向こうで工房主が戻ってきている様子はない。おそらく今戻っている途中だろう。


 しかしアイリの頭の中ではまだシンヤに対しての最適解が見つかっていない。喫茶店で色々と考えてみたものの、思いついてはこれではないと追い払う。


 思いつく全てがシンヤに対しての謝罪になるのか、少しでも傷ついてしまった彼の気持ちを落ち着かせ、和らげるものなのかが分からなかった。こういうのは一度迷い始めると中々出口が見つからない。


「……あ、あれかな」


 遠くから人影が見えたことで迷路に入った考えを頭の隅に追いやる。徐々に顔のパーツや服の装飾を捉えられる位近づいてきて、自分の予想が正しかったことが分かる。


 貼り付けた笑顔はそのままに、小さく鼻歌も聞こえてくる。よく見えると思える大きく開いた目は周りを全く見ないのか、アイリが近くにいてもそのまま通りすぎて工房の戸に向かっていく。


 おそらくその素通りに悪意はない。自分を拒絶した相手に自分から関わることなどまずないだろう。


 胸に細い釘を刺したような小さな痛みを感じながらも、アイリはシンヤに声をかける。


「ねえ」


 自分の背中に声をかけられたシンヤがその方向へ振り向く。笑顔は全く変わることなくアイリへと向けられている。


「ん? ああ、こんばんは! 何か用?」


「あー……あの、えっと……」


 話しかけたものの、今まで答えが見つからないままだったせいで言葉が出てこない。何を言ったものか頭の中で答えを探っている時、シンヤから声がかかる。


「ああ! 超歪兵器(ディルギィア)のメンテナンスか! そういえばキミとはあれっきりだったものね! アハハハ!」


 先に胸を痛めた釘が、今一度打たれて深く突き刺さる。昼から感じていた違和感が、エルダの話を聞いてから明確になったからだ。


 あの旧廃棄所以来、シンヤはアイリの名を呼ぶことはなかった。大鎌を超歪兵器と大きな括りで呼んでいることすら、アイリは気になってしまう。


 敬語も使うことはなくなり一見して相手との距離を詰めたように感じるが、その実は自身と他者との間に明確な線引きがされていた。例えるなら会話ができるほど近い距離にいる互いの間に、分厚い透明なガラスが建てられたような感覚。


 極めて近い距離だが絶対的な不可侵。


 笑顔の仮面をつけた白髪の少年は、親し気な言葉とその裏に併せた拒絶をもって、目の前の少女に対していた。


「メンテナンスだけだったら中位(サード)技師(マイスター)でもできたと思うんだけどなぁ。まあいいか! どうぞ?」


 工房の戸を開けアイリに入店を促す。頭の中で答え探しをしていた自分を置き去りに話が進んでしまったことで少しだけ止まってしまうアイリだったが、話をするにはちょうどいいし実際メンテナンスもしていない。


「え、ああ、うん」


 半分意識が抜けたような返事をして、促されるままに工房に足を踏み入れた。


 半月入ることのなかった工房は、特に大きな変化がないように見えた。カウンター前にあった壊された椅子が撤去された位だ。争った跡や血の跡もない。諸々片づけたのだろう。


 だがアイリが顔の向きを何となく変えた所で、その動きが止まる。


 以前試し切り用にどうかと言われていた人型のあるスペース。カウンターのスペースと区切っている扉が開かれており、そこから見える範囲ではあるが人型と周囲のスペースに無数の攻撃を加えた痕跡があった。


