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プロローグ

プロローグ

「気持ち悪い」「犯罪書予備軍」「近づかないで」

それは俺に向けられた嫌悪の言葉だ。

 

高校生になり4ヶ月を迎えた。友ができ、少しばかり気になる女子もいる。

至って一般的な高校生活を送っていた。だが夏休みの終わり、バレてしまった。隠していたのに。

友に俺がロリコンであることがバレた。夏休み、俺の家に突然友が訪れてきた。

咄嗟に押し入れに押し込んだが見られてしまった。

それは俺のロリグッズたちだった。フィギュアに漫画、ロリが主役の薄い本。その他にも多くの隠していたものが。親にも隠していたのに。友は笑っていたがその目の奥には嫌悪が見えた。

「お願いだ。この事は誰にも言わないでくれ。」

「当たり前だろ。俺とお前の秘密だ。」

俺はこの時安心した。だがそれは杞憂だった。


夏休みが終わり、夏休み明け初の登校日。教室に入ると何故だか周りがざわついた。

隣の席のクラスメイトが俺を見ている。どうしたんんだ。

すると彼が話しかけてきた。

「君がロリコンだっていう話を聞いたんだけど本当?」

何故だ。どうして。友しか知らないはずなのにどうして彼が知っているんだ。

もしや友がバラしたのか。俺は動揺しながらも彼に聞いた。

「どこでそれを聞いたんだ?」

「いや、、、クラスの人がそんな話をしているのが聞こえて、、。」

俺の頭には多くの考えが巡っていた。俺は教室にいた友の元へ向かった。

「おまえ、、!バラしたのか。」

親友は急に焦り出し、意味も分からない言い訳を言い始めた。

「いや、俺が皆んなに教えたわけじゃないよ。口が滑っただけと言うか、広めたのは別の奴というか。」

俺が唐突に質問をした時、何のことだとも聞かず、否定もしない時点で分かってはいたが、やはりコイツだったのか。コイツが広めたのでは無いかもしれないが共犯だ。

いつもと同じ教室の光景だが、クラスメイトの俺への態度だけが違う。

HRを終え、授業を受け、昼飯を食い、また授業を受ける。そんないつも通りの日常が壊れた。

俺がクラスメイトに話しかけると皆んなはやはり俺に軽蔑の目を向けた。

言葉には出していないがひしひしと伝わる。消えてしまいたい。


翌日、俺は登校したくなかったが登校するしかなかった。

下駄箱へ向かうと俺の靴箱に何か手紙が入っていた。

「気持ち悪いんだよロリコンが。犯罪者予備軍は学校に来るな。もう自分達に近づくな。」

宛名は書いていなかったが誰が書いたかなんて容易に想像できる。それを見ると俺は逃げ帰るよに学校を早退した。

先生には体調不良だと説明したが、俺にはもうあの教室に入る勇気はない。

俺はその日から不登校になった。親からは

「急にどうしたのよ」「夏休み前までは楽しそうだったのに」「理由を教えて」

親に理由なんて教えられる訳ないだろ。親にまで軽蔑の眼差しを向けられたら俺はもう。

そこからはトイレ以外部屋からは出ない生活になった。飯は親が部屋の前に置いていった。

友や一部のクラスメイトからはスマホで謝罪の連絡が来たが、同時に他のクラスメイトからは嫌悪の言葉が届いた。

この趣味を分かってくれる人なんて俺の周りにはいない。もう部屋から出るのが怖い。


そうして俺は高校3年生になった。

まああれから一度も学校には行っていないのだが。

あれからも時々連絡が来た。謝罪と嫌悪の言葉だ。入学から卒業の年まで飽きないやつもいるのだなと、俺はもうすでに呆れていた。

だが、俺はまだこの部屋から出ることが出来ない。そんな自分が嫌になる。

毎日が同じことの繰り返し。俺はもうこの生活に飽き飽きしていた。

「外に出たい。」

不意に口からこの言葉が出てきた。

自分にまだこんな気持ちが残っていたのかと少しばかし驚いたが、無理なことだ。

俺はそんなことを考えながら眠りについた。




 

初めて投稿作品でおかしな点も多々あるかもしれませんが今後ともこの作品を見ていただければ幸いです。

この作品を気に入っていただけたら是非フォローといいねをよろしくお願いします

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