第9話 雪山エリアの隠れボス及び囚われた父の友人
普段と違うベットでの就寝だったが、もふもふのぬいぐるみ君のお陰で安眠できた。
ギュウッとぬいぐるみに顔を埋めてから、名残惜しいが起床する。シーツ等に浄化を掛けて、メイド服に着替え、朝食の準備をする。肉片入りのパンは人数残っているし、簡単なサラダとコーンスープを作り、先に食べた。姫様とミリエの分はお皿に入れて、構えておく。そのあと、2人を叩き起こして朝食を摂らせ、私は雪山エリアに挑む。
雪山エリアは名の通りの場所だ。エリアの入り口は雪山の麓にある村で魔物が徘徊している。目視可能なのは雪男とスライムフローズンだけでアイスボールの姿は見えない。
アイスボールの性質上、姿を晒して移動していることはない。必ずどこかで潜伏し、攻撃対象が通り掛るのを待ち望んでいる。聞いた話だと村では家の軒下とか影に潜んでいるらしいが、雪山に入ると本格的に面倒で、降り積もった雪の中に潜伏し、突如出現して不意打ちされたり、通り過ぎてから現れて背後からズドンッ、何てことも珍しくなかったという。一応、盗賊のときみたいに探査して、大まかな位置情報は掴んでおく。村の中には20体いるようだ。それと実は昨日、面白い発見があった。ダンジョン内の魔物のHPは見たいと念じながら魔物の頭上を見ていると段々と視認できるようになる。私はもう完璧に習得したから、常にHPゲージが見えている。雪男は50cm、スライムフローズンは40cm、
アイスボールは30cmくらいだ。とりあえず、アイスボールから潰すことにした。
魔力でつくった球をスキル投擲で放つ。最初の標的は村の入り口から一番近い家の軒下の1体。ビュンッ、霞む速度で投球された球が寸分違わずにアイスボールを撃ち抜く。
瞬間、バリンと割れる音が響き、アイスボールのゲージが無くなる。アイスボールがいた位置を亜空間で浚うとちゃんとドロップがあり、同じ方法で村にいるアイスボールは全部倒した。残りは雪男とスライムフローズンだ。今日は素手で行く。よく考えてみると、生徒会長の急所を蹴り潰したいなら生半可な速度と威力の蹴りじゃ駄目だと思った。
なので、今日は素手で。もっと突き詰めると蹴りで魔物を倒すことにした。
幸いにも雪山エリアは樹海エリアのようにバカみたいな量の魔物が出てきたりはしない。
その点は安心できるのだ。身体強化と闘気で身体能力を増強して、疾駆する。
最初の標的は雪男。無防備に背を向けている個体を狙う。一瞬で音速域に到達し、そのまま右膝で首に跳び膝蹴りをかます。音速でかました蹴りだ。相当なダメージでゲージが半分と少し減少する。ぐらつく背を左足の爪先で蹴り付けた反動により後退し、間髪入れずに攻める。我武者羅に放たれた裏拳を低姿勢で躱し、状態をのけ反らせんばかりの勢いで右足を跳ね上げる。爪先に闘気を纏わせた蹴りは雪男の急所を手加減など無く、急襲した。
ドゴンッ、男なら誰しも恐怖したはずだ。断じて急所を蹴って出る音ではない。雪男は白眼を向いて、死んだ。しかし、ただ死ぬだけで終わるつもりはなかったのか私が周囲を見回した時には村中の雪男やスライムフローズンが集結していた。
けれど、私の敵じゃない。一瞬で加速し、1体の雪男の眼前に移動する。そのまま、急所を蹴り上げ、尚且つスキル衝撃波を発動した。この組み合わせなら確実に潰せる。
急所攻撃に追い打ちを掛けるとんでもない衝撃に耐えられる男はそうそういない。雪男はやはり白眼を向いて絶命した。魔物達もやや呆然とする中、私の攻撃は終わらない。