「あれ、あんなに傷ついてるけど、何かと戦うつもりなの?」


 たまに聞こえる戦闘音はこれだったのかと思い傷だらけの人型を見ながら、自分の大鎌を分解している工房主に尋ねる。


「ンン?」


 主はアイリとアイリが見ている先を目で追うと、再び大鎌に目を移す。


「ああ、ウン。拠点長(ホーマー)とね」


「どうして?」


「ボクね、受けるんだ! 【使用者(プレイヤー)昇格試験(アップグレード)】!」


「え?」


 大鎌の刃を研ぎながら、その音に決して負けない音量でシンヤが背中で言う。あまりにも予想だにしない返答に、アイリもつい聞き返してしまう。


 使用者になるためには「昇格試験」と言われる試験を受けて使用者としての実力が認められる必要がある。その試験の内容は例外を除いて、自身がいる居住地にある拠点(ホーム)のボス、つまり拠点長との模擬戦闘となっている。


 使う武器は自身の所持している超歪兵器か劣歪兵器(ロゥギィア)。相手に怪我を負わせることも命を奪うこともできるが、試験を受ける人間と拠点長との実力差は言うまでもない。


 本気で挑む受験者を上手くあしらいつつその実力で問題ないかを見極め、合否を下す。それが一般的な昇格試験の流れになっている。


 一般的な流れがもう一つあり、本来は使用者の手前という立場の冒険者(リーヴス)になるための【冒険者(リーヴス)登録試験(インストール)】を受け、その後昇格試験を受けるという流れだ。試験内容は相手が変わるだけで昇格試験同様模擬戦闘となる。


 使用者と冒険者との最たる違いは超歪兵器及び劣歪兵器の所持未所持になる。最初から各兵器を所持している状態であれば、当人の希望で最初から昇格試験を受けることは可能となる。


 確かに製作者(クラフトマン)であれば、素材があればそれを基にいずれかの兵器を作ることが可能だろう。同時にアイリの中でシンヤが旧廃棄所に通っている理由も理解できた。


 だがすぐに超歪兵器が作れるとはいえ、今まで戦ったことのない人間が独力で使用者になるための戦闘をこなせるのか。


 それにシンヤが戦闘に対していかに不向きな性格をしているのか、一緒に行動した数が多くないながらもアイリ自身理解していた。黒霧産物や魔物に怯え、物陰に隠れ、苦し紛れに閃光弾を放ち何とか逃げ延びる――。


「……大丈夫なの?」


「ン? 何が?」


 色々な考えの末にアイリの口から出た一言だが、当然それだけではシンヤには分からない。


「戦えるの? 拠点長もそうだけど、魔物や黒霧産物(ミスティーク)と」


 断続的になる研磨音が、刃の研磨はもうすぐ終わると告げる。


「大丈夫だよ! 拠点長にはきっと勝てるし、他も問題ないよ!」


 何が問題ないのだろう。それに拠点長に対しては何故か勝利を確信している。分からないことが増えたが、アイリは元々聞こうとしていたことを尋ねる。


「この前の重病者(ナイトロ)との戦闘見たでしょ? あんなのは滅多に起きないけど、危ないことは多い。戦闘経験もないアンタがいきなり出たところで何とかなるわけないじゃない」


「ウンウン! そうだろうね! そうかもしれないね! でもそういうモノでしょ?」


 メンテナンスが刃と柄の接続部へと移る。細かな機械音に変わり、互いの声が聞こえやすく感じる。


 シンヤの返答に引っ掛かりを覚えるが、引き続きアイリが問う。


「死ぬかもしれないって言ってるの。分かる?」


「ウン! だからやるんだよ! アハハハハ!」


 シンヤの答えに、アイリの口から小さく声にならない声が漏れた。メンテナンスをしながらではあるが、シンヤの声はよく通って聞こえる。


「どう……いうこと?」


「ウン! ボクね、殺されに行くんだ!」


 顔から血の気が引いていくのをアイリは感じた。何を言っているんだという困惑と、言葉の内容に反して異様に明るく言い放つ声に、静寂に満ちた冷たい恐怖が体を這い回るような感覚がする。