足裏に闘気でつくったトゲトゲを装着し、スライムフローズンを核ごと踏み抜いていく。
4体目のスライムフローズンを踏み殺した頃、漸く硬直が解けたのか魔物が動き始める。
今の私には問題にもならない。固有スキルサディストが発動中の私は若干戦闘狂気味なのだ。接近すれば、殺してくれと懇願しているに等しい。背後から一斉に襲って来る雪男3体に軽く1発ずつ拳を当てる。スキル一撃必倒を発動。それは攻撃が少し対象に掠っただけで相手が引っ繰り返る。ある意味理不尽なスキルだ。引っ繰り返った雪男の無防備な急所をトゲトゲ付きの足裏で踏み付けた。ビシャッ、飛び散る血と雪男の絶叫が心地良い。
しかしダメージ的には不足なのか死に至らないので、顔面を踏み抜いた。頭蓋骨を破壊する感覚が生々しく伝わるが、気にしない。スキルの効果切れで起き上がる雪男の脇腹に蹴りを放つ。その異様に鋭い蹴りは雪男の脇腹に突き刺さり、スキル衝撃波を発動した。
瞬間、ゲージが消える。発生した衝撃波が雪男の内部を無茶苦茶に破壊したのだ。仲間の死に怒り狂うもう1体が振り上げ、振り下ろした拳を側面から蹴りを入れ、軌道をずらす。軌道をずらされ尚且つ力任せだった所為で体勢が大きく崩れる雪男、隙だらけになった強靭な筋肉を持つ腹部を蹴った。雪男の腹筋は大した硬度を誇っていたが、纏っていた闘気を注入して爆裂させた。内部からの攻撃は非常に強力で凶悪だ。絶命以外に末路はない。
ドロップを回収し、魔力障壁を展開する。数瞬遅れて強烈な冷気が障壁の表面を凍らせた。スライムフローズンだ。属性の無いスライムは非力で雑魚だが、属性を持つスライムは時として強者として君臨する。どこかの迷宮にはスライムのボスもいるらしい。
一概にはスライムが最弱とは言い難い。冷気の放射線状から退いて現状を確認するとスライム達が密集して冷気を放っていた。スライムなりの知恵なのだろう。少し感心した。
けれど、残念だ。空間をスライムの背後に繋げ、蹴りを放つ。それは繋がった空間、スライムの後方から寸分違わずに直撃した。密集していたスライム6体が飛散する。
まだ、ゲージは残っていた。スライムは肉体が飛び散っても核があれば、再生可能な魔物で今も徐々にゲージが回復していく。しかし、途中で回復がピタッと止まった。
はて、不思議に思っていると予想外の出来事が起こる。私はそれを初めて見た。
飛散したスライムフローズンの肉体が一か所に集まって、1つになったのだ。
通常のスライムが人間の頭程度の大きさなのに対して、目の前のそれはあまりに大き過ぎる。スライムが大凡球形だと考えた時、眼前のそれは直径1mの球だ。しかも、ゲージは6体分の240cmではなく3mだった。上位種になったから、HPも増えたみたいな感じで解釈していいのだろうか?そして、私はその解釈が間違ってないと悟ることになる。
仮称,キングフローズンがタメに入り、恐らく冷気を放つ気だろうと思って障壁を展開し、少し遅れて冷気が・・否、冷気の光線が放たれた。障壁から伝わる威力もさることながら、氷結のスピードがとんでもない。どんどん障壁を侵食し、やがて皹が入る。
咄嗟の判断でキングフローズンの後ろに空間を繋げて、回避し、がら空きの背後から鋭く蹴りを入れる。キングフローズンの表面が凹み、吹き飛ぶ。ゲージは5分の1減少したが、
数秒で満タンまで回復した。ある仮説を立ててみる。キングフローズンの放つ冷気の光線は6体のスライムフローズンが持つ冷気の威力を相乗したもので、あの異常な回復速度は6体分の核がやつの体内にあるからだ。そう思うと納得がいく。倒すなら一気にHPを削り切って、核を潰す必要がある。そして思いついたのは、昨日のボス戦で取得した固有スキル魔闘殺を爪先から放つこと。固有スキル魔闘殺は魔力と闘気と殺気を混ぜ合わせて放つ技で本当は接触する必要はないのだが、そこはモチベーションの問題だ。