「……なに……言って……」


「ボクってさ、何やってもみんなに嫌われちゃうんだ! あとは怒られたり恨まれたり妬まれたり……うーんと、ああ! あと殴られたりね! アハハハハハハハ! まぁとにかく、ボクが相手に頼まれたり相手のことを考えてやったことが全部ダメになるみたいなんだ!」


 余計な雑音のない中で、その声はよく聞こえた。


「それになんていうか、運とかタイミングっていうのかなぁ。そういうのもスゴく悪いみたいだからさ! だから何やっても誤解されたり非難されたり、あとは裏目に出ちゃったり、かな?」


 背中越しに話されるその言葉を、シンヤはどんな顔で言っているのだろうか。あの笑顔のままでずっと言い続けているのだろうか。


「ソレでボク分かっちゃったんだ! ボクは誰からも否定されるし誰からも拒絶される! 何やっても上手くいかないから、世の中から拒否される、必要とされないんだって!」


 明るい声で負の言葉を唱え続け、その中で淡々と響くメンテナンスの機械音。アイリにはそれぞれ別の人間が行ってるのではないかとすら思える。


「だから使用者になって色んなトコロに行って、どこかで何かに殺されに行くんだよ! アハハハハハハハハ! アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」


 とても笑えるような発言ではないが、機械的でありながら本当に心から楽しそうにすら感じる笑い声。シンヤは本当に壊れてしまっていた。狂ってしまっていた。


 誰かにではなく「何か」に。今の彼は自身が望むのであれば、相手は人に限らず黒霧産物であろうが魔物であろうが、腹に何かを入れたくて仕方ない野犬共でも受け入れるだろう。


 アイリが感じている、体を這いずり回る恐怖が首を伝って頬を撫でる。この前の重病者との戦いと違い命に関わることでもないのに、その時のとは全く違う、その時より遥かに恐ろしい何かをアイリは感じた。


「でもね」


 まるで朗読劇やミュージカルでいうシーンの切り替わりのように、笑い声から唐突にトーンが落ちる。カウンター越しの小さな舞台。今のシンヤは役者にすら見える。ただその舞台で見せているのが演技か否かの違いだった。