昨日の感覚を思い出しながらスキルを発動する。さすが自分でやるよりスキルの方が手順を省けるため速いが、自分でやればもっと高威力の魔闘殺を放てるだろう。魔闘殺の様に自身で生み出した技がスキルに昇華したものはスキルとして発動するとき、最初に発動した時の威力と同じ威力で発動する。スキルのLv,威力は上がるが、それでも自力でやる方が出力は出せる。それでも、速さが重要な戦闘においてスキルの方が重宝されるのは必然だ。
キングフローズンが再び冷気の光線を撃とうとするがダッシュと疾風迅雷の併用で放たれる前に間合いを詰め切り、蹴りを叩き込んだ。衝突の瞬間に魔闘殺が放たれた。
それはキングフローズンごと背後に建つ村で一番良い造りの家を破壊した。
ドロップを回収した後、崩壊した家をふと見たとき、軒下に階段のようなものが見えた。
生憎、瓦礫に埋まってよくは見えないので瓦礫を撤去すると間違いなく階段があった。
好奇心に負けて、階段を下りて行くと通路があった。通路の左右には牢屋のような空間があり、そこには金品や武器と一緒に白骨死体があった。そして、姿が霞んでいる人間がいた。空間の数は20。そのどれにも共通して金品と武器、白骨死体と幽霊がいて、一様に意識があって解放してくれと懇願された。事の全容をゆっくりと聞くと幽霊の方々も落ち着きを取り戻して、ポツリポツリと話してくれた。
空間の数に対応した20人は全員冒険者で5人ずつのパーティーを組んでいたそうだ。
パーティー同士で付き合いがあり、それぞれ全員が知り合いだと言う。ある時、この星駆ける天宮に挑むことになって、無事に雪山エリアに到達したらしい。それで私と同様にこの階段を発見して、この通路の続く先に行ったそうだ。その先に居たボスに負けて以来、ここに囚われているそうだ。一応、ここに何時から居るか聞くと凡そ50年になるという。
50年前、ふと気になったので、聞いてみた。
「もしや貴方達は疾風の騎士団、重撃の騎士団、魔砲連盟、拳闘士団の方々ですか?」
最初は驚いていたが、その通りだと確認が取れた。先に上げた4つのパーティーは50年前において知らぬ者はおらず、知らぬ者は冒険者失格とまで言われた伝説的パーティーで突如、消え去ったことで有名だったらしい。どうして、知っているかと聞かれ、小さい頃、父が教えてくれたと答えた。父の名前も言うと、案の定知り合いらしかった。この人達の話をする父は楽しそうで、同時に寂しげだった。何となく知り合いだったんだろうと解釈していたわけである。そして、今はどうしているか聞かれ正直に答えた。
彼らは一瞬沈黙した後、「あいつらしい」と一言呟いた。
私は探索のことをすっかり忘れて若い頃の父の話しに聞き入った。
彼らが父と最初にあったのは換金所で異常に強いくせに物の鑑定が好きで少しおかしなやつだったらしく、思わず笑ってしまった。私が出会ったのも換金所だったなと思う。
それから、ときどき一緒に依頼を受ける様になって、いよいよおかしなやつだと思う様になった。その要因は本人が平民の出だと言うのに職業の1つが執事で接すれば解るが、異常に礼儀正しかった事と色々スペックが変だった所為らしい。問い詰めると実は当時の第三王女専属の執事をしていると判明した。彼らは驚いたが、凄いなくらいにしか思わなかったそうだ。それで長く付き合っていて、ある時に事件が起こった。その事件第三王女誘拐事件が父を英雄にした・・否、父が英雄になった事件だという。第三王女を攫ったのはS+ランクの黒騎士という魔物で目的は想像に容易く嫁にほしい、そんな理由だった。当時の帝王は半ば諦めており、その他の王族は悲しみに暮れていた。そんな折に父は帝王に「黒騎士を倒したら姫様を自分にください」と言ってから、あっさり黒騎士を倒して、ちゃっかり第三王女と結婚したそうだ。中々、本当に波乱万丈な人生をだったらしい。
そんな風に話を聞き、終わった時には大分時間が経っていた。それで、話を本題に戻す。
彼らを解放するには、十中八九ボスを倒す必要がある。そのボスが如何ほどの強さなのか解らないのだ。ただ、彼らを負かす程度には強い様だ。この時点で彼らを見捨てるなんて選択肢は存在していない。悩んでいると、疾風の騎士団のリーダーさんが
「固有スキルの継承を先にした方がいいんじゃないか」
と言った。「そうだな」と頷く彼らに流され、継承はとんとん拍子で進んだ。
継承した固有スキルは魔砲、砲撃力増加、重量増大、筋力倍増、電光石火、縮地、爆裂掌、一撃千蹴の計8個だ。そのうち、砲撃力増加と筋力倍増は常時発動中のスキルの様だ。
そして、ボスについて詳しく聞いた。姿は半径2mの球体でアイスボールを巨大化したもの。
硬さはアイスボールの数十倍、HPゲージは10mが10段。つまり、HP,5000000。
攻撃は突進と冷凍光線にアイスニードルという魔法。尚且つ動く速さは音速手前だという。
どんな化け物だ、それ・・と思う。とりあえず、真っ向勝負じゃ分が悪い。
私は一旦、そこを出た。準備を整えるためだ。出てくる前に通路の先の突き当たりにある扉を少し開けて、中を見ると彼らの言った通りの魔物がいた。試しに断絶斬を使ったら、3段一気にゲージを減らせた・・が、秒速4cmの速さでゲージが回復し始めたのだ。
裂空斬だと5mゲージが減る。それを何度か繰り返し、中心の部分を攻撃すれば、裂空斬で最大8m一気に減らせた。断絶斬だと最大4段だ。けれど、4段目まで削った場合、回復速度が秒速5cmになる。恐らく段数に比例して回復速度も上がっていく。普通に魔力製の球を身体強化+闘気でスキル投擲を発動すると1cmだ。闘気の凝縮球だと2cm、殺気のも2cm、3種類合成だと6cmだ。非常に厄介だと言わざるを得ない。ここは空間魔法使いの本領を発揮する時だ。魔物でも何でも利用できる物及び者は利用する。
気分の乗ってきた私は高笑いしながら登山道を疾駆する。出現する魔物は薙ぎ倒し、ドロップは亜空間で回収。ハイテンションでやってきましたボスフロア。
ボスはスノーオーガ。HPゲージは3m。しかし、あれを見た後では雑魚にしか思えない。
継承したばかりの一撃千蹴をスノーオーガの急所に遠慮なく蹴り入れる。
かくしてスノーオーガは死んだ。それは弱点へのピンポイント攻撃であったからと、受けた攻撃が一撃千蹴だったことに起因する。弱点への攻撃は通常よりダメージが多い。
そこに一撃千蹴という一撃で千回蹴られたと同等のダメージを与える技が直撃したのだ。
HP150000程度では耐え切れるわけがない。ドロップは永氷の斧と15,000ダラス。
本日の集計。氷の結晶113個、氷の核132個、氷の巨核1個、溶けない雪の結晶120個、永氷の斧1本、96,200ダラス。砂漠エリアの到達後、テントの場所に空間を繋ぎ、戻った。
そして悟るのだ。面倒事が起きてる最中に戻ってきたらしいと。