「最後だけは、ちょっとワガママ言いたいなぁと思ってるんだ」


 今までの様子に圧巻されて声も出せなかったアイリだが、切り替わりが起きたことで発言しやすくなった。


「……何をしようとしてるの?」


「自分が何に殺してもらうかくらいは、選びたいなぁって」


 接続部の分解と調整が終わりまた組み立てている。今のシンヤを表すかのようにその音はとても静かだった。


「それで少なくともこの町(ココ)の人には殺されたくないなぁって思ってるよ。もちろん拠点長にもね」


「…………」


「だからボクは「この相手に殺されたい」って思えるような相手を見つけに行くんだ」


 運命の相手との逢瀬(おうせ)を待ち望むような声で、自分を殺す相手を探しに行くというシンヤに、もうアイリは何を言えばいいのか分からなくなっていた。


 彼は達観(たっかん)してしまった。この世の人という人が、環境という環境が自分を拒絶するのだと。


 彼は諦観(ていかん)してしまった。もう何をしても自分が他者に受け入れられることはないと。


 精神を壊し、狂い、白髪になり、笑顔を被り、声を上げる。そんな彼が最後に望む自分を殺す相手探し。確かに運命の相手だった。


「それで少なくとも拠点長はその相手じゃないし、何よりその相手を探すために使用者になるんだから負けられないよ! アハハハハハ!」


 また笑い声をあげる場面に切り替わるが、今度はアイリもその舞台に上がる。


「勝てるの? 拠点長に」


「ウン! もう方法は考えてあるんだ! きっとあの人は引っ掛かるハズだよ!」


「いつ受ける気なの? 昇格試験は」


「うーんと……作ってる超歪兵器の調整とかギリギリまで詰めたいし、一週間後かな?」


 無邪気にすら感じるようなトーンで言い終えると同時に大鎌の接続部が少し大きな音を立てる。メンテナンスももうすぐ終わるらしい。


「……そこまでして使用者になりたいの?」


「ウウン? 別に! ただ流れの使用者になったら色んなトコロに行きやすいし、ボクを殺してくれる相手と出会える確率が上がるからね! アハハハハハ!」


 殺されるために使用者になるなんてそんなのおかしい――。


 そう言いかけてアイリは口を紡ぐ。そんなことを言いにきた訳ではないのだからと自身を諫めた。


 おかしいと言うなら、明確に自分から拒絶の言葉を放っておいて、経緯はどうあれこうしてメンテナンスを頼んでいる自分こそおかしな話だと自嘲する。


 今のシンヤは少なくともアイリ自身が考えている常識というものから大きく逸脱している。同じ事象に対する答えの着地点が異なることは当たり前だった。


「あ! 忘れてた!」


 大鎌を組み立てていた手を止めて話を続ける。


「ボクが勝手に入れたギミックがあったね! アハハハハハ! 忘れてたよ! イヤだろうから外しとくね!」


 重病者を両断した魔力の刃が発生するギミックのことだとすぐに理解する。シンヤは言い終わると再び分解しようと大鎌に手を伸ばすが、アイリが制止する。


「そのままでいいから」


「え? イイの? あんなに迷惑がってたからいらないと思ったんだけど」


「……っ」


 旧廃棄所で言ったあからさまな文句と真逆の返答をしたことでシンヤも純粋に疑問符を浮かべてアイリを見たが、確かにその通りだと下唇を噛む。


 単純にギミック自体、内容さえ理解していればメリットが大きいというのはあった。


 何よりこれ以上シンヤのことを否定してはいけないとの思いがアイリの中で生まれており、シンヤの意思で付けたギミックを外すことが、結果彼を更に否定してしまうのではないかとの考えに至っていた。


「今分解し直すのも手間だろうし……大丈夫よ」


 まだ年若い少女の精神では、素直に自分の非を受け入れることも、今思ったことを伝えるのも難しかった。


「……フーン? そう! わかった!」


 アイリとは反対に、シンヤは素直に要望を受け入れた。今の彼にとっては理由などどうでもよく、ただ外さないという意見を聞き入れたに過ぎない。


「ハイ、お待たせ!」


 再分解も不要なのが分かるとすぐに残りの組み立てを行い、大鎌をカウンターに乗せる。今までいつも調整してもらっていた流れでアイリも料金をカウンターに置く。


「あれ? 料金が違うよ?」


 そう言われてアイリがああ、そうだったと思い出す。自分から契約を切ったのだ。契約時のメリットである割引はもう発生しない。


 足りない料金を追加でカウンターに出して、シンヤも料金が正しいことが分かると改めてカウンターに乗せた大鎌をアイリに寄せる。


「もうここ開けないから、メンテナンスは他の技師に頼んでね!」


 料金を受け取りながら言うシンヤにアイリは聞き返す。


「工房閉めるの?」


「ウン! 昇格試験は受かるつもりだし。受からなかったらまた超歪兵器の調整するから! アハハハハ!」


 工房の出入り口に向かうアイリにシンヤもついていく。工房の戸を閉めるためだ。


「キミとももう会うことはないだろうね! それじゃあさよなら!」


 最後の瞬間まで笑顔を絶やすことなく、当たり前のように別れの言葉を言い工房の戸が閉まる。もう工房としてここが機能することはない。


「…………」


 両手に握った大鎌が、心なしか重く感じる。既に暗くなった外の夜風に当たり、黒い鋼の冷たさが指に強く伝わってくる。


「……一週間後か……」


 シンヤの昇格試験を受ける日を思い返すと、アイリは自分の端末を片手で操作し、そのまま耳に当てた。

諦観は「ていかん」「たいかん」どちらでもいいそうですが一先ず前者でルビを振っています


【追加】

誤字とルビ修正しました

文字を変更しました


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