何やら緊張した面持ちの教師陣に小さい声で状況を聞いた瞬間に頭の中の何かがプツンと切れた。テンションも下がる。1年前の、やつらの関係者。いや、大元というべきか。
私から本当の家族を奪って行った盗賊団の本隊。殺してやったあれは一部だったらしい。
で、今は姫様とミリエ含む30名の生徒を人質に取って、私を誘き出そうとしている。
何でも、1年前に俺達の仲間を殺した黒髪の生徒を出せと言っているそうだから、目当ては私としか考えられない。全く、こっちは父の友人を助ける準備をするつもりだったのに。
つくづく私の邪魔をしたいらしい。盗賊の総数は100人を超え、今は星駆ける天宮の入り口部分の街道に陣取っているそうだ。話を聞いた後、テントに戻り、隠蔽の外套を着て、フードは被らずに仮面を付ける。手に大鎌を持ち、入り口付近に空間を繋げて赴く。
そして視認した人質の30名はこちらに見える位置で全員座らされ、盗賊達がその周りを円状に囲んで立っている。あれなら、問題ない。継承した固有スキル縮地(自身のLv×1m範囲なら何処でも転移できる)で人質を囲む円の中に転移し、スキル鬼狩りを使い巨大化した鎌を360°振り回した。周囲を囲んでいた盗賊の首が落ち、鮮血が飛沫を上げる。
生徒達の表情は驚愕に染まり、次第に青くなって行く。確かに精神衛生上よくないか。
30名を亜空間で包んで、教師陣の前に移した。
「何者だ、てめぇ!」
リーダー格と思われる盗賊の男が声を上げた。仮面の中で密かに笑う。
「1年前、貴方の部下に全てを奪われた復讐者ですが?ついで言うと貴方の部下の命を頂戴した当人でもありますし、貴方達の間では【盗賊狩り】や【死神】の名で親しまれている存在です。本当に貴方達は残念な方々ですね。大人しくしていれば、いいものを。雑魚が私の前に大勢現れたりしたら、こんな風に命を刈り取られてしまいますよ」
大鎌を一閃、それだけでよかった。固有スキル裂空斬、そのスキルは容赦なく盗賊どもの首を切断し、赤い色で風景を彩った。凄絶な光景に嘔吐する生徒も少なくない。甘いな、甘い。殺られる前に殺る、これは基本だ。それでも嘔吐する生徒を見て少し私は羨ましかった。私には死体を見て、吐くなんてもうできない。殺すことに戸惑いがない、私はそんな人間だ。あの程度で吐くなんて、随分と綺麗に育てられたんだなと思う。私の手は、もう汚れているのに。本当に綺麗な君達が羨ましい。
鬼狩りを解除して、縮地を繰り返しテントに戻って隠蔽の外套を脱いで亜空間に片づけた。
大鎌も浄化で綺麗にしてから片した。
それから、何食わぬ顔で姫様とミリエを迎えに行く。まあ、ミリエは冒険者の私を知ってるから、別に問題はないのだが。自分の護衛が大勢の人を殺して平然としている人間だと知ったら、姫様はどう思うだろうか?私には分からない。
けれど、落ち込んでいる暇はないのだ。生徒会長の急所を蹴り潰し、父の友人方を解放するために色々としないといけない。あれも少し私情が混じるが、護衛として当然の行動だ
「シェアラ、私は嫌いにならないよ」
「そうなの」
と、自分を納得させるため自己暗示を掛けている時に襲撃を受けた。姫様とミリエだ。
「ありがとう」と言う姫様の顔を見て、反省した。どうやら自分は主人のことを甘く見ていたらしい。彼女の目は歴とした王族の、民の上に立つ者の目をしていた。可愛いだけの主人ではない。素晴らしい王たる者の縁者、可愛く芯の強い主人だ。
あと、どれほどメイドで居られるだろう?出来る限り、目標を立てて、刻限までに人側の人生を満喫しないと・・。みんなの分も生きたかったのに、運命は残酷だ。




